2023年10月16日(月)の日記

昨日アップしたブログには、山登りが好きな食品会社勤務、Ｍ（52歳）が「スキンシップ（エッチ）もありのお出かけ友達」に一番近い位置にいると書いたし、たしかにその時は私の興味もその人に向いていた。しかし、一夜にしてまた情勢が変わってくる。

10月6日からの経緯を振り返る

遡れば10日前の10月6日金曜日、夕方くらいまではたしか「1人親方のＲ」にかなり期待を抱いていたんだっけかなー。いよいよ付き合える人が見つかるかなと思ってドキドキしながら向かったファミレス。
しかし、駐車場の車から降りてきたＲを見た瞬間、もろくもその期待は崩れ去った。

そして、その日の夜からアプリのプロフィールカードを再表示し、「いいね」をもらった人の中から何人かとマッチング。数人とメッセージ交換を何日か続けて会話が弾まない人をふるいにかけ、現在は3人に絞ってやりとりしている。

その中の1人が、食品会社勤務のＭだ。まだやりとりを始めて一日ちょっとしか経っていない状態で顔合わせしたので、本人に対しても何の感情も抱いていなかったし、会った瞬間直感的にドキュンとくるものもなかった。ただ、なんとなくお互いのテンションや波長があって、ありのままの自分を出せる相手というだけ。
Ｍは私に好意を持ってくれて付き合う気満々だし、価値観や趣味も似ているし、一緒にいて自然体でいられる相手ならそれで十分なのかもしれないけど…。ときめきとか恋愛とかエロ対象とかいうと、なんかちょっとぴんとこないなぁ〜。

残りの2人はというと、以前にも何度か登場したが
①埼玉在住、アニメ好きなインドア派のオタク、Ｓ（49歳）
②横浜在住、コンビニ運営会社勤務のバツイチ、Ｙ（49歳）

3人の中で、1番レスポンスが早いのはＹくんだが、さほど会話も広がらず、相手からもそんなに積極的にアプローチはないが、とりあえず今度の土曜日に顔合わせの約束だけしている。
自己紹介の文面から見て、やっぱりちょっと変わり者だと踏んでいる。
変だとわかりつつも興味が抑えられずに、わざわざそういう人をチョイスするひなたぼっこもやっぱり変だ笑。

インドア派のオタク　Ｓのケース

何日かゆるいメッセージ交換をした後、Ｓから「今度通話かお茶でもしましょう」というお誘いがきた。じゃあまずLINE交換して通話から、という話になったが、LINEでやりとりを開始しても通話の話をふってこない。しかも、レスポンスが早い時もあるが、全く既読がつかず非常に遅い時もある。仕事が休日の土曜日なのに一日以上既読がつかないので、ブロックされたのかな？と思ったほど。

ようやく日曜日になって返信がきたので、まだつながっていることを確認。ダラダラと世間話的なメッセージ交換をしてても意味がないので、私の方から「通話はいつにする？」と誘いをかけてみた。
じゃあ今夜にでも、ということで、日曜の夜9時に約束をする。

そもそも、Ｓにいいね返しをしたのは、プロフ画像の第一印象と興味関心事がいくつか被っていたこと(アニメ、漫画、歴史)。
喫煙者であることとインドアなオタクっていうのは引っかかったけど。
顔写真は2枚ほど載せており、1枚は赤い柄シャツを着たいかにも遊び人風の顔のドアップ。もう1枚は黒いシャツを着たわりとおとなしめのの好青年風の写真（俳優でいうと志尊淳のような）。
この2枚の写真が同一人物とは思えないくらいギャップがある。おそらく、黒いシャツを着た写真は数年前の少し若い時期に撮影したものだと思う。

LINEのプロフ画像には本人の顔写真が載っているが、これもまた全然雰囲気が違う。そして本名も載っていたので、LINE交換までたどり着いた人に対しては、わりと個人情報を隠さないのかもしれない。

声の印象は整った顔立ちのイメージから遠くなく、わりと低めのぼそぼそとした話し方で、決して明るくテンポが良い方ではない。私はどちらかというと軽めにくだらない話で盛り上がる方だから、同じようなタイプの方が楽しく話せるのだが…彼に関してはイマイチとっつきにくい感じ。なんかちょっと気難しい雰囲気もあり…。直感的に「あっ、この人はなしだなー」と感じる。

最初は、お互いの相続関係で迷惑している親族の話しとかをしていたのだが、そのうち宗教の話になり。どうやら、彼の他界した両親や姉含め、一家で日本一有名な宗教を信仰しているらしい。それに関しては、1番最初に付き合っていたアキラや20代の時に1年ほど付き合っていた男の子もそうだったので、全く違和感や嫌悪感もなく「あー、そうなんだね」と聞いていた。

