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時短で働くマーケターとしてのスタートアップでのキャリアと育児の両立

こんにちは。amptalk株式会社でマーケターをしています工藤(@kudominato)です。

国内電機メーカーで生産管理システムのSE、経営コンサルティング会社でのWebディレクター、スタートアップ数社でのマーケターを経て、第1子出産後、生後4ヶ月で仕事復帰し、子どもが1歳すぎたタイミングでamptalkに転職しました。プライベートでは激務な夫と1歳8ヶ月の娘との3人暮らしです。

今回は、スタートアップで時短勤務でマーケターをしながら育児と自己成長を両立させようと奮闘する日々の取り組みについて、下記の方々を想定読者として書きたいと思います。よければぜひ最後までお付き合いください!

・子育て中や産後復帰後のスタートアップ転職を検討している方
・スタートアップ時短勤務ワーママのリアルな働き方を知りたい方
・転職先としてamptalkが気になっている方

amptalkでの働き方

amptalkは2020年に設立されたセールステックのスタートアップです。
「人と人が向き合う時間を最大化する」というミッションのもと、営業パーソンがお客様との有意義な会話に集中できるよう、その周辺業務やコミュニケーションの障壁を取り除くことで、時間の価値を最大化するためのさまざまな取り組みを進めています。

2021年9月サービスリリース以来、順調に導入社数が増加しており、さまざまな業種業態のお客様にご利用いただいています。

さまざまなバックグラウンドのメンバー

気づけばamptalkに入社して、ちょうど半年になります。(↓コタエルさんのnoteで、入社1ヶ月目で受けたインタビュー記事を掲載いただいています。)

インタビュー記事でも触れていますが、amptalkには多様なメンバーがいますが、子育てをしているメンバーもたくさんいてオープンに声を掛け合える環境があります。

例えば、Slackで「保育園にお迎えに行ってきます」「病院に行くのでちょっと抜けます」と言っても、労いスタンプが飛び交ったりと、子育てをしながらキャリアを続けることが当たり前だと思える環境です。

時短勤務&非同期な働き方を支えるツールたち

そのほかに、日常のコミュニケーションはSlack、ナレッジベースはNotion、Dropbox Docsendでホワイトペーパーの開封状況確認など、いくつかのツールによって支えられています。

社内外のミーティングの記録はamptalk analysisで行っていて、保育園へお迎えの時間を利用して商談や社内ミーティングの音声を聴いたりと、業務のキャッチアップももちろんのこと、マーケティングにおいて重要な「顧客理解」を効率的に進めるのに重宝しています。

amptalk analysisの画面イメージ

社内では情報はオープンに開示され、あらゆるプロジェクトの日々の情報をいつでもキャッチアップできることや、チームメンバーの協力もあって、非同期・時短勤務でも生産性を維持することができています。

育児との両立のために取り組んでよかったこと

ここからは、育児と仕事を両立する上で実践してみてよかったことを紹介していこうと思います。

コーチングの活用

半年前から、子どもを寝かしつけたあとの時間を使って、月に1回オンラインコーチングを受けています。(mentoというサービスを利用しています)

仕事に育児に忙しい毎日を過ごしている中で、なぜ時間を割いてまでコーチングを受けるのか疑問に思うかもしれません。実は、私、最初はそう思っていました。でも今は、忙しい生活を送る人にこそオススメしたいです。

コーチングを始めたきっかけは、子育てをしていく上で親の非認知能力の重要性を知ったことからでしたが、結果的に仕事と育児の優先順位を決める上で大きな支えとなっています。

日々の忙しさに追われると、余裕がなくなり、思考が近視眼的になりがちで、自分がどうありたいかの軸を見失いやすくなります。コーチングセッションでは、コーチからの問いかけやサポートを通じて、自分の「ライフパーパス」やそれを妨げる「思考のクセ」に気づくことができます。バタバタと過ぎていく日々の中でふっと一息ついて、自分自身を見つめ直す貴重な時間になっています。

また、自分の思考パターンに気づくことで、現在の悩み原因がクリアになり、ストレスを軽減する方法を見つけることができて、仕事の生産性も上がっていると感じています。

コーチからのアドバイスで、自分のライフパーパスを表す画像と言葉を選んで、それを常に目にすることができる場所に置いておくことで、コーチングのセッション外でも、自分自身に立ち返り、意識する回数が増えました。このアプローチを取り入れたことも、良かったと感じています。


いつ自分が抜けても問題ない状態にしておく

小さい子どもを持つもつワーママパパの共通の悩みだと思うのですが、子どもはいつ熱を出すかわかりません。当然、予防策としてできる限りのことはやりますが、コントロールできない領域だったりします。そのため、自分が動けなくなることを想定しておく必要があると思っています。

また時短勤務で成果を出すには、従来の労働時間=成果といった考えから抜け出して、周りにも理解してもらう必要があります。これを実現するためには、まず自分自身のマインドセットを変えて、自分がいなくても回る仕組みと体制構築を徹底して、着実に成果を出し続けることなのかなと思います。

