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高校時代に想い続けていた人と再会したらトップアイドルのキャプテンだった!?

俺は高校生の時に想い続けていた人がいた

名前は梅澤美波

スラッとしていて真面目な性格でクラスのみんなをまとめる人だった

でも俺は2年生の3月に親の転勤で引越しすることになり想いを伝えることはなかった

1年生、2年生と同じクラスで2年生になって少し話せるようになった後の転校で悲しかった

それから時が経ち今は東京の会社で働いている

今年も3月になった

毎年3月になると梅のことを思い出す……

仲良くなって話すようになり、梅って呼んでと言われた日の事とかあの笑顔を……

あの頃を懐かしみながら今日も会社で働いている

昼間の仕事を片付け、この後にある大切な取引先との仕事があるため、お昼を食べに行こうとしていると可愛がっている後輩である伊吹が目に入る


〇:あ、伊吹今から昼食べに行くんだけど一緒に行くか?

伊:え!いいんですか!

〇:おう

伊:それじゃお供させてもらいます!!

伊吹はそう言って俺の後ろに着いてくる

会社から出てすぐ近くにあるレストランへ入り席に座った



〇:外寒かったな

伊:ですね

〇:よし、それじゃ好きな物頼め

伊:いやいや、先輩から選んでください!

〇:俺はあんまり食べないからいいよ

伊:え、どうしたんですか?

〇:午後に大切な取引先との仕事があるからさ、あんまり食べるつもりないんだ

伊:あ、そうなんですね

〇:おう、だから好きな物食べろ

伊:それじゃお言葉に甘えて!

伊吹はそれから好きなものを選びカルボナーラを選んだ、俺はサンドイッチにして注文した

料理が来るまで暇なので俺は伊吹に話しかけた


〇:なぁ、この前有給使ってたけどどっか行ったのか?

伊:あ!はい!!ライブに行ってました!!

〇:ライブって誰のライブだ?

伊:乃木坂です!!

〇:乃木坂ってアイドルだよな、今までそういうの好きとか言ってたけ?

伊:いや、ついこの間テレビ見てたらめっちゃ可愛い子がいて一目惚れしちゃって……

〇:へぇーそうなのか、名前は?

伊:遠藤さくらです!!この子です!!

伊吹は嬉しそうな顔をしてスマホのロック画面を見せてくる

そこにはものすごく可愛い女の子がいた

〇:確かに、可愛いな

伊:ですよね!!めっちゃ可愛いくて最近は乃木坂のグッズばっか買っちゃって……

〇:すげぇハマってるな

伊:先輩もハマりますよ!

〇:え、それじゃ俺がハマりそうだなって思いそうなメンバーとかいるか?

伊:うーん、先輩と同世代が3期生なので、3期生の……山下美月とかどうですかね

〇:山下美月……なんか聞いたことあるな

伊:この人です!

画像を見せてくる

〇:おぉ、この子見たことある

伊:まぁ山めっちゃすごいですからね

〇:なるほどな、まぁテレビとかを普段見ない俺が知ってるぐらいだからそんだけすごいんだろうな、他のメンバーとかいないのか?

伊:えーと他に3期生だと……

伊吹がスマホの画面を見ながら話す

伊:久保史緒里とか岩本蓮加、与田祐希、梅澤美波……

〇:え、梅澤美波!?

俺は梅澤美波という名前を聞いて驚く

梅と同じ名前……

〇:その梅澤美波って人俺と同い年か?

伊:えーと……確かそうだったと思います

〇:出身は?

伊:確か神奈川って言ってましたね

〇:身長が高くてスラってしてて……真面目か?

伊:はい、そうです……てか梅のこと知ってるんじゃないですか!

〇:梅って呼ばれてるんだな……

おいおいまじか……

もしかして……梅アイドルになったのか?

確かに乃木坂好きになったみたいなこと言っていたような……


伊:どこで知ったんですか?

〇:あ、いや……わんちゃん知り合いかもしれない……

伊:っ!?が、ガチですか!?

〇:あぁ、写真見せてくれないか?

伊:分かりました!!

伊吹がスマホを触って画像を検索しょうとすると俺のスマホが鳴る

なんだろうと思いスマホの画面を見ると上司の名前がそこには書かれていた

俺は少し焦りながら電話に出た


〇:あ、はい〇〇です

上:〇〇くん今どこにいる!!

