永遠耳痒

元・銀行員(個人営業)。現在は大手人材会社にて転職エージェント。個人投資家。一口馬主。…

永遠耳痒

元・銀行員(個人営業)。現在は大手人材会社にて転職エージェント。個人投資家。一口馬主。6輪生活者。お笑い・音楽・アート・キャンプ・料理・ラジオ・サウナ・ウイスキー・筋トレ好き。過去に結婚破棄を経験。

最近の記事

紅しょうおめでとう!涙が溢れてきました!

    • 銀行の個人営業(リテール)を辞めた話⑦

      5年目の銀行員生活は闘いだった。 ーーー 自分の信じる営業スタイルを確立その当時、銀行に来店誘致をする専門部隊が立ち上がっていた。 2年目に突入したそのプロジェクトは、いかに誘致されたお客様から利益を上げられるか。私を始めとする若手たちは、支店内で激しい競争にさらされていた。 CV(コンバージョン)率と言う数字を主に競い合っていた。 100万円以上の金融商品販売を一人のお客さんから販売する。 それが「初めまして」で販売すると100%。 2回目の来店で販売すると50%。

      • 銀行の個人営業(リテール)を辞めた話⑥

        時を少し現代に戻してみる。 私が銀行を辞めた理由について、書きたい。 やはりパワハラがあったのだと思う。 この“思う”というのは、 周りから見れば明らかなのだが、当時の僕は精神的な疲労に加え肉体的な疲労も抱えており、自身に降りかかることを正常に反応できていなかった。 出向先(辞める直前はグループ会社に出向していた)に上司から、以下の言葉をかけられた記憶がある。 「〇〇(仕事に関わる)の知識が無いのならせめて役に立つくらいしてくださいよ」 「この仕事、ほんとにやれますか

        • 銀行の個人営業(リテール)を辞めた話⑤

          4年目の10月。 銀行に入って3年半が経過した時、初めての異動を経験する。 同期達はすでに丸3年、つまり4年目の4月に全員異動しており、私だけ半年遅れた。 気にしていないと言えば嘘になるが、とうとう「あいつが関東に来る」みたいな話が同期内で出たのは少し嬉しかった。 ーーー 猛者達ひしめく大型支店で異動前述した支店長から、「〇〇支店はまずお客様との取引額も大きくなる。優秀な人も多い。その中でお前らしく頑張れば大丈夫」と送り出された。 前の支店の2倍以上のセールススタッフ

        紅しょうおめでとう!涙が溢れてきました!

          銀行の個人営業(リテール)を辞めた話④

          銀行員として、2年目を迎えた年に、大きな出来事が起きた。 ーーー 恐怖支店長との出会い大きな異動をそれまで経験していなかった私は、銀行のいわゆる全国転勤の“スピード感”を経験したことも初めてだし、何より、支店長(上司)が変わる経験をしたことも新鮮だった。 その時に初めて上司が変わることによる、『自分に起こる状況変化』が著しいことを知ったし、何より人生さえも大きく変えてしまう出来事になる。 新しく迎えれらた支店長は、今までの支店長よりも若く、とにかくかっこいい方だった。

          銀行の個人営業(リテール)を辞めた話④

          銀行の個人営業(リテール)を辞めた話③

          関西の地方都市に新卒配属され、一年が経過しようとしていた。 私のように銀行の支店に配属され、金融商品販売に従事する同期は全部で23人いた。 1年目は研修をこなし、支店に戻っても人事部と営業の人材開発部が作成した、カリキュラムや目標を月次で達成していく。 研修は、手厚かった。 2ヶ月の全体研修。 その後、それぞれの部門に分かれ、1週間の社内システムの動作・マニュアル・使用研修、3週間のコールセンター研修、そして、1週間の顧客勧奨架電研修だをこなした。 今思えば、全て「競争」

          銀行の個人営業(リテール)を辞めた話③

          銀行の個人営業(リテール)を辞めた話②

          関西の地方都市にある店舗で、全く尊敬できない先輩達に囲まれて仕事していた新人時代。 そんな店舗は全体の飲み会も酷い。 おつぼねや年増が多かったからか、飲み会の場所や料理の質、もてなし、挨拶の段取り、席次など、注文が多く、どれか一個でも上手くいかない場合でも、飲み会その場で私は叱責された。 半べそだが、周りも助けてくれることは無く、同調して私を責め続けた。 こうした経験もあり、その後は全体の大きな飲み会を企画する度に、チェックリストのようなものを頭に浮かべ、段取りしていた。

          銀行の個人営業(リテール)を辞めた話②

          銀行の個人営業(リテール)を辞めた話①

          私は、11年勤めた都市銀行を辞めた30代の男性。 一貫してリテール営業を経験してきた。 現在は、7月末で退職し、無職期間中、一種のモラトリアムの中で生き心地を感じている。9月からはまた別の企業で働き始める。 このnoteでは、そんな社会人人生を振り返るとともに、「嫌だったなぁ」とか、「楽しかったなぁ」とかできるだけ本音の言葉を書き進めたいと思う。 「銀行のリテール営業は、一生をかけて続ける仕事では無い」と感じ、辞める決意をした。 辞めたいと思ったことは、計3回あったが、

          銀行の個人営業(リテール)を辞めた話①