《23》働く苦悩も楽しさも

2023年5月、娘が0歳8ヶ月のタイミングで育休から仕事へ復帰しました。
復帰後の心と身体のモヤモヤを忘れたくないので、綴ります。
このときの経験は、絶対に忘れたくないし、忘れてはいけない気がする。


もともと仕事が好きだったので、復帰が決まったときには、「いやぁ〜楽しみだな〜!ママ目線で何か面白いことやってやろう」と、自信たっぷりやる気満々だったのですが、いざ復帰してみると、育児と仕事の両立ってなんと難しいことやら。

マミーブレインが酷すぎて、頭は常にぼーっとした状態。あれ、さっき上司が言ってたことなんだっけ?なんてことが一日に何度も起きる。

自分で判断して指示を出さなければいけない場面で、うまく決断ができない。以前、自分がどんな基準で判断を下していたのか、判断の基準が分からなくなってしまった。

娘が風邪を引けば夫と交代で休みを取り、夜通し夜泣き対応でほとんど眠れなかった日には頭クラクラの状態で出勤して、いつも以上に頭は回らない。
そんでもって自分も過去にないくらい風邪を引きまくる。身体が限界。

こんなもんじゃ済まないほどの不都合が出てきて、こりゃまともに仕事できるわけがないわ!と、世のすべての働く母に敬意を表しました。

ちょっとしたことでメンタルが凹み、
無能な自分に嫌気がさし、
あぁ、今日も突発的に休んで周りに迷惑をかけてしまったと自己嫌悪に陥り、
負の感情が止まらず仕事を辞めようと本気で思いました。


そんなとき、なんとも運がいいことに
上司が頻繁に面談してくれたり、
以前お世話になった上司が心配してくれてご飯に誘ってくれたりしたので、自分の不調を打ち明けることができました。
すると急に霧が晴れたように、自分でもびっくりするくらい本当に急に頭がスッキリし始めました。
これが大体8月下旬の頃。ちょうど出産して1年。
やっぱり産後1年は特に心身ともに不調が出るんだなと思いました。


その後社内の有志の発表会で、この復帰直後の経験と会社への提言を発表したら、賞をもらってなかなか高額な賞金を稼いだのはとても良い思い出。
普段の仕事には穴を開けまいと、家族が寝静まった夜中に資料を作って結構頑張りました。
これが9月上旬のこと。
発表会の帰り道、娘に「ママ頑張ったよ。賞もらっちゃった。いつもありがとねー。」と何回も話しかけてしまうくらい嬉しかったし、しばらく興奮状態でした。
この頃から、さらにぐーんと、仕事がまともにできるようになってきました。
いいきっかけだったのかもしれない。



今でもマミーブレインは残っているけれど、大分マシになりました。
(信頼している先輩に聞いたら、「マミーブレインはね、あれはずっと治らないよ笑」と言われたので、しばらく付き合ってやろうと思う。)



仕事の進め方も、前とやり方を変えて、今の私に合った方法を見つけつつあります。
以前は、ゴリゴリの体力と残業で乗り切っていたけれど、今の私は時短勤務で残業ができません。
みんなよりも圧倒的に仕事に割ける時間が少ないとなれば、やり方を変えるしかない。
時短勤務でも上手いことやるためのヒントは、先輩と上司が教えてくれました。
今はそれを自己流にアレンジして模索しているところです。

やっと働くのが楽しくなってきました。
もちろん気が重い日もたくさんあるけど、数ヶ月前より断然良い。


働くことで苦悩もあるけど、楽しいこともたくさんある。
こんな気持ちになれたのも、現代に生きて子育てをしているからこそ。

昔はもっと余裕を持って育児していたとか、子供ともっと向き合っていたとかあるけれど、私は現代人なので、今の自分に合ったやり方を見つけていこうと思います。

あー、家庭と育児のバランスをとって
うまいこと生きて行きたいな。

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