〇:今会社の近くにあるレストランにいます

上:なんで、お取引先様が来ているのに君はレストランへ来ている!!今から急いで戻ってきてくれ!!

〇:え、いやいや!予定では午後にと!!

上:何言っている!!お取引先様の方は既に来ている!!早く来い!!

〇:わ、分かりました!!今すぐ戻ります!!

俺は電話を切る

〇:伊吹、ごめん俺会社に戻らないと行けなくなったから!サンドイッチも一緒に食べてくれ!!代金は!これ!!

伊:え、あ、わ、分かりました!!何があったか分かりませんけど頑張ってください!!

〇:おう!!

俺はさっきの梅の話のことは既に頭には無く、やばいと焦りながら走って会社へ戻った



会社に戻り俺が謝ると実は取引先の俺が連絡取っていた人が間違っていた時間を伝えていたようだ

そのため逆に取引先の方から謝られた

俺は大丈夫ですよと伝え仕事を行った

新たな取引が決まって大切な仕事を終えた

そして、取引先の方が帰った

すると、ご飯を食べ終わって会社に戻ってきていた伊吹が居て話をした


伊:先輩大丈夫でしたか?

〇:おう、何とかな、なんか取引先の人が時間間違って俺に伝えてたみたい

伊:まじですか!?それは大変すね

〇:まぁそれもあって結構こっちが少し有利な取引内容にしてくれたから助かったよ

伊:それは良かったですね、あこれ!お昼のお釣りです!

〇:おぉ、サンキュ!

伊:それじゃ俺仕事に戻りますね

〇:おう!お互い午後の仕事も頑張ろうな!

伊:はい!!

それから残りの今日の分の仕事を終わらせた

外は既に夜になっており俺は帰ろうと会社を出た



〇:今日は色々あったし飲みにでも行こうかなー

俺は普段はまっすぐ家に帰るのだが逆方向であるお店が多く並んでる方向へ歩こうとするが、目の前の信号が赤で足を止める

〇:どのお店行こうかな……

信号が赤のうちにある程度お店を決めようとスマホをいじる

すると、後ろから〇〇?と声をかけられ俺は振り返る

そこにはめっちゃ綺麗な人が立っていた

そして、その姿を見た瞬間わかった……梅だって


〇:もしかして……梅か?

俺がそう呼ぶと目を大きく見開く

梅:そう!!久しぶり!!

梅がそう言って俺に近づいてくる

〇:……なんか、すごい綺麗になったな

梅:そ、そうかな……

梅は少し恥ずかしそうにする

〇:おう、てか今仕事何やってるんだ?

梅:あ……そっか、知らないか

〇:え?

梅:いや、私ね……乃木坂46のキャプテンやってるの!

〇:っ!?あ!!あぁ!!梅澤美波ってやっぱり梅だったんだ!!て、てか!キャプテンやってるの!?

梅:え!あ、うんそうだけど、その反応どういうこと?

〇:あ!いや!後輩が乃木坂好きで今日梅の名前と全く同じ人を聞いてもしかして!!って思ったんだけど仕事が急に入って写真を見る前に仕事に戻ったんだよ、それで確認しないで終わってたんだよ

梅:えっ!そうだったんだ!!

〇:うん

梅:今日そうなって今日私と再会するなんてなんか運命みたいだね

〇:それに俺が転校したのも3月だったね

梅:確かにそうだね!!ねぇ!今からご飯とかどう?

〇:え、いいのか?アイドルなんだからもし撮られたりしたら面倒なことになるだろ

梅:う、それは……ま、まぁ!!撮られても世間に公表する前にちゃんと説明すれば大丈夫だと思う!それに行きつけのお店があるからそこなら多分バレないし!

〇:そうなのか?

梅:うん!私も忙しくて同窓会とか行けてないし、〇〇は卒業する前に転校したから同窓会に参加してないでしょ?

〇:まぁそうだな

梅:そうなったら思い出話しとかする機会もないし、こうやって会えたのは本当奇跡だなって思うから!ね!

〇:まぁ……梅がそこまで言うなら……俺も色々話したいし

梅:やったー!それじゃ行こ!

