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何故か大学生になった俺が働いている本屋に人気がすごい後輩のJKが毎日やってくるんだが!?

俺は高校を卒業して大学生になって俺は一人暮らしを始めた

そのため俺はバイトをするようになった

高校時代は部活でサッカーをしていたので初めてのバイトで色々大変だが何とかやっている

俺が働いているバイト先は本屋さん

俺が通っていた高校の近くにある本屋さん

こじんまりとした雰囲気が溢れていて静かで好きである

高校1年生の時に知り幼い頃から本が好きで読む方だったのでこの本屋でバイトするようになり、頑張って働いているのだか、何故か高校時代の後輩がこの本屋に来るのだ

名前は岩本蓮加

俺の一個下でものすごく可愛い女子だ

ギャルとまでは言わないが今どきの女子高校生って感じだ

俺と蓮加が話すようになったのは蓮加がサッカー部のマネージャーになったからだった

俺が2年生の時に入学してきて蓮加みたいな可愛い女子がマネージャーになったことでみんな盛り上がっていたのを今でも覚えている

確かに蓮加とは何となく話す機会が多くて仲良い方だとは思っていたが俺がバイトしている本屋に来るのは流石にびっくりした

だって蓮加は本とか読むタイプじゃなかったからだ

たまたま本屋で働いている時に再会してそれから俺がいる日は高校終わり来るようになってオススメな本を聞いてきて買って帰ったりする

その次の時にはその本を読み終わっていて、感想を教えてくれる

今日は大学の講義がなく休みで朝から本屋で働いていたら蓮加が夕方にやってきた


蓮:〇〇先輩!この前進めてくださった本読みました!

〇:お、どうだった?

蓮:推理小説読んだことなかったし、最初は難しいかなって思ってたけど先輩が言ってた通り読み始めたら読む手が止まらなくてスラスラ読んじゃいました

蓮加は読んで本当に面白かったのだろう、笑顔で話していた



〇:ふふっそっか、そんなに喜んでもらえると俺も嬉しいよ

蓮:それに犯人があの人だったなんて思いもしませんでした

〇:俺も読んだ時の衝撃覚えてる

蓮:でも〇〇先輩って本当に本好きですよね、高校の時はそんなイメージなかったです、サッカー一筋なのかなって思ってましたもん

〇:まぁ確かに高校ではあんまり読んでなかったな、高校の時は家で読んでたからな

蓮:そうだったんですね

〇:うん

俺がそう頷くとバイトの先輩である絢音さんがやってくる

絢音さんは俺が高校1年の時にこの店を知った時からいる先輩でこの本屋をやっている鈴木さんのお孫さんだ

ものすごく綺麗な顔をしている

最近は鈴木さんが体調が悪く入院してるため俺と絢音さんの2人ってことが多い


絢:あ、〇〇くんちょっと話してるところごめんね

〇:全然大丈夫ですよ

俺が視線を蓮加から絢音さんへ向ける

その時一瞬蓮加の表情が視線の端に写り落ち込んでいるように見えた

〇:どうしたんですか?

絢:この前読みたいって言ってた本あったじゃん

〇:あーありましたね

絢:それが入荷するんだけど取っとく?

〇:え、いいんですか?

絢:うん、〇〇くん頑張ってるからね

〇:ありがとうございます

俺が絢音さんにお礼を伝えると蓮加が俺に話しかけてくる

蓮:あ、〇〇先輩ちょっと私やらないといけないものを思い出したので帰ります!

〇:そっか、わかったそれじゃまた

蓮:あ、はい!!また!

蓮加はそう言うと本屋を出ていった

絢:あれ、もしかして私邪魔しちゃったかな

〇:いやいや、そんなことないですよ

絢:そうかな?

〇:はい

絢:なら良かった

絢音さんが微笑んだ

それから俺と絢音さんは勤務時間まで働いた





私は〇〇先輩が働いている本屋を後にして家に着いた

私は〇〇先輩が好きだ

サッカー部でマネージャーをやっているのだがその時他の先輩や同級生、後輩たちは色々頼むばかりで困っている私を助けてくれることとかはなかった、でも〇〇先輩は困っている私を見つけるとすぐに助けてくれて一緒に色々なことをしてくれた

例えばボールに空気を入れたり、ゼッケンの洗濯とか部室の掃除他にも色々なことを手伝ってもらった

そして、気づいたら私は〇〇先輩のことを好きになっていた

最初はサッカーとか興味なくマネージャーがやってみたくてサッカー部のマネージャーとして入部した

でも〇〇先輩のことを好きになってたからは自然と〇〇先輩のプレーを見入っちゃうようになって気づいたらサッカーも好きになっていた

そして、今の本もそうだ

たまたま通りがかった本屋で〇〇先輩と再会して私はこれだ!って思いこれからも関係を築いていけるように本を読むようになった

今では本も好きになっている

でも最近私は気づいてしまった

そう、〇〇先輩は多分あそこの本屋さんの絢音さんのことが好きだってことに

話してる顔が私の時とは違くて楽しいんだろうなぁって感じるのだ

さっきも2人が楽しく会話する姿を見てられなくなり本屋を後にした


蓮:はぁどうしょう……

私が呟くと後ろから友達の梅と山が声をかけてくる

美:あ!蓮加じゃん!!

梅:本当だ!!どうしたの?本屋さん今日も行ってたんじゃないの?

蓮:う……それが……

梅:何かあったの?

蓮:いや、この前本屋さんに綺麗な人がいるって言ったでしょ?

