先天性眼瞼下垂症 手術までの道のり③術前診断&手術本番

【術前診断】

前回の採血の終わりに、手術の数日前くらいに結果を取りに来てね〜と言われたので、バイト40分前くらいに行ったのが悪夢の始まりでした。
私は結果もらってすぐ帰れると思ってたのに、すごいお客さん多い&すごい待たされる=もしかして、診断する系ですか?という答えにたどり着いたのがバイト出勤の15分前くらいでした。やべえよ!しかもこのとき、バイト前にちょっとお花見でもしようか〜ということで友人を待たせていたんですね。どうしようどうしようとストレスでお腹痛くなりながら診察を高速で受けてきました。バイトはぎり間に合った。友人には謝り通した。診断の内容は当日の時間帯とか処方箋をもらうとかでしたが焦りすぎて全然聞いちゃいなかったので翌日確認で電話しました。ほんとすみません…
みなさん、診察は時間に余裕を持って受けましょう。

【手術前日】

特に変わったことはなかったのですが、母が実家からわざわざ来てくれました。昔自分が手の手術を受けたとき、一人でものすごく心細かったからいたほうがいいでしょうとのこと。ありがたい。あたたかい。人のぬくもりに生かされています。(というのは建前で、コロナで誰にも会えず刺激もなくそろそろストレスが溜まっていたので遊びに来たかったらしい)
前日はまじでなんもしてないな せっかく母が来てるのに前日はアルコールNGがでていたので、美味しそうにビールを飲む母を前につらい思いをしたくらいだな
あっありました!前日までに患部を冷やすための氷嚢を買っておきました。先生からとにかく2,3日はずっと冷やしながら寝ておくように言われていたので。東急ハンズで1000円くらいの一番小さいサイズを買いましたが、十分でした。これは買っておいてよかった。おすすめです。
あとは同意書みたいなものをわたされていたのでそれにサインと印鑑をして当日持っていきました。それから当日朝から服薬が必要だったので処方薬局で薬をもらっておく。けどそれくらいかな。あとは心の準備しておけばいと思います。私はなんもしてませんでしたが…(えっ)

【手術当日】

指示通り、朝から抗生物質の薬(表現あってますか?細菌とかが入ってやばいことになるのを防ぐ薬ね)を毎食後に飲んでおきます。たぶん5日分くらいもらいました。あと同じく抗生物質の軟膏みたいなやつも。
手術は夕方だったので、昼は母と無印良品にいったりしました。もしかしてもっと安静に心安らかにすべきだったのかもしれない。でも健康なのでOKです。
電車で眼科の最寄りまで行きました。診察してもらっていた眼科はこじんまりしていたので、手術は他の場所なのかと思っていたのですが、奥にちょっとした手術室がありました。このへんでやっと緊張してきました。指定の時間10分前くらいに到着し、いよいよ手術です。どのくらいかかるのかちゃんと聞いてなかったので、手術室に入って母と別れてから1時間弱と聞き「すみませんが母に伝えてもらえますか…」と伝言してもらいました(ただその時点では母は待合室から早々と消えていたらしい。多分セリアに行ってた)。結構緊張してたのですが、緊張すると麻酔の効きが悪くなるらしいと聞いていたので「おれは緊張してない…緊張してない…」と暗示かけてました。ぬいぐるみとか見てた。
手術台というよりは椅子みたいなやつに座ります。背もたれが倒れるやつで、美容室のシャンプー台に限りなく近いです。最初は先生がまぶたに油性ペンでなにやら線とか点を書いてます。ちなみに私はここでコンタクトを付けていることに気づき、慌てて中断してもらって外しました(2週間超使ってたので捨ててきた)。一応メガネを持参することをおすすめします。
気を取り直して。目しか出さない布みたいなやつをかぶって(それこそ美容室でつけてもらうあの布みたいな感じ)椅子が倒れます。うお〜コエ〜
まずは部分麻酔です。多分鼻の付け根に2,3回だったと思います。この麻酔注射が結構痛いんですよね。そしたら3分くらいでもう先生がメスとか言い出して早くない?!!!!!とかなり焦りますがちゃんと麻酔きいてます。大丈夫です。こわかったのでずっと目は閉じてたのですが、多分熱で皮膚を切るタイプのメス(バイアグラみたいな名前のメスだった)でゴリゴリ切ってました。例の匂いですが、焼き肉というよりは焼き鳥でした。あ〜焼き鳥焼き鳥…と念じながら夕飯のこととか考えるといいと思います。なにせ思ったより長丁場&恐怖感がすごいので…
特に怖かったのはまぶたが薄いことに気づいたときですね。たぶん上側をベロンて取って、筋膜の下にあるうっすい皮膚だけになってたときだと思うのですが、上から当てられてるライトがいつの間にか目を閉じてるのに見えてるんですよ。まぶしさとまぶたの薄さに対する恐怖でずっと左上を見てました(?)。途中で椅子を立てて鏡を見たり先生の指示に従って上見たり下見たりするタイムがありますので、それも心の準備しておくといいと思います。鏡見てみて〜と言われたときは「ホラーになってないですか??!!」と思わず聞いてしまいましたが意外とグロくないです。

私は疲労と恐怖で後半はずっと推しアイドルグループのダンス動画や歌を脳内リピートさせて気を紛らわしてました。結構長かったらしく、1時間20分位かかってました。看護師さんたちに頑張ったね〜と言われてすこし泣きそうになる私でした。頑張ったね。最後に肌色のテープみたいなのを患部に貼ってもらって手術は終了です。お疲れ様でした。

【当日術後】


手術直後は痛みというより疲労感という感じです。贅沢にタクシー使わせてもらいました。私はタクシー乗って15分くらい(術後30分くらい)でじわじわ痛くなってきました。ズキズキというよりは、半ズボン履いてるときにコンクリートの地面で思い切りコケたときの膝の痛みに似ています。帰宅後はだんだんその痛みがひどくなってきて、氷嚢で冷やしても冷たさと痛みが悪い感じに共存してすごくつらい。そんな中、ウーバーイーツを使ってみたいという母のリクエストにお答えして台湾料理を注文しました。もっと優しいものを頼む選択肢はなかったんか。
つらくてベッドに横になってたくらいだったのですが、料理が届いて起き上がって食べてみるとなんかいつの間にか痛くなくなってました。これはマジです。なんなんだ。麻酔切れた直後が一番痛かった&おなかすいてた&痛みに慣れたってことなのかもしれないです。食欲があればなにか食べるといいかもしれません(無理はせず!!!)。
その日はお風呂に入れないのですが、ご飯食べて元気になってからはちょっと工作をしたりする余裕も出てきて、夜も普通に熟睡でした。寝るときは氷嚢をのせながら仰向けで寝ました。まじでめっちゃ元気だな なんなんだ

後日編に続く

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