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【こじぷろ月次祭2023】💡参拝ガイド💫令和5年5月🌸「イザナギ、イザナミ」を祀る神社⛩

こじぷろ月次祭つきなみさい2023年5月「イザナギ、イザナミを祀る神社」の参拝ガイドです。5月のお題は、「◯◯神社」ではなく「伊邪那岐命いざなぎのみこと伊邪那美命いざなみのみこと」の二柱の神様がテーマになっています。この二柱(または片方)の祀られている神社が対象です。神社の名称が一定ではありませんので、検索される場合には参拝される地域名と以下のキーワードで探してみてください。
💡検索キーワード
イザナギ、イザナミ、イザナギノミコト、イザナミノミコト、伊弉諾尊、伊弉冉尊、伊邪那岐命、伊邪那美命、多賀神社、三峯神社、熊野神社、白山神社など

ここでは、二柱を祀る神社を以下のように分けて紹介していきます。
○国生み神話の舞台にある神社
⛩️自凝島神社 ⛩️伊弉諾神宮 ⛩️江田神社
伊邪那岐命いざなぎのみこと伊邪那美命いざなみのみことを主祭神として祀る主な神社
 ⛩️多賀神社 ⛩️三峯神社 ⛩️筑波山神社
○熊野信仰(⛩️熊野神社)
○白山信仰(⛩️白山神社)

🌸『月次祭つきなみさい』とは🌸
「月例のお祭り」という意味で全国各地の神社でおこなわれている祭事。(年1~2回ほど盛大におこなわれる恒例のお祭りを「例大祭」という)
こじぷろが設定した季節の行事にちなんだ神社⛩にご参拝に行ってみませんか✨
◆❖◆こじぷろ月次祭の目的◆❖◆
『神社文化に親しんでもらう』
〇神社でお詣りをして心身ともに清まる
〇神社に興味を持つ
〇主祭神など祀られている神さまに興味を持つ
〇推し神さまが見つかる

詳細はこちら⬇️⬇️⬇️
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伊邪那岐命いざなぎのみこと伊邪那美命いざなみのみことについてのnote記事はこちら💁‍♀️

国生み神話の舞台にある神社⛩️

兵庫県淡路島には国生み神話にゆかりの神社がある。
自凝島神社おのころじまじんじゃ伊邪那岐命いざなぎのみこと伊邪那美命いざなみのみことが日本の島々や神を生んだ場所とされる。国生み神話でこの2柱は、天野浮橋あめのうきはしに立ち、天之瓊矛あめのぬぼこで大地をかき混ぜおのころ島を造った(滴り落ちた滴が固まって島となった)。その後、次々と日本の国土を生み、ついで神々を生むが火の神を生んだ際に伊邪那美命いざなみのみことはやけどを追い絶命。伊邪那岐命いざなぎのみことは後を追って黄泉の国へ着くが伊邪那美命いざなみのみことはもはや姿を変えていた。黄泉の国から戻った伊邪那岐命いざなぎのみことけがれをはらみそぎを行い、三貴神と云われる天照大御神あまてらすおおみかみ月読命つくよみのみこと須佐之男命すさのおのみことが生まれた。みそぎを行ったとされる「みそぎ池」のある「江田神社」は宮崎県、伊邪那岐命いざなぎのみことが余生を過ごしたとされるの「伊弉諾神宮いざなぎじんぐう」は淡路島にある。

💡国生み神話は”こじぷろ”ボイスドラマ「愛哀物語」がオススメです!

自凝島神社おのころじまじんじゃ(兵庫県南あわじ市)

国生みの聖地とされ、伊邪那岐命いざなぎのみこと伊邪那美命いざなみのみことの二神がお祀りされており、縁結び、安産の神として知られている。古代の御原入江の中で、国生みの聖地と伝えられる丘にあり、古くから「おのころ島」と親しまれ崇敬されてきた。

伊弉諾神宮いざなぎじんぐう(兵庫県淡路市)

伊邪那岐命いざなぎのみことが余生を過ごした幽宮跡かくりのみやあとに創建された古社。「いっくさん」と呼ばれる淡路国一宮。
主祭神は伊邪那岐命いざなぎのみこと伊邪那美命いざなみのみこと(表記は「伊弉諾大神、伊奘冉大神」)。

江田神社(宮崎県宮崎市)

伊邪那岐命いざなぎのみことみそぎをされた阿波岐原に鎮座し、黄泉の国でついたけがれを落としたとされる池(みそぎ池)があり、みそぎ発祥の地と云われている。「みそぎ池」は三貴神をはじめ、海の神・わたつみ三神や住吉三神がこのみそぎによって生まれたことからことから神々誕生の地ともされる。

伊邪那岐命いざなぎのみこと伊邪那美命いざなみのみことを主祭神として祀る主な神社

多賀大社たがたいしゃ(滋賀県多賀町)

古くから「お多賀さん」の名で親しまれる近江國の古社。多賀大社の分祀社は全国に239社ある。
古事記の一説「伊邪那岐大神は淡海の多賀に鎮座しています」の「淡海」をオウミと読んで近江国の多賀大社とする説がある(「淡路」の誤写とする説が強い)。平安時代には東大寺の再建を命ぜられた俊乗坊重源しゅんじょうぼうちょうげんが参拝し20年の長寿を授かったとされることに由来する寿命石がある。戦国時代には豊臣秀吉からも崇敬を集めた。

