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ナレッジマネジメント・組織学習について参考にした書籍20選📚

前書き

ここ1〜2年ほど組織におけるナレッジマネジメントや組織学習について多くの書籍を読み漁っていました。
組織学習における深い専門知識はCULTIBASEさんなどでも記事が出ていますが、その背景にある基礎知識や基礎概念を知るためにおすすめの書籍をピックアップしてみました。(野中さんの本が多め)

自社において、ドキュメント管理のレイヤーで停滞してしまい本質的なナレッジマネジメントの推進に悩んでいる方や、組織学習を本格的に推進していきたい方におすすめです。

1冊ごとに詳しいコメントは残しませんが、特に気に入っているものにだけ少しコメントを挟んでいきます。

📚参考書籍20選+おまけ1選

知識創造企業

言わずと知れた野中先生、竹内先生の書籍です。SECIモデルなどナレッジマネジメントの基礎的な概念がこの書籍で提言されています。
この本を読んで死ぬほど衝撃と影響を受けました。


知識創造の方法論


知識創造経営のプリンシプル


コミュニティ・オブ・プラクティス

実践コミュニティについて書かれた本。めちゃくちゃ良い本です。
知識を高めあうコミュニティを成果につなげていく方法や、どのように組織に実践コミュニティを形成し支援していくのかといった具体的な話まで知ることができます。


ワイズカンパニー

前述の「知識創造企業」の続編となる書籍。
知識創造から知識実践へというサブタイトルからもわかる通り、ここでも実践を通して知識を知恵に昇華させる重要性やその知恵を獲得・活用する方法まで語られています。


MBB:思いのマネジメント


インターネットはいかに知の秩序を変えるか?


暗黙知の次元


実践知


企業法務におけるナレッジマネジメント

企業法務と書かれていますが業界・業種問わず、組織にナレッジマネジメントの考え方をインストールし組織学習につなげていくための生きた知見がわかりやすく書かれています。初心者におすすめ。


リクルートのナレッジマネジメント

ナレッジマネジメントを文化にまで押し上げ、今なお組織全体に根付いているリクルートさんの20年以上前の書籍。
よもやま文化や賞賛文化と共に価値創造が企業のエコシステムの中核に据えられているリクルートのナレッジマネジメントの原点がわかります。


学習する組織


ピープルウェア


ナレッジマネジメント


〈新装版〉 「経験知」を伝える技術


失敗の殿堂: 経営における「輝かしい失敗」の研究


「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ

これは「失敗の本質」という本の解説本のような立ち位置なのですが、わかりやすく入門編としてはおすすめです。


人と人の「つながり」に投資する企業―ソーシャル・キャピタルが信頼を育む

ナレッジマネジメントど真ん中の本ではないですが、組織学習を支える仕組みや文化を紐解いていたときに、やはり人と人のつながりが知識の伝達経路になることに気付き、こういった本を読み漁っていました。


凡才の集団は孤高の天才に勝る―「グループ・ジーニアス」が生み出すものすごいアイデア


組織における知識の共有と創造 -ソーシャル・キャピタル、私生活の人間関係、動機、自尊感情の視点から-


おまけ: チ。―地球の運動について―

壮大なナレッジマネジメントの話です(違うけど違わない)
おすすめです。


さいごに

ナレッジマネジメントというと「ドキュメントツールの導入や運用」のことを思い浮かべる方も多くいるかもしれません。しかし、これらの書籍に書かれているナレッジを得ると、ナレッジマネジメントの本質的な価値や効能、そして活かし方を知ることができます。

これらの書籍から学んだことはいずれどこかで言語化しようと思いますが、このnoteでは書籍紹介にとどめることにします。
ご興味ある方はぜひ読み漁っていただきたいですし、ナレッジマネジメントに一家言ある方は機会があればぜひお酒でも飲みながら語り合いましょう🍺

記事を最後まで読んでくださってありがとうございます。とても嬉しいです!