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【2-B】勇者さまっ!出番です!!

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これは、選択肢によって展開が変わる
「なんちゃってゲームブック風物語」の一部です

▶ぼうけんをさいしょからはじめるばあい
https://note.com/kudotomomi/n/n9a641f1d1573
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なかまをさがしにいく

勇者
「よし、仲間を探しに行くか…さすがに一人旅は…最近物騒だしな」

勇者は仲間を求めて、人材紹介所のある街・テンプへ向かった。

テンプは大きな街で、温泉があるため、この街には旅の疲れをいやす旅人や戦士たちが大勢やってくる。

そこに目を付けた町長が、数百年前、登録制の人材紹介所を開設した。旅人や戦士は湯治のついでに人材登録をしておくことができる。そして、そこに冒険のパートナーを探している戦士や、用心棒が欲しい旅人、お宝探しの旅に出たい商人らが訪れて窓口に相談しに来る。紹介所はマッチングを行う。希望に合わせた相手を見つけてくれるのだ。若干の仲介料を取られるが、かなりの手練れがいるとうわさが広まり、人気のスポットになっている。

勇者
「よお!今回も世話になるぜ」

紹介所受付のひと
「勇者様。いつもありがとうございます。今回はどんなお仲間をご希望で?」

勇者
「ちょっと魔王討伐の予定があって、いい人探してるんだけど、誰かいる?」

紹介所受付のひと
「魔王討伐…!!まさかあのブランドールとかいう恐ろしい奴ですか?」

勇者
「ああ、知っているか?」

紹介所受付のひと
「知っておりますとも!実は…大きな声では言えませんが、あの魔王ブランドールを討伐したいという冒険者たちがこれまでに何組かこちらにいらっしゃったのですが、誰一人として戻ってきていないのでございます‥‥」

勇者
「ほほう。それほどまでに強いのだな、そやつは…そんな魔王に一緒に立ち向かえそうなやつの登録はあるかね?」

紹介所受付のひと
「何名様を希望ですか?やはり4人パーティを想定しておりますか?」

勇者
「あ、いや。実は俺、あまり大人数での旅は苦手だからなぁ。そもそも3人お願いできるほどいま手元に軍資金がない。悪いが、とりあえず…とっておきの奴をひとり紹介してもらいたい」

紹介所受付のひと
「おひとり…ですか。かしこまりました。勇者様のレベル…そして魔王の強さ…その辺を考慮すると…いま、こちらから紹介できる候補はこちらの方々でしょうか…」

勇者
「この紹介所、似顔絵とか写真とかないの?」

紹介所受付
「ああ、すみません。そういったものはご用意しない主義でして。」

【候補ひとりめ】
なまえ:ミスティ・マクミラン
レベル:25
しょくぎょう:まどうし
いのち:320 まほう:500
こうげき:120 ぼうぎょ:180 すばやさ:60
ひっさつわざ:まりょくはつどう
そうび:E まどうしのつえ E ひかりのローブ 
    E まよけのベル   E しゃべるまほうのぼうし

紹介所受付係
「ひとりめは、ミスティ・マクミラン様。大魔導士様です。攻撃魔法が得意で、回復魔法も少々使えるそうです。属性は炎と風、雷で、ガーゴイルの大軍を炎の魔法一撃で焼き払ったというのが最近の戦績ですね」

勇者
「レベルは低いが、魔法は強そうだなぁ。あまり実戦に出ているタイプではないのか?」

紹介所受付係
「はい。かなり若い娘さんでして。数年前まで箱入り娘だったのですが、親御さんが実戦で鍛えてほしいとのご希望で、こちらの登録所に数年前から登録されております」

勇者
「箱入り娘ねぇ…かわいいの?」

紹介所受付係
「はい。そりゃもう!愛くるしく、癒される雰囲気です。旅人のご一行にも人気のある娘でございますよ~!」

勇者
(…なんかいかがわしい店でおすすめの娘を聴いてるみたいだな)

【候補ふたりめ】
なまえ:イザベル・デ・バルバトス
レベル:49
しょくぎょう:そうりょ
いのち:550 まほう:0
こうげき:190 ぼうぎょ:150 すばやさ:100
ひっさつわざ:かみのいかり
そうび:E ホーリーランス E せいじょのドレス 
    E  いのちのリング  E まほうのヴェール

勇者
「こちらは僧侶か。レベルは高いね。このかたも女性?実戦の経験豊富なのかな?」

紹介所受付係
「はい。イザベル・デ・バルバトス様は普段は地元の教会にて神様にご奉仕をされており、回復魔法にたけているとても気品のある僧侶様でございます。年齢は勇者様と同じくらいだったかと。西の国の墓地にて、悪霊が大量発生したときにご指名があり、一瞬で問題を解決するなど、ご活躍です。」

勇者
「実力はあると。そして同い年かぁ。ありがたいお説教とかしそうなタイプだが…」

紹介所受付係
「わたくし2度ほどお目にかかったことがございますが、たいそう優しい方でございましたよ。クールなまなざしが素敵な、細身ですらっとしたナイスバディの僧侶様でございます…」

勇者
(ちょいちょい受付係の好みを伝えてくるな…)

【候補さんにんめ】
なまえ:ブラウン・アダムス
レベル:75
しょくぎょう:せんし
いのち:550 まほう:0
こうげき:190 ぼうぎょ:150 すばやさ:72
ひっさつわざ:はやぶさせんぷうぎり
そうび:E はがねのつるぎ E はがねのよろい 
    E らいじんのたて   E はがねのかぶと

勇者
「この戦士は相当強そうだね。結構経験長そうなの?男性だよね?」

紹介所受付係
「ブラウン・アダムス様は物静かな、ベテランの戦士様です。年配ですがかなりの凄腕。噂によると、ブランドールとやりあった経験があると聞いています」

勇者
「え?ブランドールと戦ったことあるの!?」

紹介所受付のひと
「なんでもその時は決着がつけられず逃げられてしまったとかで。百戦錬磨の戦士で、リピーターも多い戦士です」

勇者
「なるほどねぇ」

勇者は受付のひとの話を聴き、自分のパートナーを慎重に検討した。
その結果…

▶まどうし・ミスティをえらんだ
https://note.com/kudotomomi/n/n5aa03de8e175

▶そうりょ・イザベルをえらんだ
https://note.com/kudotomomi/n/n5e34e7ef6872

▶せんし・ブラウンをえらんだ
https://note.com/kudotomomi/n/n5618dd0afb27

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上記いずれかを選んで先に読み進めてください
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