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大銀行のスタートアップ企業へ融資は支援か罠か

今朝NHKラジオで

スタートアップ企業への融資判断 AI使う仕組み導入へ 三菱UFJ

というニュースが流れた。

私は、
「スタートアップはガレージから始めるべき。」
だと基本的に思っている。

日本では特にエンゼル投資家が少ないので、
確かに資金面でスタートアップは苦労する。

しかし、それでも、
創業者や経営者が全財産を担保にしたり保証人を構えて借入金をして
返済計画通りに行かなかった場合に
創業者や経営者が借金まみれになって
2度と立ち上がれなくなる
リスクを取るべきではないと考える。

その考えからいくと、
この大銀行の融資は美味しそうな支援に見えて
実は大きな罠であるように感じる。

日本では、スタートアップに大企業が近づき、
伴走すると称しながら、
結果的にビジネスモデルや特許技術を取り上げ、
スタートアップは搾りかすのように捨てられる例が多い。

スタートアップは搾り取る原料でしかない


スタートアップは
根気強くリスクマネー=投資家を見つける努力をするべきだ。
日本だけとどまらずリスクマネーを探すか、
それまでの間には売上の範囲でできる再投資で我慢し、
なんとか収入増を図る方法を模索すべきだ。

出なければこのニュースの最後に書いてある。

>三菱UFJフィナンシャル・グループの亀澤宏規社長は「日本経済の成長には、スタートアップは重要だが、従来のやり方ではリスクマネーが集まりにくかった。新しい仕組みで支援することで起業にチェレンジする人が増えればわれわれ自身の成長にもつながり、よい循環が期待できる」と話しています。

この中の、
支援することで起業にチェレンジする人が増えればわれわれ自身の成長
でもハキハキと言っている。
われわれ自身の成長
とは、まずは金利収入
それが得られなくなれば、
スタートアップは搾り取る原料
として元は取る。
そのために
『スタートアップ企業の日々の売り上げや取引先への支払い、それに利用者数の動向などのデータを、AIを使ってリアルタイムで分析すること』
の仕組みを作って、
主要なノウハウやマーケット情報や顧客データ
自社のものにすることだろう。

スタートアップである貴方が
あるいはスタートアップに知り合いである貴方が
この記事に一度は目を通すし、
甘い誘惑にちょっと踏みと止まって考えることがあれば、

骨の髄まで搾り取られて捨てられるスタートアップは減るかもしれない。


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