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2回目の緊急事態宣言

東京含む1都3県を対象に、2回目の緊急事態宣言が出ました。

年始ごろに「緊急事態宣言が出そうだ」というニュースを見たときからドキドキしていて、出るのか出ないのか、ものすごく気になっていた。

しかし、周りの反応はというと、そこまで大きな事象ととらえてなさそうだと感じる。
私の会社はフルリモートワーク。
会社の同僚たちに話をふると、「出るってずっと言ってて、〇日頃とか予告まであって、すぐに出さないよね~」だとか、「私は家にいるのに誰が夜出歩いてるんだろうね~」だとか、不安な様子はあまりなく、のんびり構えている感じがした。既に毎日リモートで自宅勤務なので、毎日の生活には大きな支障がないからだと思う。

私は結構気になっているけど、それは友達との予定もあるしデートの予定もある独身1人暮らしだからだろうか。

周囲を見ると、良く言えば平常心だけど、悪く言えば危機感がなくなっているように見える。

今住んでいる東京でコロナが感染拡大しているのだ。しかも2週間前の2倍以上になっている。みんなが夜全く出歩いてなくて、感染予防に気を付けていたとしても、そんなにマイペースでいられるのはすごい。

大してオチはないんだけども、なんだか周りと自分の温度差を感じるという話。

そもそも、私はアウトドア派で休日は人と過ごすのが好きなので、ずっと家にいるのは本来苦痛なのだ。例えば台風がくると言われてる日でも、雨脚が弱まったとたんに外に出るし、傘をさして散歩しにいく。
前回の緊急事態宣言時においても、ドラッグストアやスーパーに行く時間を心待ちに、毎日過ごしていた。コンビニの雑誌が変わっていると気持ちがはしゃいで、何かしら購入してしまう。少しでも外の空気が吸いたい。

そんな性格なので、緊急事態宣言が出ると、行動を制限されることでまずげんなりしているのだと思う。もちろん必要性はわかっているし、恐怖感もあるんだけども。


しかし一方、不思議なもので、制限された日々を送っていると、時々悟りを開いたような気持ちになる。いつも当たり前だった外向きの欲望(人に会いたい!知らない場所やものに触れたい!)を満たさず、食べる、寝る、家事をする日々、、、、
意外と、新しい発見があって悪くなかった。家をピカピカにして、断捨離をして、新しい家具やインテリア雑貨をネットで買う。メイクアップをしない分、いつもより高級なスキンケアを試してみる。自分を大切にするってこういうこと?って感じた瞬間がたくさんあった。
行動範囲が狭くなったとき、人ってどうなるのか?を経験させてくれたこの状況には感謝できる。

もうすぐワクチンが普及するそうだし、緊急事態宣言自体はあと1か月+αというところだろう。そのときまでは、行動範囲を狭めたときの自分に戻って、内向きの欲望を満たしてあげたい。

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