鯨岡 領

美しくなりたい女の思考垂れ流し。 勤労の傍文章を書いております。好きなことは、美容と言…

鯨岡 領

美しくなりたい女の思考垂れ流し。 勤労の傍文章を書いております。好きなことは、美容と言葉遊びと実学。

最近の記事

知識武装したい話

私は学ぶことが好きである。しかし最近、仕事に忙殺されて自分がなぜ学びたいのかを忘れてきてしまったので、言語化しておこうと思い書いている。 私が学びをする理由を2つほど列挙し、経緯と理由を述べていこうと思う。 ①学ぶことが好きだから 好きだから学ぶ。当たり前の動機だが、私はこの動機をとても大切にしている。なぜなら強制の入った学びは自分に悪い負荷をかけるからだ。例えばやりたくもない興味もない分野の勉強。あれは学びではなく勉強だった。学生時代、勉強は苦痛だった。学校教育には様

    • 『夜と霧』感想

      心に重くのしかかる壮絶な本だった。収容所で起こった人間のむごたらしい一面について、ユダヤの悲劇やそれを産んだ人種差別、戦争に関することはとてもじゃないが今は考えられそうにないので、今回は割愛する。 すぐに頭に入ってきたのは、本の終盤にあった著者の、生きる意味を問うことについての主張だった。今回の感想はそこだけを考えたものである。 著者は、収容所で過ごす中で、生きる意味についての問いを百八十度方向転換させることが必要だったと記している。 『もういいかげん、生きることの意味

      • 『嵐』のいる生活

        2020年度末、アイドルグループ嵐が活動を休止した。それから半年が経ち、やっと自分の中に感情や言葉が落とし込めてきたので、それらを書き留めておこうとPCに向かっている。 結論として申し上げたいのは、活動を休止してなお、今後どうなるかにかかわらず彼らは私の中に存在し続けており、恐らくずっと宝物だということである。 まずはきっかけからその変遷を辿っていきたい。 嵐を知ったのは小学生の時。ドラマ『魔王』でまず大野智さんの存在を知った。周りに嵐ファンが多くいたため、好きになるの

        • 『大豆田とわ子と3人の元夫』感想

          4月からの心の支えとなっていたこのドラマ。たくさん笑い、共感し、大号泣し、今後の自分を形作るものの一つになるだろうという確信がある。これは将来の自分のためにも書き残しておきたいと思い、最終回を前に感じたことをつらつらと文字に起こしていきたい。 まずはこのドラマの好きな点をあげ、理由や考察をしていく。 1.ままならない日常が絶妙にリアル このドラマは基本的に一話完結型で、主人公大豆田とわ子が送った一週間を振り返るという構成で進んでいく。彼女の日常はリアルで溢れている。網戸

        知識武装したい話

          『ひとり暮らし』で得たもの

          一人暮らしを始めて半年ほど経った。この辺りで、一人暮らしにまつわる思考の巡りを一通り残しておきたいと思う。 まず、一人暮らしを始める前の私が狙っていたものと、それを得られたか、実態がどうだったのかについて挙げていきたい。 ①自分の生活ペースを知りたい →成功した。一人になったことによって、大きなゴミ袋が何日で埋まるのか、週に何回洗濯をしたいのか、鏡についた水垢を何日放っておけるのか、などが具体的な数値で分かってきた。ストレスが溜まるとお酒を飲みラジオを聴きながらシンクを

          『ひとり暮らし』で得たもの

          『幸せになりたい』の因数分解

          最近毎日聴いているラジオ『生活は踊る』のなかの名物コーナー、『相談は踊る』で敬愛するジェーン・スーさんが繰り返し仰る、「自分の欲望を舐めるな」という言葉。ずっと自分の中で引っかかっていて、自分に埋もれている欲望を掘り起こしてみようと自分を振り返ってみることにする。 まずは現状の棚卸しから。現在私が抱える最も大きく広い欲望は『幸せになりたい』である。 ちょっと広すぎるので、因数分解しながら進めていきたい。 私が常日頃心に留めているのは、心地よいと感じる瞬間をいかに増やし、

          『幸せになりたい』の因数分解

          孤独と共に生きる

          孤独だな、と思う瞬間がある。 例えばとても楽しい時間を友人と過ごした後に帰ってTVをぼんやりと見ている時。一つの集団の中で、自分だけ会話に入れない時。冬の帰りの電車道。 そういう時、押し潰されそうな寂しさに耐えきれず誰かに電話をしたり、SNSに顔を出してみたり、コミュニティをもつゲームをしたり。どうにか誰かで紛らわそうとしている自分に気づいた。気づいてから、なんとかこの孤独を受け止められるようになれないかと模索している。 そう思うようになった理由はいくつかある。 まず

          孤独と共に生きる