久高 諒也(Kudaka Ryoya)|対話で情熱を引き出すライター

沖縄→富山。富大向かい面白ベースの運営者。対話によって自分の人生を愛せる人を増やす。ラ…

久高 諒也(Kudaka Ryoya)|対話で情熱を引き出すライター

沖縄→富山。富大向かい面白ベースの運営者。対話によって自分の人生を愛せる人を増やす。ライターとして東京の経営者・プロコーチ・上場企業の役員などをクライアントに抱える。これまで400本以上執筆。

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今後僕と関わる方へ ~22年分の伏線を30分で回収する自己紹介~

名は体を表す、なんて言葉があります。 名前にそのものの本当の姿が表れている という意味の慣用句です。 んなアホな。そう思う方もいるかもしれません。僕も自分の名前が「大石ぷりん」とかだったとしたら、そう思ったかもしれません(全国の大石ぷりんさんすみません)。 しかし実際には、これまで僕が生きた22年間は、まさに名前に吸い寄せられるような内容でした。無意識のうちに。 名前の通りの信条を持ち、それにふさわしい仕事を天職だと感じていて、もはや死ぬまでブレないであろう軸を持っ

    • 寂しげな表情で「お金って大事なのかな」とあの子が聞いてきた本当の意味。

      微妙な天気の下、ふたりゆったりとした足取りで散歩をしていた時のこと。 寂しそうな表情で、友人に尋ねられた。 「お金って、そんなに大事なのかな」 これが哲学的な問いだ、と思った人は説教を垂れる前に立ち止まった方がいい、と僕は心の中で勝手に、どこかの他人に密かに忠告する。 ぜひとも胸に刻んでおいていただきたい。 この問いに対して、「お金がないとどうなる」とか、「お金は手段であって目的ではない」とか、いずれにせよ質問を額縁通り受け取った時点で会話のキャッチボールには失敗し

      • ネガティブを消してもポジティブは増えない

        私を悩ますあれやこれ。 悩みが全部なくなったら幸せになれるのにな。 と思うのが人の性というもの。 しかし、本当にそうなのか? というのが今日の話です。 先日、セリグマン博士の『ポジティブ心理学の挑戦』を読みました。 その中で、さらっとすごいことが書いてあったのです。 僕なりに言い換えてますが、それは次のようなことでした。 マイナス要素を取り除くことと、プラス要素を付け足すことはまったく別の話である。 ネガティブを消してもポジティブは増えない。 うっかり読み

        • 花粉症がない世界を想像させたら、相手の見ている世界がわかる

          春の訪れを素直に喜べないのは、 花粉に悩まされる季節でもあるから。 そんな人は多いのではないでしょうか? ずーっと鼻がむずむずして、目がかゆくて、なににも集中できない。ティッシュ箱が次々なくなっていく…。 スギ花粉がひどい時期は年間100日ほどなので毎年ざっと22兆円の損失とすると、これは日本企業の売上高ランキングで2位に入る額です。 毎年恒例で仕方ないことのように扱われていますが、冷静に考えたら驚くべき事態です。 さらに恐ろしいのは、花粉症の発生源であるスギは人工

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        • 僕は悩みにいかに向き合うか
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          笑顔で90歳を迎える秘訣は「おかげさま」の精神?

          120歳くらいまでなら、まあ余裕で元気だろうな。 これを読んでいる20代、30代の方でそう思っている方はいらっしゃるでしょうか? 先日、東京でIT系の会社を経営するお孫さんのご紹介で、富山県南砺市に住む90歳のおばあちゃんを取材してきました。 彼女が僕くらいの年齢だった頃は、日本の平均寿命は女性で60歳をやっと超えたところ。まず間違いなく90歳まで生きるなんて思ってもいなかったことでしょう。 また、その頃(1950年)の日本人の年収水準はなんと12万円ほどですから、今

          笑顔で90歳を迎える秘訣は「おかげさま」の精神?

