毎日通っているカフェの年下の可愛い店員さんと映画を一緒に見に行くことになったんだが!?
俺はどこにでも居そうな28歳の会社員
仕事できるのも普通ぐらいだし、立場も平社員だ
だが今が俺は好きだった
何故なら良い先輩、可愛い後輩達に囲まれているからだ
そんな俺が最近楽しみにしていることがある
それは……会社の1階にあるカフェに行くこと
カフェのマスターが挽いたコーヒーがものすごく好きでハマってしまい仕事がある日は毎日来ている
そこの店員さんである井上さんという女子大学生ともいつも話すぐらい仲良くなった
最近の若者の話を聞くと俺も歳とったなーって感じるところが多々ある
それでも、井上さんは優しく話してくれるので嬉しいものだ
今日も昼間の仕事を一通り終わらせて、カフェへ向かう
〇:マスター、井上さん、こんにちは!
俺が言うと井上さんがものすごい笑顔で返してくる
マ:お、〇〇くん来たね
和:あ!〇〇さん!!こんにちは!!
俺は井上さんに案内されて席に座る
和:ブラックコーヒーでいいですよね
〇:うん、よろしく
和:あ!そうだ!私がコーヒー豆を挽くので楽しみにしててください!!
〇:え!そうなの!
和:はい!!〇〇さんに私が挽いたコーヒーを飲んで欲しくて頑張ってマスターに色々教わって昨日やっと認められたんです!!
〇:そうなんだ、なんか嬉しいな
和:それじゃ作ってくるのでお待ちください!!
〇:うん、楽しみに待ってるよ
井上さんがカウンターの方へ戻った
俺は少しの間待つと井上さんがコーヒーを持ってやってくる
和:お待たせしました〜
〇:お!ありがとう!井上さん!!
井上さんからコーヒーを受け取る
〇:それじゃ飲ませてもらうね
和:あ、はい……
〇:どうしたの?
和:え、いやいざ飲んでもらうってなったらちょっと緊張しちゃって……
〇:大丈夫だよ、俺別にコーヒー通な訳でもないし、それにマスターが認めたんでしょ?なら緊張せず自信持ちな
和:〇〇さん……ありがとうございます
〇:そんなお礼言われるようなことじゃないよ!それじゃ飲ませてもらうね
俺は井上さんの前でコーヒーを飲む
〇:……美味っ!!
俺好みのコーヒーの味が口に広がり素直に美味っという
和:えっ!本当ですか!!良かったー!!
井上さんは安堵したような様子になる
〇:俺が好きなコーヒーの味するよ!!すごいよ!!井上さん!!
和:えへへ、なんかそんなに褒めてもらえると恥ずかしいです
〇:いや、本当に美味しいからさ!
和:私嬉しいです!!これからより頑張っていきます!!
〇:井上さんすごいな、俺も午後の仕事頑張ろ
和:ふふ!頑張ってください!!
〇:ありがとう!
俺は井上さんと話しながらコーヒーを飲んでいき、休憩時間が終わるちょっと前に飲み終わった
〇:あーご馳走様でした、また入れてよ井上さん
和:分かりました!!次も入れます!!
〇:ふふ、ありがとう
和:任せてください!!
〇:うん!それじゃお会計お願いできるかな
和:あ、はい!分かりました!!
俺はレジに行き、お会計を済ます
〇:マスター、井上さんご馳走様でした
カフェから出てオフィスへ戻ろうとすると、井上さんから話しかけられる
和:あ、あの!ちょちょっといいですか!!
〇:どうしたの?
和:あ、あの……この前!アニメが好きって言ったじゃないですか!
〇:うん言ったね!
和:その時に話したアニメが映画化するじゃないですか!
〇:あースマホで流れてきて見たいなーって思ってた
和:そ、それで……よ、良かったら一緒に見に行かないかなーって……
〇:え、いいの?
これってデートのお誘いになるのか?
……いや、無いな
一瞬そう思ったが、歳も離れているし好意に思われてるからとではなく普通に好きなアニメ好きの人と一緒に行きたいと思ったのだろう
和:はい!!
井上さんが勢いよく言う
〇:それじゃ……見に行く?
和:やったー!!嬉しいです!!
〇:いつ行くとかの予定は今度来た時に決めるとかでもいいかな?
和:はい!!全然それで構わないです!!
〇:それじゃまたね
和:はい!!楽しみにしてます!!
井上さんがニコッと笑顔で言う
俺はそんな井上さんと別れてオフィスに戻った
オフィスに戻ると部下のさくらが話しかけてきた
さ:あ!〇〇さん!!戻ったんですね!
〇:うん、コーヒー飲んできたよ
さ:本当に〇〇さんってコーヒー好きですよね
〇:まぁね、あ!そういえば井上さんがコーヒーを作ってくれたんだよ
さ:えっ!そうなんですね!前から練習してるって聞いてたけどやっと認められたんですね!