そんな話をしているうちに、どういう流れからだったかは忘れたが、彼が「自分も検査したらADHDの傾向が強く出ていた」と話し出す。検査とは、おそらくクリニックとかではなく、ネットによく出ているテストのことかもしれない。
高校中退して、昔でいう大検を受けて、有名公立大学を卒業して、話していてもわかるが使う言葉も小難しく、いかにも気難しそうなインテリといった印象だった。だが、ADHDの特性ゆえ、就職しても注意力欠如、仕事の段取りがうまくできないなどの理由でどの仕事も長続きせず。

Ｓ曰く、一番長く続いた仕事が風俗業だ。
さすがに私も風俗関係の仕事はよくわからないが、デリヘル嬢を依頼のあったところに派遣する元締めのような？そういうオーナーの仕事を10年ほどやっていたらしい。
以前動画配信で見た、セックスワーカーの女性たちを描いた映画「タイトル、拒絶」（伊藤沙莉主演）のイメージに近いのかな？

彼が自身のADHDをカミングアウトしてくれたことに端を発して、私も自分自身の事や、元カレの事、そして息子の事などいろいろ話を始めた。しかもＳは、ひなたぼっこの息子と通ってきた境遇がすごく似ている。
今までも息子夫婦のことで困っていることを（ネットで知り合った)何人かの人に話をしたが、気にかけてくれる人もいたけれど、なんとなくピントはずれの反応だったり。あまり理解できてないのだと思う。同じような悩みを抱えて経験してきた人ではないと、なかなか実感としてわからないものだし。

そんなＳは現在、福祉業界で働いている。風俗産業から福祉業界なんてすごい転身だけど、転職の理由はその職場が家から歩いて行ける距離だからだそうだ。何か意気込みがあってとか、強い思いがあってとかではなく…。いかにもＳらしい発想だ。
Ｓ曰く、「わざわざ満員の電車に揺られて通勤するのはタイムコスパが悪い」とのこと。

「ADHDの人は、甘え上手で愛嬌があって人懐こい」
と過去のブログに何度か綴ったが、もちろん個人差がある。生育歴や家庭環境、そもそもの性質、そしてスペクトラムの割合とか。
失敗経験も多いので学びもたくさんあったはずだが、現在でもわりと抱えている課題はそれなりにあるようだ。

50歳近くになった今でも、Ｓはいまだに忘れ物が多い。
メッセージの返信が遅くなる理由も、私とやりとりしていることすら忘れてしまったり。
この間まではアニメに夢中だったのが、新たに別のことにはまり出すとそちらに夢中になったりという飽きっぽさや、初対面の私に対してでも思った事はズバズバ言ってくるところなど。
そういう特性の人なのでまぁ仕方ないよねと受け入れるが、結構グサッとくる発言もいくつかあった。こういうことを言ったら、相手はどう思うかという想像ができないところも特性だろう。

幼少期から「変わっている」と言われ続け、希死念慮もあったようだが、今でもたまに「死にたい」みたいな感情も出てくるそうだ。本人的には健常者寄りではなく、障害程度や生きづらさは重めだと感じている。ひなたぼっこの見立てでは、おそらくASDとADHDが両方とも出ているタイプだと感じた。

前回、食品会社勤務のＭについて、ADHD傾向がある人だと書いたが、彼の場合、自分がそういう特性を持っているということを自覚していないし、生きづらさも感じていないと思う。おそらく1度も転職なしに今の職場に継続勤務できているようだから、社会にも適合できていると言える。
（仮説として）ほとんどの人はベースにASDかADHDがあり、それがどれぐらい強く出ているか出ていないかの差だけ。鈍感であれば本人は気楽だろうが、厄介なのはグレーゾーンの中で生きていて、社会にうまく適応できなかったり敏感な人だろう。

Ｍは、結婚は失敗しているけれど、健康だし、娘たちとの関係も良好だし、自分の家族関係も悪くないようだし、経済的にも問題ないし、これまで女性に不自由してきたことはないし、半年間彼女がいないので性欲的に限界にきていること以外、私から見ると何不自由なく暮らしているといった感じ。
Ｍに関しては比較的恵まれている人だ。

そうか。
外見的にあまり好みのタイプではないということ以外に、恋愛対象としてＭにいまいちぴんとこなかったのはそういう理由だったのか？
「強烈に惹かれる何か」が、Ｍにはないのかなー？
ひなたぼっこがぐっと惹かれるものは…、地位でも名誉でも経済力でも職業でも家柄でもなく、何か別のもの。
見た目は…もちろん好みは多少あるけど、それだけじゃない。

Ｓとおしゃべりし始めて、最初の印象では（この先はないな）と感じたのだが、長い時間いろいろ話していくうちに、俄然興味が湧いてくる瞬間があった。
これまで何人か彼女はいたようだが、長く続いても3〜4年。早ければ半年程度で別れてしまったようだが、そのほとんどが女性側から振られたらしい。理由は、Ｓがマイペースすぎるから。

人に寄り添わないというか、自分のスタンスを絶対曲げないらしい。わからないからもう少し具体的に話してというと、インドアデート(セックス)ばっかりで、彼女からお出かけデートとか要望があってもそれに応えてあげられなかったり。人によってはどこかお出かけに連れてってあげたいと思う人もいれば、そうでない人もいるとか。
要するに、協調性がないってことか？
そりゃ〜、そんなデートだったら女は嫌だよね。

