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お米(陸稲)をつくる #2

▼前回

経過

稲はぐんぐん育つ。

陸稲(7/12)

8月には青い稲穂をつけた。

陸稲(8/15)

9月、稲穂が頭を垂れた。

陸稲(9/6)

ふつう9月下旬には稲刈りをすると思うのだが、植えた土地は思ったよりも陽当たりが悪く、なかなか稲穂が色づかなかった。
稲穂が黄金色になるまで待つ。
10月にはだんだん色づいてきた。

陸稲(10/12)

そして10/26、ついに稲刈りをしようと思って畑に行ったら、すべての稲穂が何者かによって食べられていたのである

悉くかじられた陸稲(10/26)

美味しそうに色づいた瞬間に全部食べるんだね。
まだ青い頃にも少しかじられていたので、周りに防獣ネットを張ったのだけど、効果なし。鹿には低すぎたか。
しょうがないので食べ残しを収穫した。

直播きと育苗の違いについて、背丈の育ち具合に関してはあまり違いは感じなかった。
稲穂のつき具合については食べられてしまったのでよくわからないが、それまで見た感じでは明白にどちらがよいとは思わなかった。
今回は直播きのほうが植えた密度が高く、過密なら間引こうと思っていたが、なんか大丈夫そうなのでそのまま育てた。株数が多いぶん単に収量も多かったように思う。

脱穀・籾摺り

脱穀は、刈った稲を割り箸に挟んでしごき、籾だけを落とす。

つぎに、籾をすり鉢に入れて、胡麻をするように籾摺りをする。すりこぎ棒では効率がわるく、今回は木製の肩たたき棒を使った。けっこう力を入れて擦って大丈夫。
籾殻だけを除去するのに、道具がないので息を吹きかけて飛ばしていたが、本来は手箕や唐箕をつかう。

肩たたき棒で籾摺り

これで玄米になった。

左がうるち米、右がもち米


実食

今回は精米せず、玄米のまま炊いた。

もち米は丸みがあり、透明感のない白色をしている。

もち米の玄米
炊きあがったもち米(一口大)

うるち米は少し細長く、透明感がある。

うるち米の玄米
炊きあがったうるち米(一口大)

陸稲は見るのも食べるのも初めて。水稲に比べるとあまり美味しくないと聞いていた。

食べたのはけっこう前で、正直細かい味は覚えていないのだが、全然不味くなく、甘みは少ないがふつうに美味しい。常食もできるなと思った。
今回は玄米で食べたので、水稲と同じような玄米の香りが強かった。
もちとうるちの味の違いは忘れました。というか劇的な違いはなかったんだとおもう。

今年はやはり獣対策が甘く、ほぼ食べられてしまったが、まあ育たないよりはよっぽどいい。
来年は収量を確実に増やしたい・・

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