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#7 厨房のありすを研究者が見てみた①

おはようございます~!
いよいよ明日は倖生君の誕生日ですね~~!(いきなり内輪ネタ)
あ、倖生君は3月でしたね…笑

昨日から始まった「厨房のありす」おもしろいですよね~!最近「フェルマーの料理」しかりこういった「食」と何かを掛け合わせたドラマが流行っている気がします。今日は厨房のありす1話の感想とゆる~く解説をしたいなと思います!


1-1.お前誰だよ

いきなり解説するっていっても「お前何様のつもりだよ」とか聞かれそうなので軽く自己紹介。

既にXなどで仲良くしてくれている方もいますが、「こた」
という名前でやらさせてもらっています。

・25歳メンズ
・強火永瀬担
・管理栄養士の資格持ち
・大学院で「料理」×「化学(科学)」について研究している

こんな感じですね~
高校時代はベンゼン環ひたすら書いており、いかにあの「ベンゼン環」を早く書いて問題を解くのかに注力していました。
内容としてはありすみたいに化学式ポンポン出しながら研究する部分もありますがどちらかというと「既存の食品をどう食べやすくするかの素材開発」「この間の震災があった時に被災者はどういうものが心理的・物理的に食べたくなるのか」みたいな人の心の内面についても研究しています。

一応学会などにも出ており、管理栄養士の資格は持っていますが、お手柔らかに楽しく見てもらえればうれしいです!


2-1.軽く解説:ビタミンB1

では解説を簡単にしていきたいと思います。
まずビタミンB1ですが、これは水に溶けることの出来るビタミンである水溶性ビタミンの一部で、「糖質代謝」という糖質を燃やしてエネルギーに変えるときに必要なビタミンです。「疲労回復」に有効なのは糖質をエネルギーに変える働きから、ビタミンB1が足りない→エネルギーに変換できない→疲れやすくなるということですね。


わかりやすい図を載せておきます

ここのATPがいわゆるエネルギーにあたる部分でその生成過程に必要というわけですね~(途中のクエン酸回路のクエン酸はよく聞くやつと同じです)


2-2.軽く解説:アリシン

アリシンは強いにおいを含むにんにくやねぎなどのユリ科の野菜に多く含まれています。生の状態に含まれる「アリイン」という物質が切る・潰すなど分解することで生成されます。アリシンは上であげたビタミンB1の働きを助ける効果があるということで、糖質代謝にも活躍してくれるというわけです。


2-3.軽く解説:ヘム鉄と非ヘム鉄

「ヘム」と突然出てきてなんだこれ??ってなった人も多いと思います。
鉄分には2つ種類があり、こちらは画像があったので引用しながら解説していきます。

ヘム鉄と非ヘム鉄

主に動物性か植物性で分けられます。(価数はとりあえず無視して大丈夫です!)

ありすちゃんも話していましたが、玄米は非ヘム鉄の吸収を阻害してしまうんですよね~

吸収割合は例えば鉄分を100摂った時に実際に体内で吸収される割合のことです。ヘム鉄の方が割合が高いことから、特に鉄分を取る時は動物性食品から摂取した方が吸収効率がよく、非ヘム鉄の場合はビタミンCなんかと一緒に採ってみるのがいいと思います。

※2024/01/24 追記です。
発酵食品と玄米の組み合わせについて。
確かにドラマ内ではダメとありましたが、それは鉄分を摂取したいときだと思います。
(玄米が鉄分の吸収を阻害するため)

ただ、たんぱく質やアミノ酸を摂取するのが目的の場合は一緒に摂取するのがおすすめですし、中には玄米は鉄分の吸収を阻害しますがそこまで気にするほどではないとの意見もありました。

詳しくは下の記事を見てみてください!!

3-1.最後に

楽しく自担を拝めながら料理の勉強もできるなんて素晴らしいですね~!!

内容としては特に玄米に含まれている不溶性食物繊維と非ヘム鉄が一緒に排出されるのはおもしろいですよね~特に最近の日本人は「白米よりも玄米!」と話している人が多いですが、白米にも白米の良さが栄養価的にもあると感じます。自分たちの判断軸をこのような化学的視点から少しずつ意識できるといいですよね!

また来週も楽しく勉強していきたいと思います!この1週間は永瀬バースデーもあるので盛り上げていきましょう!!

(こーせー君のアクスタ求む!!!!!)

最後まで見てくださりありがとうございました!!

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