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台湾生活③ 【留学】期待と現実のギャップ

#過去振り返り記事


3年前、友達なし。コンビニの行き方も、挨拶の仕方も、言語もわからない。ご飯も口に合わない。そんなだった自分が今、その国で一人で家を借りて、大学4年生をやっている。




今日も本当にお疲れ様です、キノです。
わたしは現在、台湾の国立大学に通っています。今年の9月で大学4年生になりました。大学に来たばかりの頃を振り返っています。




当時の心境のメモ

こちらは私の当時の心の葛藤の羅列です笑。

授業
・友達と話すのに精一杯。内容を考えてから英語を話す。
・毎日心が疲れる。
・気を遣ってた。
・毎日緊張で心がボロボロ

何もかも緊張してた
当時は今よりもっと友達に対してすぐ申し訳ないと思ってた。
和に入れないから気を使わせてる、とか。
当時は全てに緊張してたから余裕もなかった。
コンビニに行くのも、授業に行くのも、バスに乗るのも、何をするにも友達の支えが必要で。

驚いたこと
朝からハッシュドポテトエッグロールを食べる台湾人、やば過ぎ。
なんで彼らは胃もたれしないの。

「日本人なのに英語の発音綺麗」って言われて嬉しいと同時に、日本人は英語のアクセントやばいって偏見イメージがそんなにあるんだって知った。

台湾生活に対する期待と現実のギャップ

台湾になんて言ったことない純日本人。周りに台湾人の知り合いとかゼロ。そんな私が勝手に台湾に対して描いていたイメージ。台湾の大学は国際色豊かであろう。
学生はみんな英語ペラペラであろう。
課題とかやばそう、卒業簡単にできなさそう。


来たる9月、入学して、はい、撃沈。イメージと違いすぎた。
寮汚い。ゴキブリとアリ、ヤモリの宝庫。
八角の匂い無理だ。食べ物全部油まみれすぎ。
日本の英文学科に日本語話せない外国人がいる感じ、完全に場違い。
日本食まずすぎ。
授業つまんなすぎ、聖書とか興味なさすぎ。
教室アリの巣あるだろ絶対。


もう日本帰りたい。キラキラなんかしてない。

2020年秋


このように書き出したら止まらなかったんです、当時の私の心の叫びは。
以下で文章にしていこうと思います。


--途中区切り線を入れて、現在の自分目線から当時を振り返っています---


緊張よりワクワク

9月中旬、ついにセメスターが始まりました。

当時の私は緊張よりもワクワクが心の中で優っていたのを覚えています。誰も知っている人がいないからこそ、自分をゼロからスタートさせていく感じ。何も怖くない感じ。

最初は友達がゼロでしたが、幸運にも、ルームメイト4人のうちの一人が同じ学部でした。

その子と二人で外国語文学部のオリエンテーションへ。

オリエンテーション、学部説明会

学部ごとのオリエンテーションに着いたらびっくり。外国籍の学生が私と、もうひとり韓国籍の女の子の二人だけ。しかもその子は台湾育ちだったので中国語ペラペラ。


それ以外は全員台湾人なので、

つまり、

学部で唯一私だけ現地の言葉が理解できない。。。


何を勘違いしてたのでしょう笑。海外の大学は日本よりずっとグローバル化が進んでいて、外国語文学部といえばなおさら外国人生徒がたくさんいると思っていました。

でも実際、台湾の大学と日本の大学のグローバルさは、世界的にみればそんなに変わりません。


この大学へ願書を出す前に台湾に一度視察に行ったのですが、この大学には行ってませんでした。ほんと、何も調べないで情報量ゼロで飛び込んで行っておりました。


もっとちゃんと調べて、その進学先が自分の目標に合っているのか、知れるだけ知ってから行きましょう^^。と、一応言っておきます笑。



でも、

驚くと同時に、「いざ、自分の鍛えてきた英語力を発揮する時だっ」そう思って周りにいる生徒にバンバン話しかけていきました。もちろん英語しかできないので英語で。


団体でキャンパス巡りをしているときは、校舎ごとの説明が終わるたびに毎回、近くの生徒に話しかけていきました。(ただのかまちょ笑)



入学式(的な催しだけど私服で行く式)で隣になった人にも。

キャンパスの中を走るバスで隣になった人にも。


寮の洗面所で、私の隣に来て歯を磨いていた人にも。




台湾人、実際日本人と変わらずあんまりフレンドリーじゃなくて、初っ端から最高に心が疲れたけど、話しかけないと何も変わっていかないから。と思いまして、、。




そのオリエンテーション後も、新学期のライブイベントに参加したりしました。

みんなが中国語で盛り上がっている中、一人愛想笑いをして必死に英語で聞き返す日本人笑。



でも当時は、
「行かないで何も変わらないより、行って後悔する方がいい精神」を掲げて疲れるなんて考えずに突っ走ってました。


しかしとうとう、メンタルのとどめを刺されます笑。


新学期三日目、泣きながら「日本に帰りたい」


新歓

新学期が始まって三日目の夜に、日本でいう高校生のような新入生歓迎会がありました。主催者は大学2年生たち。

そこで私はついにメンタルのとどめを刺されます笑。

その新歓では先輩がレクリエーションや、小グループに分かれて雑談会をしてくれたり。日本の大学でもよくやるようなあれです。

中国語が話せない、一人日本人でミニゲームも理解できないし、雑談会でも一人浮く。完全に場違い。



その時はもう帰りたいしか考えていませんでした泣。


もう無理して輪を広げようとするのも、輪に入っていこうとするのもやめよう


その夜は、気がついたら泣きながらキャンパスを徘徊していました。

もう、なんにもワクワクした感情を抱いていませんでした。

来るところを間違えた。もう頑張りたくない。何にも挑戦したくない。そう思いました笑。



今となっては、今暮らしている環境に全く慣れていないビクビクした自分を思い出して感慨深く慣れている自分がここにいますが笑。




続く。


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