美:あー確か絢音さん?だっけ

蓮:その人!その〇〇先輩と絢音さんが話してる姿を見てなんか見てられなくなっちゃって……帰ってきたの

梅:なるほどね〜本当に蓮加は〇〇先輩のこと好きだよね

美:ね!そんなに好きなら告白しちゃえばいいのに

蓮:いやいや無理だよ、振られるに決まってるそれに2人付き合ってるかもしれないし……

美:それじゃ私達が聞いてきてあげるよ!付き合ってるか

蓮:なっ!ダメに決まってるじゃん!

美:それじゃ2人が付き合ってるか付き合ってないか事実も分からない、憶測だけなのに想いを伝えずにいるならもうその本屋さん行かなくても良くない?

山が私の目を見て言う

美:蓮加は今でも心では告白して付き合いたいって思ってる、だから少しでも関係を持てるように本屋さんに行ってるんじゃないの?

蓮:う……そ、それは……

美:私たちに聞きに行って欲しくないって思ってるなら告白しな

梅:それいいね!

蓮:えっ!?な、なんでそうなるの?

梅:〇〇さんが絢音さんと付き合っていても付き合ってなくても平行線、それなら付き合えるにしろ、付き合えないにしろここで想いを伝えることはいいことだと私も思う

美:梅の言う通り、それに私たちだって今年高校三年生そろそろ本格的に勉強しないとだよ?〇〇先輩に会いにいくことだって出来なくなる、あとこのまま想いを伝えられずにいたらより蓮加の心は苦しくなると思うよ

蓮:うぅ……

美:自分で想いを伝えるのか私たちが付き合ってるのか聞きに行くのか……さぁどっち

蓮:……わかったよ、2人がそういうなら私告白する

美:ファイト!!それじゃ今から本屋に行ってきな!!

蓮:えっ!?今から!?

美:当たり前だよ!!するって決めたならすぐ行動だよ!

梅:そうだね!蓮加ガンバ!!

蓮:もぅ……こうなったらわかった!!行ってくる!!

私は2人に言われて今から告白することを覚悟して、本屋さんへ向かった

山と梅の2人はずっと笑顔で私に向けて大きく手を振ってくれてた





俺は蓮加が帰ったあとも仕事を行い、そろそろ帰る時間になったので絢音さんに帰ることを伝える

〇:あの、絢音さんそろそろ俺上がりますね

絢:お疲れ様!気をつけて帰ってね!

絢音さんがニコッと優しく微笑む

〇:お疲れ様でした

俺はそう言って本屋を出た



本屋を出て少し歩いていると小走りの蓮加がやってくる

蓮:あっ!!〇〇先輩!!

〇:お、蓮加どうしたんだ?やれないといけないことがあったんじゃないのか?

蓮:う、その!違う日でした!!

〇:そうだったのか!でなんか俺にようなのか?

蓮:はい!!そうなんです!私……〇〇先輩に伝えたいことがあって!!

〇:なんだ?

蓮:あ、あの……私!!〇〇さんのことが好きです!!付き合ってください!!

〇:っ!?

俺は突然の蓮加からの告白に驚く

〇:え、えーと……本気の告白だよな?

蓮:当たり前です!!本当に〇〇先輩のこと好きなんですから!!

まじか

蓮加みたいな可愛い女の子に好きだって思ってもらえてるなんて嬉しいな

俺は自然と嬉しい気持ちが心に溢れる

俺蓮加のこと好きとか思ってなかったけど、こんなに嬉しいって思うってことは……好きってことなのかもしれないな

俺は覚悟を決める


〇:……蓮加まず告白ありがとう、それで返事なんだけど……お願いします

蓮:……えっ!?ほ、本当ですか!?

〇:うん、俺今まで蓮加のこと好きか分からなかったけど今告白されて思ったんだ、嬉しいって……この気持ちは多分蓮加のことを心では好きだったってことだと思うんだ

蓮:やったー!!

蓮加がぴょんぴょんと可愛らしくジャンプする

蓮:私、無理かもって思っていたんです……

〇:え、なんで?

蓮:いや、絢音さんいるじゃないですかだから……

〇:あー絢音さんは好きというより尊敬してるって感じかな

蓮:そうだったんですね

〇:うん

蓮:……うふふ、やばい嬉しくて笑顔が溢れちゃいます

〇:俺も嬉しいよ、これからよろしくね

蓮:はい!!よろしくお願いします!!

ニコッと蓮加が笑顔になる

〇:よし、それじゃ帰るか

蓮:はい!!

蓮加はずっと笑顔でるんるんで一緒に帰った

次の日蓮加は友達の山下さんと梅澤さんを連れて本屋にやってきた

その時2人から蓮加のこと幸せにしてくださいね!と頼まれ俺は絶対に幸せにするよと伝えた

それから月日が経ち蓮加は高校を卒業して、今では同じ大学に通っていて、本屋にも一緒に働いている

蓮加は今では俺と並ぶぐらい本が好きになっていた

絢音さんと蓮加の2人で本屋は人気になり今では結構人が来るようになった











妄ツイ読んでくださりありがとうございます!!
まず最初に投稿すると言っていたのになかなか投稿できず申し訳ありませんでした
書く気力がなかなか作れずにいました
これからは出すと言ったらちゃんと出しますのでよろしくお願いします
さて、今回は以前アンケートで1位を取った蓮加で書きました!!
どうだったでしょうか!!
久しぶりすぎてこれで大丈夫か?って思いながら書いてました笑
もし面白いと思っていただけていたら嬉しいです
次は多分アンケート2位だった和か、企画参加作品として誰かを書くと思いますのでお待ちください
よろしくお願いします
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