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めざせ!ファーストペンギン

みなさんこんにちは、システムフォレストの富山です。

突然ですが「ファーストペンギン」という言葉をご存知ですか?

「ファーストペンギン」とはペンギンの習性から生まれた言葉で、しばしばビジネス用語として用いられることがあります。

ファーストペンギンとは?

「ファーストペンギン」とは、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛びこむ1羽のペンギンのこと。転じて、その“勇敢なペンギン”のように、リスクを恐れず初めてのことに挑戦するベンチャー精神の持ち主を、米国では敬意を込めて「ファーストペンギン」と呼びます。日本でも、NHKの朝の連続ドラマでそのエピソードが紹介され、広く一般に知られるようになりました。

(日本の人事部より引用)

リスクを負うのか、安全第一なのか

魚がいそうな海を目の前にして、ペンギンは飛び込むことを躊躇します。魚はいないのか?いや獰猛な肉食獣はいないのか?群れになったペンギンは氷上から海中を窺います。多くのペンギンは命の危険を感じてむやみに飛び込んだりはしません。

その中でも勇敢なペンギンは大胆にも海中へ飛び込みます。飛び込んだペンギンが天敵に襲われるのか、大量の魚をゲットするのか、その様子を群れのペンギンたちは恐る恐る見ています。その結果、安全で確実に魚が取れることがわかると一斉に残りのペンギンは飛び込んでいきます。

ペンギンが一匹飛び込んだだけでは、魚はたいして驚かず、ライバルもいないので、「ファーストペンギン」は獲物を十分にとることができるそうです。しかし後発の大量のペンギンが海中に飛び込むと、魚は音や衝撃に驚いて散り散りに逃げ、結局多くのペンギンたちは獲物を取ることができなくなってしまいます。

ファーストペンギンの映像
https://youtu.be/qm8YHLEaeZA

イノベーションを起こすのはファーストペンギン!?

私も若手の起業家合宿で久しぶりにこの言葉を聞いて、なるほどと思いました。単に市場を取るということではなく、起業家に「一歩を踏み出させる勇気」の例えとして、その場面では語られましたが、事業を興すだけではなく、物事を判断する際の基準であっても、時には「ファーストペンギン」的な思考や行動が必要な場面があるだろうと思います。

特に地方では昔ながらの商習慣や地域の慣習というものが根強く、逆に「ファーストペンギン」的な思考や行動をする人間が「浮いてしまう」ことがよくあります。これは組織であっても同じことがあるのかもしれまん。だから「まちづくり」には「よそ者、若もの、バカもの」が必要と言われる所以なのかもしれません。

1年やって上手く行かなかったこと。5年やって上手く行かなかったこと。
それはそれでスケールしなかったということなので、ここで思い切ってイノベーションをもたらす人材を登用して変えていく勇気が必要かもしれません。あるいは、自らが「ファーストペンギン」となり、地域を牽引することも必要です。もちろん地域に適正な人材がいなければ、そういう人材にきていただくということも重要です。

そういったイノベ―ティブな人材の邪魔だけは決してしてはいけません。批判をしたり、評論家にならずに、ぜひ「応援する」ことをおすすめします。彼ら「ファーストペンギン」の思考とは「一緒にその空間を共有して体感すること」で理解が深まるからです。

このフェスティバルの動画も、1人の熱狂的な「ファーストペンギン」によってももたらせられた奇跡ですね。冷ややかだった周囲が変わる様を観てください。

某所フェスティバルでのファーストペンギン
https://youtu.be/GA8z7f7a2Pk

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