熊吉

日常で感じたことや考えたことを書くことが多くなるかと思います。 具体的には、小説やアニ…

熊吉

日常で感じたことや考えたことを書くことが多くなるかと思います。 具体的には、小説やアニメについての感想や一部考察などです。 何らかのコンテンツに触れ、書きたくなったら書く。 そんなスタンスですので、不定期での更新になりますが、自分の書いた記事を読んで頂けたら嬉しいなと思います。

最近の記事

短編小説:アイス

「めんどくさいなあ」 そう呟きながら、男が夜道を歩いていきます。 目的地はコンビニ、買うものはアイス。ハーゲンダッツのアイス。 夏真っ盛りの、湿気の多いうだるような空気にうんざりした彼の妻が、彼に買い物を頼んだのです。正確には彼女が言ったのは、 「わたし、ハーゲンダッツが食べたい。クッキーアンドクリームがいい」 という文言でしたが、この夫婦の間でこのような物言いがされたなら、男が買い物に出向くというのが自然な流れとして定着していました。 そのような経緯で男は買い物に出

    • Vのガワの裏ガワ2巻の感想

      Vのガワの裏ガワ2巻を読み終えたので、感想を書いていこうと思います。 この巻は世良の物語が一応メインだと思うので、そこにフォーカスして書いていこうと思います。 世良と他キャラクターの対比 世良は自分が想像したキャラクターを演じて配信していますが、これは素に近い自分のまま配信する果澪と対照的だなあと思いました。 また、世良の悩みの一つは自身に突出した部分がないことですが、一方でニアは、ひとつのことばかりやって、他をないがしろにしていいのだろうか?と悩みます。 万能型の世

      • 記事を書くのがめんどくさいと感じるのはなぜか?

        本の感想なり、何らかのまとまった思索をしても、わざわざnoteに書くまでには至らないことが僕は多いのですが、それはなぜなのか?何が書く意欲を下げているのか? そんなことについて書いていきたいと思います。雑記です。 敬語で書くの、めんどくさくね? なんとなく一番最初に思ったのはこれですね。 まず前提として、人に記事を読んでもらうためには丁寧な文体で書いた方が、くだけた文体で書くよりも読まれやすいと思います。 これはnoteで自分が読む場合もそう思いますし、noteを活用し

        • 自分に変化をもたらした、2022年に読んだ5冊の本

          2022年がもうすぐ終わるので、このタイミングで今年読んだ本について振り返りたいと思います。 自分が読書メーターというサイトでつけている読書記録を見ると、今年自分が読んだ本は45冊でした。 その中から、自分の考え方に与えた影響が大きいと感じる本について、概要と、その本がどんな変化を自分にもたらしたかを書いていきたいと思います。 最初の三冊が実用書・哲学、後ろの二冊が小説です。 習慣超大全ーーーー概要ーーーー スタンフォード大学行動デザイン研究所所長のBJ・フォッグ氏の

        短編小説:アイス

          【読書感想文】『有頂天家族』のおもしろさ

          数年ぶりに有頂天家族を読んだので、どこにこの小説の面白さを感じたのかをゆるりと書いていきます。 感想文なのでネタバレもありますので、未読の方でネタバレを目にしたくない方はお気をつけください。 本作の魅力の一部は『地の文がおもしろい』の項に引用した本編のワンシーンが最も伝わりやすいかと思いますので、そこだけでも読んで頂けたら幸いです。 一長一短の個性を持ち合わせた下鴨一族の面々本作には様々なキャラクターが登場しますが、下鴨一族に関してはそれぞれの長所と短所がはっきりしてお

          【読書感想文】『有頂天家族』のおもしろさ

          本を読むきっかけ、本から得るもの、読む本の選び方

          自分にとって読書とはなんなのか、そのジャンルの本を読もうと思うきっかけ、最近読んだ本で得られたものを書いていきます。 実用書、思想書、小説の3ジャンルに分けて考えてみました。 また僕が本を買う時の本の選び方についても書いてみました。 実用書読もうと思うきっかけ→ 実生活でなんらかの課題を実感した時に、その課題を解決する手段を探るために読む。 最近読んだ本→ 『習慣超大全』 この本から得たもの→ 新しいことを習慣にするためにはどんな手段が有効か。また逆に、どういった行動計

          本を読むきっかけ、本から得るもの、読む本の選び方

          音楽アーティストの外面・内面が楽曲の印象に与える影響について

          今回考えたいのは、音楽アーティストが自身のパーソナルな面、つまり自身の外面や内面ですね。それらを露出した際に、僕が個人的に聴いている楽曲に対する印象の変化があったりして、思うところがあったので、曲のジャンル、アーティストの性別、外面の露出、内面の露出と、それぞれのパターンごとに分けてざっくりと書いていこうかなと思います。 外面の露出についてはMVなどで目にして触れることも多いですが、内面に関しては積極的に知りにいこうとしない限りはあまり知れるものではなく、僕はそう知ろうとす

          音楽アーティストの外面・内面が楽曲の印象に与える影響について