〇:うん

俺と梅は一緒に歩き出して梅の行きつけのお店へ向かった

お店に着いたら個室に案内してもらい、色々な思い出話しをしながら食事を取った

さすがトップアイドルの行きつけのお店

どれも美味しくてびっくりした

食べ終わって帰る前にLIN〇を交換したいと言われたので最初はお断ろうとしたのだがお酒を飲んで少し酔った梅が強引に交換した

表上断らないといけないと思っていたが本当は交換したかったので嬉しかったのは秘密だ

俺は間違いなく梅と再会して食事を取って話をしてたった数時間しか一緒にいなかったがあの当時の想いを思い出して好きになっていた

そして、俺と梅は別れてそれぞれの家に帰った





私は〇〇と再会した次の日、仕事場へ来ていた

今日は同期である、山と蓮加と3人でインタビューを受ける

そのため控え室に入ると既に山と蓮加が来ていた


山:あ!梅おはようー!!

蓮:おっはー!

梅:2人ともおはよう!!

山:あれ?なんか梅いつもより元気じゃない?

蓮:あ、確かに!!それに笑顔がいつもよりキラキラしてる気がする!

梅:何それー!2人ともいじらないでよー

山:いやいや!いじってないって!!ねぇ昨日何かあったでしょ!!

蓮:ねぇねぇ!教えて!!

梅:な、何も無いよ

山:いや絶対何かある!!蓮加絶対話させるよ!

蓮:うん!!ラジャー!!

それから私は2人に質問攻めされ私は結局折れ、昨日の話をした



山:えぇー!!何それ!!ドラマじゃん!!

蓮:うんうん!!高校時代の時に好きだった人とたまたま再会するなんて!!これ絶対恋始まるヤツじゃん!!

梅:何言ってるの、私達はアイドル恋愛はしない

山:でも連絡先交換したんでしょ?

梅:う、それは!酔ってたから私が多分無理やり交換したんだと思う……

蓮:そうだとしてもさ、あの真面目な梅が男の人をご飯誘ったんでしょ?少しはその時にまたその〇〇さんに惹かれてたんじゃない?

梅:そ、それは……

山:私は梅のこと応援するよ!みんなにバレない範囲なら私はしてもいいと思う!

蓮:私も!!今の梅笑顔ものすごく綺麗だもん!そんな笑顔見せられたらしちゃいけないなんて言えない!

梅:……2人とも

山:あ、それと乙女な梅見れて私嬉しいし!

梅:なっ!山!!いじらないでよ!!

山:いじってないよー!!

山がニヤニヤしながら私から逃げる

私は山を追いかけた

少しするとマネージャーさんがやってきて私と山は怒られないように何も無かったかのようにした

それから私達はインタビューの仕事を受けた



月日が経ち私は〇〇と食事に何度も行くようになり、今日も仕事終わり行こうと話をしていて、私は会社の近くにある信号で立って待っていた

すると、私は知らない男3人に話しかけられる


男1:ねぇ、お姉さんちょっといい?俺たちと遊ばない?

男2:めっちゃ綺麗じゃん……スタイル良すぎでしょ

男3:……てか、この人……乃木坂の梅澤美波じゃね?

梅:っ!?

私はバレてしまって凄く焦る

男1:え、乃木坂!?

男2:まじ!?

男3:おう!絶対間違いない!!

男1:ねえねえ、こんな夜にそんなアイドルの人が誰待ってるんだ?もしかして……男とかか?もしそうならこのことバラさないで置いてやるから俺たちと気持ちいいことしよ

梅:なんですか、人違いです

私は嘘をついて逃げようとするが囲まれる

叫ぼうとするが怖くて震えてしまい声を上げることが出来なかった……

どうしょう……

誰か!助けて!!

そう心の中で叫ぶと後ろから声が聞こえた……

振り返るとそこには私が好きな人が立っていた……





仕事を終え今日は梅との食事があるため少し楽しみにしながら会社を出るとすぐ近くで女性が男性3人に囲まれてるのが目に入った

一瞬でわかった、梅だって

俺は考えるより先に体が動いて走った


〇:ちょっと!何やってるんですか!!

俺がそういうと男3人と梅がこっちを向く

梅は俺と目が合うと安心した顔をする

男1:あん、あんた誰だ?

男2:そうだよ、関係ねーやつは消えろ

〇:関係なくない!

