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変態性をそのまま出していい関係性を築くこと

人間の幸せを決める最大の要因は、人との関係性です。

Stanford大学のLewis Terman教授が始めた足かけ80年にもおよぶ研究では、人間関係や他者への手助けが幸せに長生きする上で重要な要素であるとわかりました。

ライフハッカー:「友人や家族をより助ける人ほど長生きする:人間関係と幸福に関する研究結果たち」より

では、単純に人に囲まれていればいいのか。

もちろん、全く人と接触しないよりはいいだろうけど、それだけでは足りません。

一緒にいると自分のことを嫌いになるような、会うことを思うと気分が落ち込むような人間関係に囲まれていてはむしろ逆効果でしょう。

言い返したいのに言い返せない。
気乗りしないがやるしかない。


そんなことが続けば人は心身を壊します。

ある日突然ぶっ倒れるか、たまたま会社が潰れて宙ぶらりんになるかして、空白に投げ出されることになるかもしれません。

僕はそういう人を何名か取材しましたが、そうなったとき、人はダラダラ続く時間のなかで自分とむきあう時間をもつことになります。

そして、小さい頃のできごとから、自分をゆっくりとふり返り(転職や引っ越しなどを考え改めて自己分析を進めるとかして)、大切なことに気がつく。

もっと自分の価値観とか、やりたいこととか、そんなことをはっきりさせる時間を取っておけばよかった。

そこで根本からガラリと生き方を変える人も珍しくありません。

社会的孤立(構造的側面)と孤独感(機能的側面)の2つを含めた社会的つながりの少なさは、冠動脈疾患の発症を29%、脳卒中の発症を32%、それぞれ上昇させており、男女による違いはありませんでした。

プレジデントオンラインの記事「長生きしたいなら「孤独は毒」を理解せよ」


孤独は毒である。
良好な人間関係に囲まれていたい。


自分の生きがいや心身の健康を犠牲にしてまでやらなければいけないことが毎日あるような生活はしたくない。

できると思っているかはともかく、
だれだって望んでいることだと思います。

そういう状態はどうすれば作れるのか。

先日、『チームが自然に生まれ変わる』の著者・李英俊さんの講演を聞いたのですが、その中で彼がその方法を語っていました。

曰く、「変態性をそのまま出していい関係性を築くことが大事で、そのために半径5mの人の声を聞く必要はない」とのこと。(メモしてないので、僕の頭で多少編集されてるかもですが)

わかりやすくするために、
リンゴ農家のおばちゃんの話を例に出していました。

あるところに、大きさや味を理想の形に近づけることに異常なまでの情熱を傾けるこだわりの強いおばちゃんがいました。

それに対し、「出荷できる合格ラインのりんごさえ作りゃあいいんだよ」と愚痴る旦那。

「そんなにこだわっても引き合わないよ」と言う息子。要するに、半径5mでは「コスパが悪くてムダだ」と言われているわけです。

しかし、このリンゴを海外とか都会から来た人から見たら「数万円でもほしい」ってものかもしれません。

実際そんな例があるんだそう。

自分の異常なまでのこだわりから生まれたアウトプットを、ある人は似た別のものとは明確に違うものと理解し、高く評価してくれたり、強く必要としてくれたりする。

そういう相手が半径5m以内にいないからといって、こだわるのをやめる必要はないし、諦める必要もありません。

「本当はこうしたいのに」と思いつつ、周りの言葉を聞いて押さえてるときって、苦しいですよね。

今はネットがありますし、いろんなイベントがあります。

世界とか全国とか、大きな市場に出してみればいいし、自分とは全然違う世界線を生きる人が集まるイベントに出向いて、自分の話をしてみてもいい。

誰かに見つけてもらえれば、一気にブレイクスルーです。

経済的にというだけでなく、心からやりたい自分にしかできない仕事がやれる喜びがある。そういう意味でもです。


というわけで締めに入ると

変態性を全開にした自分が創り出すものを高く評価してくれるコミュニティの中で生きる方が幸せになれると思いませんか?

今そのこだわりをつぶされそうな環境にいるなら、こっそりコツコツ続けつつ、高く評価しれくれる人を探しませんか?

以上です!


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