〇:そうそう、井上さんもそう言ってたよ、てかさくらって井上さんと仲良いんだね
さ:あ、言ってなかったでしたっけ
〇:多分聞いてないと思うよ
さ:和は私の大学の後輩なんです
〇:えっ!!そうなの!!
さ:はい、それで私がここ就職するってなってちょうどバイト探してたから下のカフェあるけどどう?って私が誘ったんです
〇:へぇーそうなんだ
さ:あ!そういえば映画誘われました?
〇:え、なんでそれを?
さ:和から色々相談されたんですよ、なんて誘えばいいのかって
〇:そうだったんだ
井上さんにとって俺に映画を誘うことはすごい勇気ある事だったんだなと知る
まぁたしかに、6歳も歳が離れていたらせっかく同じ趣味仲間として見に行きたいと思っても中々誘えないよな
さ:楽しんできてくださいね
〇:うん、あっそろそろ仕事するか
さ:そうですね
俺とさくらは話すのを一旦やめて仕事に戻った
次の日、カフェへ行っていつ行くのかとかの約束を井上さんと済ませた
久々に映画館に行って見に行くので少し楽しみにしながらその日まで頑張った
今日はついに待ちに待った日である!!
それは私が好意を持っている〇〇さんとの映画デート!!
さくら先輩に言われてあそこのカフェで働くようになり、そこで〇〇さんと出会って私は一目惚れした
かっこいい!!って見た瞬間に思ったのだ
それから、色んな話をしながら同じ趣味であるアニメを知ったのだが次の1歩が進めずにいた時に、さくら先輩がコーヒーの豆を挽いてそれで美味しいって〇〇さんに言われたら誘えばと言われた
それからマスターにお願いして色々勉強して、ついに認められて私は〇〇さんに飲んでもらい、美味しいと言われた
私は帰る時に映画見に行きましょうと勇気をだして誘った
そんな頑張りで手に入れた今日という日!
上手くいったらそのまま告白しちゃいな!とさくら先輩に言われている
それはどうか分からないけど、今より少しでも仲良くなれるように頑張ろうと気合いを入れて、待合場所である駅前に向かっていた
和:えーと、時間には余裕で間に合った……って!〇〇さん!もういる!!急がないと!!
私は小走りで〇〇さんの方へ向かった
和:〇〇さーん!!おまたせしました!!
〇:お!井上さん!全然大丈夫だよ、予定時間より全然早いし
〇〇さんがニコッと優しく微笑んでくれる
あぁ……かっこいいなぁ……
そんなとこを心の中で思う
〇:あ、井上さんの服似合ってるね、可愛いよ
和:えっ!?ほ、本当ですか!!
〇〇さんに褒められて私は嬉しくなる
〇:うん、まぁ歳の離れた俺に褒められても嬉しくないと思うけど
和:そ、そんなことないですよ!!嬉しいです!!
〇:ふふ、やっぱり井上さんは優しいね、あ、朝ごはんとか食べてきた?
本当にそう思っているのになぁ……
そんなことを心の中で呟いた
和:た、食べてないです
〇:そっか、それじゃさ、映画館があるショッピングモールに美味しいレストランあるからそこでご飯食べよ
和:えっ!そうなんですか!!
〇:うん、朝食セットみたいなのが有名で美味しいって言われてるからちょうどいいと思うよ
和:楽しみです!!
私と〇〇さんは話をしながら、電車に乗ってショッピングモールの最寄りの駅まで向かった
最寄りの駅に着いたらショッピングモールに行ってレストランへ入った
そこの朝食セットはものすごく美味しかった
野菜が入ったサンドウィッチが2つと、コーヒーが1杯
コーヒーはマスターのよりは劣るが美味しかった
〇〇さんが色々話を聞いてきてくれて朝食セットを食べている間も大学の話とか、さくら先輩との関係性も知っていたのでその話とかも色々した
朝食セットを食べ終わったあと、〇〇さんがお会計をすましてくださって、もちろんお礼を伝えて私と〇〇さんは映画館へ向かった
映画館について、私と〇〇さんはレジに並び、チケットを買った
もちろん隣の席を選んだ
チケット買う時の〇〇さんもなんか大人って気がしてかっこよかった
ちょっとドキドキしながら私はスクリーンに入れる時間までちょっと待った
〇:お、時間になったね、行こっか!
和:あ、はい!!
〇〇さんの後ろについて行くように歩きスクリーンに入った
スクリーン内に入ると、席がたくさんある
私たち以外にも色んな人達が来ていた
自分たちの席を見つけて座る
和:とうとう始まりますね!
〇:そうだね、なんか久々の映画館で見る映画だから楽しみだよ
〇〇さんは少し子供みたいな笑顔で言った
そんなところもいいなーなんて思っているとスクリーンのライトが消え、映画が始まった
映画が終わり、私と〇〇さんはスクリーンから出た
〇:凄かったね!!いやー予告から見て面白いのは確定していたけど、まさかここまで面白かったとは!
和:ですね!!始まりもものすごく勢いありましたし、中盤の主人公がピンチに陥るところも良かったです!
