ソムリエという生き方

「人はソムリエという職業を選ぶのではない。
 ソムリエという生き方を選ぶのだ。」

僕は約15年、ここ日本でソムリエとして生きてきた。
40歳を迎えた今、どうやら僕はまだソムリエとして生き延びている。

ただこれは昔からの僕の考えだが第一線で働くソムリエは若い方がいい。
※これは大事なことなので別の機会にしっかり書きたいと思う。
20代から30代前半にかけて色々なことを経験し、蓄積したものを
30代半ばから40にかけてしっかりと発揮し、現場に貢献してほしい。

そして僕のように40を越えて体力も落ちてきた頃には考えよう。
若い人間にその立場を譲り、自分自身の新たなステージへ上がることを。

もちろん僕より年上の先輩たちは今でも現場でバリバリやっているし
僕はそんな先輩たちを心から尊敬している。
当たり前だが必ずしも僕の言うとおりにすべきというわけではない。

ただ自分は40という年齢をひとつの節目と捉えており、
今後は一歩下がったところから業界に貢献できれば、と思っている。
注:決して今すぐ引退するわけではないです、はい。

それを踏まえたうえで少しでも多くの若いソムリエやソムリエを志す人たちに
僕の考えてることやワインに対する想いを伝えていければと切に願う。

その一環として始めたこのnoteでは僕が経験してきたワインやサービス、
レストランの現場での失敗談や成功例などいろいろと書いていきたい。
どれくらいの頻度で、かは今のところ僕にもわからないけれど(笑)。

さて。

日本はワインという分野において発達したマーケットだと考えられており、
日本でソムリエをするという事はその恩恵を受けるという事でもある。

情報に溢れ、望みさえすればあらゆる生産地や生産者のワインが手に入る。
インポーターや酒販店主催の試飲会だって枚挙に暇がない。
しかしこの現在の恵まれ過ぎた環境は決して当たり前のものではない。
偉大な先輩たちが何十年もかけて作り上げてくれた世界に誇るべき環境だ。

日々の現場での仕事の中で。
日常生活のあらゆる場面で。
自分がプロフェッショナルであることを意識して行動しよう。
先輩たちが作り上げてくれた環境に感謝を忘れず
世界に散在するありとあらゆる事柄を貪欲に学ぼう。

それこそが職業としてのソムリエではなく、生き方としてのソムリエだから。

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Tassy

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コメント2件

「サービス」がコンセプトのパンフレットで、田崎眞也さんにインタビューしたことがあります。そのとき、ソムリエって、究極の「おもてなし技術」の持ち主だと思いました。
川中紀行さま

コメントありがとうございます。
田崎さんは多くのソムリエの目標であり続ける素晴らしい方です。

仰るとおりソムリエは持てるすべてのおもてなし技術を駆使してサーヴする
とてもやりがいのある仕事です。もっと多くの若者にこの醍醐味を知ってほしいと願い
このnoteでささやかな発信をさせていただいてます。

今後もよろしくお願いします。
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