          夢を聞かれても、今できそうなことしか浮かんでこない問題

          日本の17〜19歳の若者への調査。 「自分の国の将来は良くなる」9.6%。 「将来の夢がある」60.1% 「自分で国や社会を変えられると思う」18.3% いずも世界的に見て圧倒的に低い結果です。 この結果と想像を交えて 典型的な日本の若者のメンタリティを描写してみると 上の世代や権力者が日本をダメにしてて、このままもっと悪くなる。それはもう自分たちの手には負えない。とにかく良い子でいて、なんとか生きていければ有難いと思おう。 みたいな感じだと思います。 このメンタ

          夢を聞かれても、今できそうなことしか浮かんでこない問題

          第一印象至上主義の時代にセカンドインプレッSHOW!を

          何百種類も同じジャンルの商品が並ぶ棚。 ひとつひとつ検討するのは面倒なので、まずはパッと見た印象で直感的に、一気に数種類にしぼる。 ちょっと使ってみて、合わないなと思ったらすぐに別のを試してみる。 選択肢があまりに多い場合、合理的な行動は上記のようなものになるはず。 それは、洗剤やお菓子だけの話なのではなく、あらゆる娯楽や、マッチングアプリを使った恋愛や就職も同じではないでしょうか。 あらゆるものが市場化された社会では、第一印象で選択肢をグッと絞ることがまず必要。

          第一印象至上主義の時代にセカンドインプレッSHOW!を

          令和6年能登半島地震、富山県富山市の現状(2024/01/02 22:00)

          僕は23歳の富山大学生で、現在は富山市の五福にいます。 生まれと仕事のおかげで、東京・沖縄に知人が多く北陸以外におられる方々から「本当に求められていることに対して支援をしたい」とのメッセージをいただいています。 お心遣いとても嬉しいです。 ありがとうございます。 これを受けて、ライターとしても、たまた富山にいる者としても、僕の現状(1/2の21時現在の状況)をなるべく正確にお伝えして、こんな支援があればいいのではと思ったことをお伝えしようと思い立った次第です。 読ま

          令和6年能登半島地震、富山県富山市の現状(2024/01/02 22:00)

          2000年以上前からある他者を信じ、力を引き出す人との関わり方

          呼びかけに、 「はぁ。なに?」とダルそうに応える。 親と喧嘩になるいつもの流れ。 「「好き」ってちゃんと伝えてよ」 「なんでわかってくれないの?」 恋愛が終わるときのいつもの流れ。 こういうお決まりのパターンで他者との良い関係性を台無しにしてしまう。身の回りにいっぱいあるんじゃないでしょうか? あるある。そんな声が聞こえてくるようです笑 さてさて。 ではもし、他人からの呼びかけに「気にかけてもらえて嬉しいよ」と思っているかのような感じで、笑顔で応じるようにしていた

          2000年以上前からある他者を信じ、力を引き出す人との関わり方

          変態性をそのまま出していい関係性を築くこと

          人間の幸せを決める最大の要因は、人との関係性です。 では、単純に人に囲まれていればいいのか。 もちろん、全く人と接触しないよりはいいだろうけど、それだけでは足りません。 一緒にいると自分のことを嫌いになるような、会うことを思うと気分が落ち込むような人間関係に囲まれていてはむしろ逆効果でしょう。 言い返したいのに言い返せない。 気乗りしないがやるしかない。 そんなことが続けば人は心身を壊します。 ある日突然ぶっ倒れるか、たまたま会社が潰れて宙ぶらりんになるかして、空

          変態性をそのまま出していい関係性を築くこと

          他者に人生を語り直すことで、なぜ生き方が変わるのか?