時間を効率化する上では、ChatGPTやNotion AI、amptalkのGPT要約機能などを活用しています。また、ClickUpでのタスク管理やStudioでのコンテンツ管理、ナレッジはNotionで残しておくなど、仮に自分が突然対応できなくなったとしても他のメンバーが状況が分かり対応できるようになっています。

タスク管理ツールClickUp管理画面イメージ



時間を有効に使い、非同期で働きやすい環境づくりを心がけることで、個人だけでなくチーム全体のパフォーマンスにも効果があると感じています。


家事育児をアウトソーシングに頼る

夫が育休取得や物理的に親に頼ることが難しかったこともあり、出産直後の体力回復や授乳などの産後ケアを始め、宅配スーパーや食事の作り置きサービスなど、様々なアウトソーシングをフル活用しました。

特にジョサンシーズさんには、もし頼っていなかったら産後すぐ復帰は叶わなかったんじゃないかっていうぐらい、産褥期のトータルケアをしてもらいました。

助産師が訪問してくれるサービス「ジョサンシーズ」

今も日常的に宅配スーパーOniGOやシッターサービスを利用しています。

ある日の宅配スーパー「OniGO」の注文履歴

特に子どもが病気になると、すべてのバランスが崩れることがあります。そんな時、私がフレキシブルに対応する必要がありますが、どうしても対応しきれない場合に備えて、病児保育サービスのサポートに頼っています。

日本において、シッターを気軽に利用するという価値観は、まだまだ受け入れられにくい面があると感じています。子どもは母親が常に面倒を見るべきだという考えや、他人に預けることへの罪悪感を感じる人もいます。私自身は新しいサービスを積極的に試すアーリーアダプター寄りの層として、シッター利用を考えている人を少しでも後押しできればと考えています。

もちろん人それぞれの家庭環境や価値観があり、それぞれの選択を尊重することが大切だと思っているのですが、例えば私たちのように共働きで親に頼らない核家族が働き”続ける”上で、シッターを含めた様々なサポートサービスの利用が「当たり前」な社会になることを願っています。

脳のリソースを無駄に減らさないようにする

仕事だけでなく、家庭内情報共有ツールとしてもNotionを利用しています。Notionは手段に過ぎないのですが、記憶に頼らず「とりあえずここを見ればわかる状態にしておく」ことは、忙しい日々を過ごす夫婦にとって、思考の負荷を減らし、コミュニケーションのズレを防ぐ上で役立っています。

そのほかにも、保育園関連のイベントや必要なアイテムなどのちょっとしたタスクでもその場で即座にカレンダーに入力する、保育園で使うエプロンなどの消耗品は全く同じものを何枚もストックしておく、おむつをAmazonで定期購入するなど、小さなことですが、日々の思考を軽減するためのさまざまな工夫をしています。

最終的にはいい意味での諦め

冷静に考えてみると、ほっておくと死んでしまう乳幼児を抱えていて、自分も親になった経験も浅いのです。すべて予定通り完璧になんて、そもそも無謀です。優先順位を明確にして、それ以外は"やらない"or”頼る”と決めています。人生は、"生きてるからセーフ"でもいい時があると思うんです。

思い返せば、産後4ヶ月で保育園に預けて働くなんて、子どもと過ごす時間を犠牲にしているのではないかと葛藤したこともありました。
今は、少ない時間でも子どもとの時間は全力で向き合って濃密な時間を過ごして愛情を伝えることが大事だと信じて、仕事も子育ても楽しんでいますし、あの時決断してよかったと思ってます。

(↓仕事復帰してもいいのか葛藤があった時に背中を押してもらえた記事)

復帰後しばらくは授乳していたため、休憩時間に搾乳したり、夜間対応もあり体力的にハードな上、仕事脳に頭がうまく切り替わらず苦労しました。

仕事と子育ての両立は常に挑戦が伴いますが、それぞれから得られる学びと成長は計り知れず、苦労を超える喜びがあります。

(↓この記事にも救われました)

(↓おまけ:クスッと笑えてパワーをもらえるおすすめの育児漫画です)
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正解がなく、不確実性の高い選択肢の中から悩みながらも決断して、周りのサポートも頼りながら前に進む、間違えたら軌道修正する、を繰り返して、自分たちの選択を正解にしていいけたらいいなと思っています。

長々と書きましたが、実際できてないことも多く、このnoteも本当にちょっとずつ進めました。ゆっくり🐢でも前進していればいいと思うことで気持ちが楽になりました(これは子どもに教えてもらったことでもあります。)持久戦ですから。。🐢

結びに

ここまで読んでいただいてありがとうございました!このnoteが、少しでも誰かのヒントになれば嬉しいです。私の日々のつぶやきXはこちらです。

最後に、amptalkについてもっと知りたい方は、よければ↓覗いてみてくださいね。
🐤 amptalkについてもっと知りたい方 🐤




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