三峯神社みつみねじんじゃ(埼玉県秩父市)

第十二代景行天皇けいこうてんのうの命で東国平定に出た日本武尊やまとたけるのみことは、甲斐国(山梨)から上野国(群馬)を経て、碓氷峠に向かう途中三峯山に登り、山川が清く美しい様子から国を生んだ伊邪那岐命いざなぎのみこと伊邪那美命いざなみのみことをしのんでお祀りしたとされる。この時、日本武尊やまとたけるのみことを道案内したのが狼(山犬)であったとされ、神様の使いとして一緒にお祀りされている。

筑波山神社(茨城県つくば市)

第十代崇神天皇すじんてんのうの時代に創建されたとされる。第十二代景行天皇けいこうてんのうの皇太子日本武尊やまとたけるのみことが東征の帰途登山されたと伝えられる。筑波山を神体山として祀る神社であり、主要社殿は、男体山本殿 は西峰頂上(男体山なんたいさん)、女体山本殿は東峰頂上(女体山にょたいさん)、拝殿は標高270メートルの山腹の3箇所にある。

伊邪那美命いざなみのみことを主祭神として祀る主な神社

揖夜神社いやじんじゃ(島根県松江市)

国生み神話で絶命した伊邪那美命いざなみのみことが住む黄泉の国の出入口を伊邪那岐命いざなぎのみことが千引きの岩で塞いだ場所「黄泉津比良坂」は「古事記」では「出雲国の伊賦夜坂」とされる。この「伊賦夜坂」の近くに建てられた神社が揖夜神社いやじんじゃ伊邪那美命いざなみのみことは死を司る女神で黄泉津大神よもつおおかみと呼ばれる。

比婆山久米神社ひばやまくめじんじゃ(島根県安来市)

伊邪那美命いざなみのみことの御陵に建てられた神社。山頂には奥ノ宮、麓には下ノ宮がある。山頂には伊邪那美命いざなみのみことの御神陵と言われる古墳があり、子授かり・安産の神社として信仰を集める。

熊野信仰くまのしんこう

熊野は初代神武天皇じんむてんのうが九州から大和に向けて東征してきたゆかりの地として、また、伊邪那美命いざなみのみことが熊野に葬られたとことから「死者の国」として霊地とされてきた。平安時代から広い信仰を集め、奈良時代にはこの山々で修行する人の修験の霊場として有名になった。上皇・法皇によるご参拝*も盛んに行われ、さらに庶民に至るまで全国から多くの参拝者が集まった**。鎌倉時代になると熊野御師(熊野参拝の宿泊や祈祷の世話人)、熊野比丘尼(出家した女性)が熊野信仰を全国に普及させた。山々に囲まれたこの聖地は仏教や修験道の影響もあって特異な信仰環境となり発展した。
*熊野御幸 **熊野信仰
和歌山県の熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の総称)を信仰の対象とする神社。
主祭神は、
熊野本宮大社くまのほんぐうたいしゃ家津美御子大神けつみみこのおおかみ須佐之男命すさのおのみこととされる)
熊野速玉大社くまのはやたまたいしゃ熊野速玉大神くまのはやたまたいしん伊邪那岐命いざなぎのみこととされる)
熊野那智大社くまのなちたいしゃ熊野夫須美大神くまのふすみたいしん伊邪那美命いざなみのみこととされる)

総本宮 熊野本宮大社くまのもとみやたいしゃ(和歌山県田辺市)

熊野本宮大社は熊野三山(本宮・速玉・那智各大社)の中心、全国の熊野神社の総本宮。御祭神は、熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)に共通する「熊野十二所権現」と呼ばれる十二柱の神々(奈良時代より神仏習合により御祭神に仏名を配する)。「熊野十二所権現」の詳細は「公式ホームページ」を参照。

熊野速玉大社くまのはやたまたいしゃ(和歌山県新宮市)

熊野那智大社くまのなちたいしゃ(和歌山県東牟婁郡)

白山信仰はくさんしんこう

石川、福井、富山、岐阜の4軒にまたがる白山は、水の神、漁業・航海の神、祖霊が集まる山として信仰されてきた。白山は亡くなった人の魂が鎮まる山と信じられ、神々が宿る神体山(みだりに入って神聖さを侵してはならない山)でしたが、奈良時代になると修行や信仰のために山へ入る修験者が増えてきた。平安時代には石川、福井、岐阜の三方から白山山頂に登拝路が開かれ、その起点に置かれた「馬場」に白山の神を祀る社が建ち多くの参拝者が集まった。加賀馬場に白山本宮、越前馬場に中宮平泉寺、美濃馬場に白山中宮長竜寺を拠点として白山信仰が成立し、白山信仰は全国に広がっていった。

総本社 白山比咩神社はくさんひめじんじゃ(石川県白山市)

白山比咩神社はくさんひめじんじゃは、霊峰白山を御神体とする全国白山神社の総本宮。菊理媛神くくりひめのかみとともに伊邪那岐命いざなぎのみこと伊邪那美命いざなみのみことも祭神として祀られています。「くくりひめのかみ」の「くくり」は「括り結ぶ」の意味とされ、「国生み」神話で伊邪那岐命いざなぎのみこと伊邪那美命いざなみのみことを仲直りさせたことから、「和合の神」「縁結びの神」としても崇敬を受けている。



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