          夜道を若い女性がひとりで歩いている。 車の音も聞こえないひときわ静かな道に入ってから、彼女は背後に人の気配を感じた。背中が少し緊張する。 頭の中では、今朝母が「世間はますます物騒になっている」とグチっていたのを思い出していた。 彼女は知らないが、実際のところここ数十年その街では人が襲われるような犯罪は激減していた。ニュースの報道は過剰に警戒を煽るばかりだ。 不安が高まる彼女は、歩くスピードをあげ、十分な距離が取れたと感じたところで恐る恐る後ろを振り返った。 そこには

          他者に人生を語り直すことで、なぜ生き方が変わるのか?

          経済的ゆたかさトップとビリの街に住んで考えたこと

          多くの日本人にとって、富山県はパッとしない存在かもしれない。 おそらく、「沖縄県」という単語を聞いたときほどには連想するものが多くないとは思う。 だから、この両者の対比に注目するのはせいぜい僕の友人たちか、富山県民くらいだろうと思うかもしれない(筆者は富山県民に一度怒られた方がいいかもしれない)。 しかし、沖縄と富山の対比は意外と重要な意味を持っていると僕は思う。 どうしてか。 端的にいうと、富山と沖縄がいろんな意味で正反対の県だからである。 一つ例を挙げるなら、

          経済的ゆたかさトップとビリの街に住んで考えたこと

          23歳の沖縄県民が富山で過ごした4年半を振り返る

          富山大学への入学と同時に、地元沖縄から富山にやってきた。 休学していた時期も数年あるので、まだ大学生をしている。 入学したのが2019年、僕が18歳のときのことで、今はもう23歳だ。 富山生活も5年目になる。 僕の生活圏は、富山の中心部、具体的には、新幹線が止まる富山駅から富山大学の間あたりの範囲だ。それ以外の場所にはあまり出向かない。 だから、そんな狭い範囲の富山が僕にとっての富山の印象だ。 僕は18歳までを過ごした地元の沖縄県宜野湾市や那覇市新都心より、今いる

          23歳の沖縄県民が富山で過ごした4年半を振り返る

          やりたいことをしてる時の感情はほぼ無です。

          「なんか〜、やってて「これだ!」って感じがするようなことってないんですよね」 みたいな相談を最近されました。 それで自分のことを振り返って気づいたのですが、やりたいことやってる時って、感情としては無です。 特に、1人でやる作業系のことはそうだなと。 僕は文章を書くのが好きで、毎日ノートにつらつら思うことを書いていますが、別にそのときどんな感情かとか意識もしていません。 終わった後になっても、特に思うことはないです。 次やることにただ淡々と移る感じ。 もちろん、毎

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          くれぐれも、その子に名前をつけてはいけませんよ?

          「くれぐれも、お腹の中の子に名前をつけてはいけませんよ」 子どもを堕ろすことを考え、相談にきていた夫婦に次回の診療日を伝えたある医者は加えてそう告げました。 それ以降、夫婦は頭の中で子の名前をあれこれと想像せずにはいられなくなってしまいます。 そしてあるとき、妻の方からたまらず会話の流れで「女の子なら〜、男の子なら〜がいいわね」と話をし、夫もつい自分の考えていた名前を妻に伝えます。 気づけば、2人の中でお腹の中の子は人格を持った「我が子」になり、大切で特別なものになっ

          くれぐれも、その子に名前をつけてはいけませんよ?

          人の力を借りて聴衆に届く話をする方法がありそう

          大学がオンライン授業になったとき、大きな課題はなんだったか? それは(講義室でも寝てしまうが)オンラインになると余計に、単調な話なんて90分も聞いてられないということではなかったでしょうか? 僕自身、人前で話すのは緊張しますし、面白おかしく話すことに関しては叶わないなと思う方が何十人でも浮かびます。 無念…。 往々にして、伝える価値ある知恵や話を持っているのと、それを魅力的に伝える力は別物です。 それにかなりキャラクター性というか、才能もあるように思います。 身振

          人の力を借りて聴衆に届く話をする方法がありそう