「だけど、マッチングアプリに登録してるってことは彼女が欲しいってことだよね？」と聞くと、それは素直に認める。
両親と暮らしていた広い一戸建ての家に、今は猫と一緒に暮らしているらしいが、ADHDだってASDだって人恋しいんだよ。

Ｓの場合、弁が立つから小難しい言葉や理屈で論破してくるタイプ。私みたいなアホは、おそらくやりくるめられるだろうし、言葉では太刀打ちできない。息子とどっか似ているな。
でも、人恋しいし、心の中で誰かを求めてるのだと、素直に自分の弱さを見せてくれた瞬間、私の中でグッとくるものがあった。

そう、ひなたぼっこはさびしい男に弱いんだ〜。
さびしさを包み隠さず、さびしいって表現できる人に特に弱い。
Ｓはもちろんその言葉を使わなかったが、おそらく高学歴でプライドの高い人と察するが、初めてしゃべる私にぽろっと本音を見せてしまう。そんな一面がなんだか愛おしく感じた。
そして、私が何とかしてあげたいとつい思ってしまう。私だったら彼の孤独を埋めることをできるんじゃないかっていう意味不明な自信？

しかし、なんでいつも面倒臭い方に傾くのかなあー。
明らかに、ヘビースモーカーみたいだから不健康そうだし、体も鍛えてなさそうだし、食事も何を食べてるか知らないけど、いろいろとこだわり強そうだし偏屈っぽいし。お出かけデートなんか期待できなさそうだし、いつも自分のその時の気分で行動や予定を決めるらしいからデートの約束も難しそうだし。
苦労するのは目に見えているんだけど…興味津々！！
明らかにＭの方が全てにおいて安定しているのに、なんでわざわざ大変そうな人のほうにいくかなぁー😣

でも、困難な相手であればあるほど、俄然ファイトが湧いてくるってこともあるし笑。まだ1度も顔合わせしたことないのでわからないが、自分の中で何かが動いたと感じた。
まだ恋愛感情といえるものではないが、無性に彼をハグしたい。これってもしかして・・・母性？🤔

通話の中で「なんかネットで知り合う人って9割型、発達障害だったりするんだよね〜」と話すと、彼の口から「類友だから」と返ってきた。確かに…類は友を呼ぶか。
それと、仏教用語みたいだが「因縁果」とも言っていた。仏教の勉強はしてないから詳しくはわからないけど、もし彼と仲良くなったらいろいろと教えてもらえそうだな。ひなたぼっこの知らない世界を。
結局、夜の9時からなんだかんだ話して、通話を切ったのが10時40分だった。こんなに長電話するとは思わなかった。

Ｓは私の年齢もおそらく知らないと思うが、こういうタイプの人ってその辺はこだわらないような気がする。他にもまだ話していないいろいろな体の事情やら、内緒のこともあるのだが。受け入れてくれるかな？
ていうか…私たちみたいなのは抱えているものが多すぎて、いちいち拒絶してたら、絶対誰とも付き合えない。
その辺はお互い様だから、ある程度懐は深くなってしまう。勝手な想像だけど、健常者のカップルより発達のカップルって、メンタル弱くてストレス耐性脆弱なのに、普通の人たちよりも何倍もストレスを抱えて生きていかなくてはならない。なんだかなぁ〜。

前言撤回

前回のブログで、エッチもできるお出かけ友達を複数キープもありかと考えたが、やっぱりひなたぼっこには無理なようだ。
興味の対象は常に1人。
誰にも興味がなければ、LINE交換とか暇つぶしデートでずっと止まったままだと思うが、興味ある人が出てきてしまったら、他の人には全く興味がなくなってしまう。まぁ当たり前のことなんだけど。

6割程度好きであれば付き合ってしまえばいいかという考えもちらほらあったが、それも私にできるのかというとちょっとわからない。
やっぱり興味のある人じゃないとスキンシップはできないし、したくもないし。相手から望まれてのエッチはしたくない。やはり私からほしいと思った相手じゃないと感動がないから、ただの人形状態になるだろうな。そして、その後に起きる深い後悔の念。

この年になると、単なる興味や、性欲を一時的に満たすためのワンナイトみたいなエッチはなんだかくだらなく感じる（そんなのは、30代前半で普通は終わらせるものだ）。
中高年になってもいまだにそういう軽いセックスを楽しんでいる人も少なくはないが、終わった後に虚しくならないのかな？感情を伴わないセックスがいかにつまらないか。
人それぞれスキンシップの価値観は違うけれど、やはりひなたぼっこ的には1人の人とじっくり深く愛情を確かめていく形の方が楽しいし満たされる。（また、コロコロ考え変わる可能性もあるけど😅）

今日の雲と空のギャラリー

今日も空が広くてご機嫌だった⤴️