男3:あ!もしかして待ってた人ってこの男か?

男1:ガチかよ!!これすげぇスクープだぞ!!乃木坂のメンバー男と交際ってよ!!

俺は梅の正体がバレてることを知りどうしょうか悩む

だが、1つ思いついたことがあった

〇:俺は梅澤のマネージャーです!警察呼びますよ

俺がそういうと男たちは焦った顔になる

男1:ま、マジかよ!!ち!逃げるぞ!!

男2:そうだな!!

男3:クソ!!あと少しでアイドルとできたのに!!

男たちは逃げっていった

〇:ふぅ……何とかなった

梅:〇〇!!ありがとう!!

梅が勢いよく俺に抱きついてくる

〇:いやいや、助けるのは当たり前だよ

梅:……〇〇、かっこよかった

〇:そうかな?全然そんなこと無かったよ

梅:ねぇ、私……〇〇に伝えたいことがある!!

梅が俺の目を見て言う

俺はその目を見て梅が今から言おうとしていた事が何となくだがわかった……


〇:……ダメだよ

梅:え……

〇:梅はアイドルでしょ?乃木坂のキャプテンでしょ?そんな人がこれから言うことを言っちゃいけないよ

梅:っ!?な、なんでわかったの?

〇:うーん、何となく

梅:そ、そっか……だ、ダメだよね!ありがとう!止めてくれて……

〇:いやいや、そんなお礼を言われるような事じゃないよ

梅は俯く

〇:……ねぇ梅

梅:……何?

〇:今さっき梅が俺に言おうとした言葉……梅が乃木坂を卒業した後に俺から伝えちゃ……ダメかな?

俺がそう言った瞬間梅は俯いていた顔を上げる

梅:え……

〇:……ダメかな?

梅:……う、嬉しい!!嬉しいに決まってる!!絶対!!絶対言ってよ!!約束だよ!

〇:うん!絶対!!

梅がニコッと微笑む

俺もそれにつられて微笑んだ

そして、お互いの想いを知った俺と梅はお店に行き食事を楽しくとった



それから時は流れていき……

美波が乃木坂を卒業することになった……

卒業する月は……

親の転勤で転校になり俺と梅が離れ離れになって……再会した3月だ

乃木坂のバスラと言われる乃木坂の誕生日を祝うライブで梅は卒業した

3期生のみんなは既にみんな卒業して、いるのは後輩である4期、5期、6期、7期の後輩達だった

美波はものすごく幸せそうに卒業ライブを終えた……

控え室に俺が待っていると美波がやってきた


〇:美波、お疲れ様

梅:〇〇……ありがとう!!

俺は美波を優しく抱きしめる

〇:……あの時の言葉言ってもいい?

梅:……うん

〇:……梅澤美波さん、好きです……結婚を前提に付き合ってください!!

梅:……はい!!

美波は涙を浮かべながら微笑んで言う

〇:これから改めてよろしく

梅:私こそよろしく!!

〇:絶対幸せにするから

梅:うん、絶対だよ!!

ニコッと綺麗に微笑む美波を見て心の底から幸せだなと感じ、絶対に幸せにしょうと決めた

それからライブを見に来ていた3期生で楽屋にやってきてみんなにいじられる

少し恥ずかしそうだけど美波は何より3期生のみんなに囲まれ幸せそうだった

美波は乃木坂を卒業後、モデルとして活躍して数年後3月にプロポーズをして結婚した

仕事はそのまま続けることになりお互いに頑張った

結婚式も行い、その時後輩の伊吹はものすごく驚いていた

数年後、俺と美波の間に子供が産まれた

俺と美波はお互いに仕事をしながら支え合いながら可愛い可愛い子供を育てている

これからも美波と産まれた子供のために頑張っていくつもりだ!











妄ツイ読んで下さりありがとうございます!!
今回はNORIさんの企画参加作品で書かせていただきました!!
ヒロインは梅です!!
3月に別れた2人が3月に再会して改めて恋をするという内容になっております!!
ちょっと季節要素が弱くなってしまい申し訳ないです!
あと、3月投稿あまりせず申し訳ないです
残りの3月は頑張って投稿しますのでよろしくお願いします!!
マシュマロなどに感想などお待ちしております!
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最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
それではまた!

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