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課題16.苦手な人の信念を読み取る #夢をかなえるゾウ0 #やってみた

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課題16.『苦手な人の信念を読み取る』

(当企画の説明や目的はこちらから )

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「…課長。誰とは言えないんですけど、最近、めちゃくちゃ腹立つことがあって、思い出しただけでも、ぶん殴ってやりたい衝動が湧いてくるんですけど、そういうときって、課長はどうしてますか?」

『…おぉ、まじか。穏やかじゃねーな。誰とは言えないってことは、もしかして、ぶん殴ってやりたい人って、俺のこと?』

「…んなわけないでしょう笑」

『そう、良かった笑。まあ、とりあえずビール飲みなよ。

(課長が僕に渡してくれたビールグラスに、課長の指が思いっきり入っている)

『その腹立つ人って、どんな人なの?』

「僕、”厚顔無恥”な人、大嫌いなんですよね。相手を慮れない人というか、相手の立場になれない人というか。そういう人って、往々にして、話を遮ってくるし、話を聞かない、そもそも話を聞く気がないじゃないですか──そういう人です。

だから、こういう人の言うことが、たとえそれが正論だったとしても、僕は腹落ちしないというか、心底受け入れられないんですよね。」

『それさ、”ディズニーランドだって、嫌いな人と行ったらつまらんでしょう?大事なのは、なにをするかじゃなくて、誰とするか、ですよ”って、くぎまるくんがよく例えるやつでしょ?笑』

「…よく例えてはないと思いますけど、まあ…そんな話です。」

『んー、まあ、言いたいことはわからんでもないんだけど、そこはどうでもいいというか…”事実”と”感情”は、切り離して考えるようにしないとだね。』

「…冷静になれってことですか?」

『冷静になれというか、くぎまるくんが実直で熱いのは、良いところでもあるんだけどさ。それを少しずつ、時と場合によって、使い分けられるようになると良いね。

例えば、”怒り”に身を任せて仕事をしていては、怒りに振り回されて、本質を見失ってしまう。それだけならまだしも、人間関係だって悪化しちゃうでしょ?

…俺はさ、イライラしたときに、自分にこう問いかけるようにしてるよ。

”俺は今、相手に怒りの気持ちを伝えたいのか、それとも、本来の目的を進めたいのか、どっちを優先したいんだろう” …ってね。』

「…課長はいつも冷静に話してくれますよね。それも相まってか、話がものすごくロジカルだなといつも思います。」

『あとさ、誰しも、言いたくて言ってるわけじゃないってときも、あると思うよ。

くぎまるくんだってそうじゃない?自分の意見じゃないけど、他の人や課の意見を代弁して言うとかあるじゃん?』

「はい。”俺の意見じゃねーよ!!”って、言いたくなるときですね…」

『そうだね笑。 だからさ、相手から”攻撃”されたときは、自分に言われているんじゃなくて、自分の後ろにいる、自分の上司や、課、部署に言っているって、思えるようになると良いね。

要は、くぎまるくん個人が攻撃されているわけではないってことだよ。』

「まあ、たしかにそうですね…」

『俺たちサラリーマンだからさ、やっぱ、それぞれに立場とか役職とか役割とかあって、言いたくないことも言わなきゃいけないときだって、あるじゃん?

…もちろん俺も人間だから、攻撃されたら腹立つときもあるよ。でも、相手も言いたくないことを、上司から言わされているのかもしれない。立場上言わなきゃいけないのかもしれない。とか、相手にも色々な背景や葛藤があるだろうし、さっきも言ったけど、なにも個人的な人格否定をされてるわけじゃないんだからさ。』

『そう思えるようになると、例え嫌いな相手でも、本質的なことを意識しながら、建設的な話ができるようになるし、自分が持っていきたいゴールに向かって、相手の背景、立場、思惑等を鑑みて、相手の欲しい言葉を予測し、言葉や言い回しを変えてみる、そんな心の余裕も生まれてくる。

──そうすると、苦手な人ともうまく仕事できるようになるし、くぎまるくんのレベルも、上がっていくと思うよ。』

「…なんか、そう思うと、僕もまだまだだなあと、思いました。」

『──ドイツには、”人は、神から被せられた仮面に則って、与えられた使命を果たしている”ってことわざがあってさ。

役職とか、役割とか、みんな様々な”仮面”を被っているわけだけど、俺だって、家に帰ったら、”課長”の仮面から”父親”の仮面を被されるわけで、仕事のときに被されていた課長の仮面とは違う役割を、家族から求められる。くぎまるくんもそうでしょう?

くぎまるくんが腹立つその人も、仮面を外したら、本当は全然違う人なのかもしれない。

──役割が、役職が、環境が、人を変えているだけなのかもしれないね。』

「なるほど、仮面ですか…

たしかに僕も、仕事、家、プライベート、友人、その時々の環境によって、仮面を使い分けています。

…そう思うと、僕も腹立つその人に、常に腹立ってるわけではないなあと思いました。むしろ、時には親身になって相談に乗ってくれるときもありますし、頻繁に、有給消化できてる?とか、ご家族どう?とか、プライベートのことをよく気にかけてくれていたなあと、振り返ってみて思いました。

…こうして冷静になって振り返ってみると──実は、教育してくれていたのかも?

だとしたら、僕、ちょっと申し訳なかったというか、失礼でしたね…」

『…うん。そうやって自分を俯瞰的に見れるようになると、もっとうまく仕事も進むようになるよ。

…とはいえ、それにしても、くぎまるくんもまだまだ青いねえ笑。

とりあえず、ビール飲んで忘れちゃいなよ!ほら!!』

「…いや、僕今年で32歳なんですけど…

あと、毎回僕に渡してくれるビールに、わざと指突っ込むの、やめてくれませんか…」

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夢をかなえるゾウ0 課題一覧

 1.日の出を見る
 2.好きな匂い、物、人、場所を見つける
 3.やりたくない依頼を断る
 4.自分の欠点や弱さを告白する
 5.生活に「初めて」を取り入れる
 6.自分の感情・感覚を丁寧に観察する
 7.実物を見る
 8.過去の出来事を「伏線」ととらえ、希望を持ち続ける
 9.興味を持ったことを一歩深める
 10.インターネットを一日断つ
 11.自然の中でゆっくり過ごす時間を持つ
 12.虫の役割を知り、大事にする
 13.名作を鑑賞する
 14.やりたくないことを全部書き出し、やりたいことに転換する
 15.怒りの気持ちを伝える
 16.苦手な人の信念を読み取る
 17.自分と違う分野・文化の人と話す
 18.仮体験をする
 19.欠点や負の感情を『自分の一部だ』と思う
 20.自分と同じ痛みを持つ人を助ける
 21.誰かの「ありのまま」を愛する

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