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北の大地のロックフェス「ニコーリフレ SAPPORO」

8月、夏休みシーズンの札幌市内、 ホテルを予約することは諦めた。 どこも空いていない。 その時、歴史上の人物の言葉が頭をよぎる 「宿が空いてないなら、サウナに泊まればいいじゃない。」 向かったのは「ニコーリフレ SAPPORO」 サウナ室ではバスタオルをまくなど 特徴的なルールがある ちょうど23時のアウフグースにあわせて サウナ室に入る チュニックのように大きなバスタオルを衣に まとうオッサン達が 巨大なサウナストーブを丸く囲んでいる。 その光景は まるで古代ギリ

    • 舞浜ユーラシアの17周年記念企画プレミアムアウフグースに行ってきた。

      ビューサウナという壁1辺がガラスで 遠くに夢の国も見えるサウナ室に入る 景色より先に鼻が反応する 良い香りのお香が炊かれていた そして、階段状の座席に普段サウナで見慣れないお寺にあるような宝具が並ぶ それはまさに祈りを捧げる祭壇のようだった 入って5秒でこれはいつものサウナとは違う 神聖な領域に足を踏み入れたんだと 身体が理解した その場に居合わせた男女20名は 岩盤浴用の館内着に身を包んでいたが それはチベットの山奥で修行する僧侶の衣のようだった 全員が着席すると

      • 改良湯でアウフグースを受けてきた

        「うまくいけばアウフグース間に合うんとちゃう?」 彼女の言葉通り、急いで脱衣、洗体を済ませると サウナの入り口にスタッフが立っていた スレスレ、間に合って狭いサウナ室に腰をかける。 先ほど見かけたスタッフ いや熱波師が入ってきて口を開く。 「では、20時のアウフグースを始めます。辛くなった人は無理なく退室してください。」 「本日のアロマ水はクールミントです。ぜひ、香りも楽しんでください」 そう語るとBluetoothスピーカーから低音が鳴り響くR&Bがサウナ室に鳴り響いた

        • ONE MAN SLAM vol.2で読んだ「栄の片隅で妖精に魔法をかけられた」

          名古屋で開催された「ONE MAN SLAM vol.2 7/22@DreamCube」に エントリーしてきました。 内容はざっくり言うと今、名古屋のシーンで絶対的な強さを誇る MCにして詩人のししどさんと15人のスラマーが1戦ずつ戦うというものです。 スラマーとしては駆け出しの自分がどこまで戦えるのか そして、名古屋のシーンの皆さんにはどう評価されるのか楽しみでエントリーしたのが経緯です。 さて、詩の内容についてはもともと用意してたものもあったんですが 直前に名古屋が誇る

        北の大地のロックフェス「ニコーリフレ SAPPORO」

          スパリゾート オアシス御殿場の詩

          サ室は96℃ 段数は3段 3段目は奥行きがありゆったりとできる 昔なじみなクラシックサウナに焼かれ、蒸されていく ここからがこのサウナのだいご味 富士山の麓のこの土地で 水風呂はくみあげられた地下水 温度は15℃とキリリとしているが、肌にやさしいタッチ 水風呂で締まった体を露天風呂スペースへと運ぶ 完璧な導線の先にあるインフィニティチェアに体を倒す 道路に面したスペースは涼しい外気が入ってくる 日本一の山の麓で体験するととのいは いわば、山岳信仰であり、霊山のチカラを宿

          スパリゾート オアシス御殿場の詩

          サウナの短歌を作りましたVol.2

          水をまくと 精霊降臨し 身は癒え サウナの世界に 魅了されし 先日のKOTOBA Slam JAPAN 2023スターティングパーティーで 読んだ短歌の一部です。 ロウリュウで生れる蒸気に体が蒸されると 何か神秘的なチカラが舞い降りたような感覚になりますね サウナの本場フィンランドではサウナの蒸気には妖精が宿るという考えがあるそうです。 万物に神が宿ると考える日本人もびっくりですよね

          サウナの短歌を作りましたVol.2

          サウナの短歌作ってみました Vol.01

          サウナの詩を書いて朗読を続けています。 この度、短歌にも挑戦してくなって書いてみることにしました。 水風呂に    入って五つ      数え待つ          その身に纏う             水の羽衣 サウナ苦手な人に話を聞くとよくあるのが 「冷たい水風呂が苦手」「水風呂に入れない」と言う意見。 では、どうすれば克服して水風呂を楽しめるのか? 結論:水風呂にすっと入ったらじっとして「5秒」ゆっくりと数えてください。 身体の周りに薄い膜ができて、そのままず

          サウナの短歌作ってみました Vol.01

          サウナの詩を読みます (松戸 湯楽の里)

          仕事が終わり、カラダも頭の中も重くグッタリしている。 立ち上がり、車を走らせる。 荷物も衣類も重いものは全てロッカーに脱ぎ捨てて、入口をくぐる。 地元の人々に混じって念入りに体を洗う。 それは自分にとって儀式の前に身を清める行為と同じだ。 カラダの水滴を拭いて、サウナ室の扉を開ける サウナストーブが目につくところにないボナサウナは ロウリュウなしでも空気は暖かく柔らかい。 サウナ室には木材と蒸気の香りが充満する。 決して、オッサンの汗の香りではない。 ふと見た温度

          サウナの詩を読みます (松戸 湯楽の里)