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気になる名文5選

いろいろな本の気になる文章をあげて、名文が生まれた背景を要約してみます


ひとつのキーワードが「脱階級化」です

『 ちょいバカ戦略 意識低い系マーケティングのすすめ 』 小口覺

不景気が長く続いたため、クルマの車種に代表される「擬似階級社会」よりも「経済的合理性」が優先される時代になり
その結果、ヒエラルキーを感じさせない「軽自動車」「アップルウォッチ」「チープカシオ」のような脱階級アイテムが売れるようになった。


織田信長は金融について歴史に残るような改革を行っている

『 お金の流れで読む日本の歴史 元国税庁調査官が「古代〜現代史」にガサ入れ 』大村大次郎

 南宋(1127〜1279年)が滅亡し貨幣制度がかわり、行き場を失った失った銅銭が日本に流れ込み日本で貨幣として流通することになるが、中国からの銅銭の流入が減り始め今で言う「デフレの金融不安」が起こり始める。
デフレ金融不安を解消するために織田信長が金融改革を行うことになるが、その内容は「金銀を貨幣として流通させる」という世界でも類を見ない画期的な制度だった。


根気強くたゆまぬ観測を続けた結果、そこに法則性を見出してつくられた

『 謎解き古代文明 』 ASIOS

真のオーパーツとして名高い、古の天文盤「ネブラ・ディスク」
ドイツ、ミッテルベルグの丘は地平線がよく見える時代があり、その当時、種まきと農作物の収穫の時期を知る手がかりを知るために根気強く観測を続け、その内容をネブラ・ディスクに記した。


フランス革命の三標語もその好例だ

『 日本衆愚社会 』 呉 智英

フランスの三標語は「自由」「平等」と・・・博愛 と日本で訳されることが多く、たまに「友愛」ともいわれるが、どちらも意図的な誤訳と思えるほど違う。
Fraternité は「血縁のない他人なのに兄弟のように睦み合う」という意味なので、「義兄弟」と訳すのが自然。
つまり 「自由」「平等」「義兄弟」と考える。
当然、フランス右翼のルペンたちが高らかにラ・マルセイエーズを歌うのは当然で、「国民国家」という概念もフランス革命から生まれた。


クローズアップの汚れた姿を見せて初めて、人の尊敬と愛を得ることができる

『 ソーシャルメディアで億万長者になる! 最強インフルエンサー術 』 ゲイリー・ヴェイナチャック

戦略を考えて賢くだんだんと成長しプロフェッショナルになる姿を見せることができる、というのは新参者の特権で、公にできるものはぜんぶ出そう。
「正しい形のプロセスを踏んでから始める」なんて考えるのはナンセンスということ。


いろいろな本を読んでいると、世間で紹介されている名文よりも興味深い文章が沢山あると実感しますね

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