〇:そうだね!!何より、終盤ヒロインが主人公を庇って死んじゃうところとか、俺少し泣いたよ
和:分かります!!私もちょっと泣いちゃいました!!
私と〇〇さんは話が盛り上がった
私は嬉しかった、こんなに好きな人と楽しく話せるんだから!
この時間がずっと続けばいいのに……そんなことを感じた
私はさくら先輩に言われた告白しちゃいなという言葉が頭によぎる……
もしかしたらこのまま行けば上手く行けるかもしれない……
よし!!
私は覚悟を決めて〇〇さんに話しかける
和:あ、あの!ちょっと歩いたら公園があるのでそこで話しません?
〇:お!いいね!!もっと話いたいって思ってた!!
和:本当ですか!!それじゃ行きましょう!!
私と〇〇さんはショッピングモールを出て公園へ向かった
俺は今日、会社の1階にあるカフェで働いている大学生の井上さんと一緒に映画へ見に行っていた
まず1番最初に驚いたのは服装だ
いつもはカフェの制服を着いているのだが私服を初めて見た
ものすごく可愛いくてオシャレな人なんだなって思った
思わず可愛いよって何も考えず言ってしまった
まぁ井上さんが優しくて嫌がってなかったのでよかった
そのあとも楽しい会話をして、素の井上さんと話していて俺は感じたことがあった
もしかしたら俺は井上さんのことを好きかもしれないと……
ニコニコと話してくれて、顔も可愛い、6歳も離れている俺でも恋に落ちてしまった
まぁ告白しても結果は決まっていると思うから伝えるつもりは無い
井上さんの事だ
彼氏とか普通にいそうだしな
ま、この時間だけでも楽しもうと心の中で決め、色んな話をして楽しんだ
映画を見終わったあとも井上さんと映画の感想を語りあって、外にある公園でもっと話そうとなった
井上さんも楽しそうで良かったなって思っていた
公園についても、話は続いていると突然、井上さんが足を止める
〇:……井上さん?どうした?
和:あ、あの……ちょっと、ちょっとだけ!映画以外の話もしてもいいですか……?
〇:……どうしたの?あ、もしかして俺なんかダメなことした?
和:いやいや!そんなことじゃないです!!1つ……〇〇さんに伝えたいことがあって……
井上さんは恥ずかしそうな表情になる
俺はこの状況もしかして……なんて考えてしまう
告白かもしれない、絶対ありえないのにちょっと淡い期待を抱いてしまう
〇:……何?
和:そ、その……わ、私!!ま、〇〇さんのことが!!す、好きなんです!!付き合ってください!!!
〇:っ!!
井上さんは大きな声で想いをぶつけてくれる
俺は告白に驚く
まさか本当に告白だったとは……
俺は急いで返事をしないと思い、伝える
〇:ありがとう、嬉しい!実は……今日一緒に井上さんと楽しんで思ったんだ、好きだって
和:えっ!?ほ、本当ですか!!
〇:うん……
和:や……やったー!!!
井上さんがジャンプして喜ぶ
和:私!私!!本当に嬉しいです!!
ニコッと笑顔になる井上さん
〇:俺も嬉しいよ、てか本当に俺でいいの?俺28歳だよ?
和:いいんですよ!!私は年齢も含めて〇〇さんの事が好きなんですから!!
井上さんは頬をふくらませる
和:あ!あの!!ちょっと頼みたいんですけど!!私のとこ……和って呼び捨てにしてくれませんか?
〇:わかった、いいよ
和:やったー!!早速読んでみてください!!
〇:……和
俺が名前を呼ぶと顔を真っ赤にする和
和:これ!やばいですね!!恥ずかしい……
〇:そんな和も可愛いよ
和:なっ!ちょ!ちょっと!もうやめてください!キャパオーバーです!
〇:ふふっそっか、ごめんごめん
和:うぅ……顔が熱い……
顔を手で扇ぐ和
それから俺と和は話をしながら少し公園を歩いて、家に帰った
次の日、会社に行くとさくらにおめでとうございます!とすぐに言われた
連絡をとって和から昨日の夜聞いたらしい
もちろんその日もカフェに行きコーヒーを飲んだ
和はよりコーヒー豆を挽くのが上手くなっていった
俺と和は順調に交際を進めていき、プロポーズをした
和は泣きながら喜んでくれた
和のお父さんとお母さんにご挨拶しに行った時はやはり年が離れていることから、色々言われるんじゃないかと思ったが、話をしたらうちの和をよろしくお願いしますと言ってくれた
そして、今は子供2人と家族4人で楽しく暮らしている
妄ツイ読んでくださりありがとうございます!!
今回はたあーさんの企画参加作品になっております!!
ヒロインはもちろん和です!!笑
明日誕生日なのでちょっと悩みましたが明日も和を投稿することにしました笑
リス乃木で和の誕生日編を書こうと思います!!
どうだったですかね?
今回の作品!
面白かったなら嬉しいです!!
マシュマロなどに感想などお待ちしております!
質問でもなんでもいいです!
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