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3月18日/新たな転移が見つかりました#334

2024年3月18日
がん告知から334日目


こんばんは、
くまがいたすくです。

今日は点滴治療と、
先週のCT検査結果報告の日でした。

今日は検査結果についての投稿回です。
良い報告と良くない報告があります。

※3/11の投稿はこちらから


■転移が見つかりました

動画での報告はYouTubeにて公開しています。

良いとか良くないって表現も、
あまりしたくはないのですが、
分かりやすく使って報告しますね。

まずは、良い報告として、

肝臓の大きさが、
11月、1月に比べて大きくなりました。

炎症とかではなく、
11月あたりに肝硬変により小さくなった肝臓が、
元の大きさに戻ったというところです。

肝機能の数値も良くなっていて、
ほとんど正常値で告知から始まり最良値です。
腹水も少しはあるけど…増えてはいないです。

ここまでが良い報告です。

そして、
逆の報告です。


転移が見つかりました。

胸の辺りの背骨に転移がありました。
「骨転移」と言うようです。

早期の発見なので、
早く見つかって良かった。というのが本音です。

今日の診察では、
(おそらく転移の事実を伝えるだけ)
担当医からは転移があることと、
今は様子見をする。という話でした。

僕もまだ現時点では、
詳しく調べていないので、
これから調べて分からないことは、
次回の診察の時に聞こうと思います。
#焦らず進みましょ


転移した骨の部分が、
脊椎側では無いので痛みはそこまで無いですが、

進行すると、
痛みが出てきたりもろくなったりするようですが、
直接的に生存率や寿命に影響は与えないものの、
生活に影響が出てくるかもしれないようです。

今回、転移が分かった結果…

肝臓転移、骨転移と転移をしているので、
腹水も腹膜播種(転移)の可能性があるとのことでした。

薬の副作用による肝硬変や、
肝硬変による腹水もあって、
ハッキリしないところもあるようですが、

今回の転移によって、
肝臓癌による影響で腹水が現れたかな。
その可能性が高いかな。というところです。


■今後の治療

今使っている分子標的薬が有効なので、
治療は現状維持です。

ただし、
用量を増やすことになりました。

そもそも現在の用量は最低限の使用量で、
それは副作用があって中止をしていた経緯がありました。

少ない用量にして副作用はほぼ無いので、
「用量を上げてみよう!」となりました。

※副作用のリスクはあるけど薬の量を増やして癌に作用させる

副作用がどうなるか?分かりませんが、
用量を増やすことは賛成なので、
処方分の切り替わりから用量アップです。

これにより、
肝臓と骨の癌がどうなるか?ということが、
これからの課題になっていきます。


あとは、

今行っている[BRAF遺伝子変異阻害薬]の次も、
治療薬(選択肢)はあるようです。
#めちゃくちゃホッとしました

さらにその次の選択肢のために、
[がん遺伝子パネル検査]を血液で行うことにしました。

過去から読んでくれている方は、
何度も聞いたことがあると思いますが、

この検査は一生に一度しか行えず、
基本的には「治療法がなくなった場合」に、
保険適用で行えるものになります。

↓簡単に説明が書いてあります。


11月、1月あたりにも、
パネル検査をする予定で担当医と進めていましたが、
状態が改善してきていたので、
保留にして今に至ります。(1回しかできないから)


そして、
今回の転移発覚があったので、
担当医から『やりましょうか?』と。

『やりましょう』と。


原発巣(最初の癌)の大腸は綺麗になっているので癌は取れず。
転移した肝臓の癌も大きくはないので(細かくバラバラ)取れず。
血液からの検査になる予定です。

癌とは言え…
僕の細胞ですけども…

自分で言うのも自意識過剰ですが…
「賢い」ですね!笑

骨は血液を作りますからね。
その骨が癌となれば血液の中に、
癌細胞を入れることができるかもしれないわけです。

大腸や肝臓から遠隔で細胞を増やすより、
骨の方が癌細胞が生き残る可能性が高まるでしょうから。

骨に転移したということは、
この骨から新たに作られる血液によって、
転移する可能性もあるし、
なかなか賢い細胞だなぁ…って、

少し感心しました。笑
すぐにバテないし諦めないし。笑

ってことで、
なんだか「自分」と「自分のクローン」との対峙しているようです。

アニメとか映画ではあるけど…。笑


というわけで、

告知からもうすぐ1年。
経過も順調で安心しながら過ごせると思ったら、
season3に突入となります。

【season1】2024.4.20〜
がん告知と化学療法(抗がん剤治療)

【season2】2024.11.14〜
化学療法(抗がん剤)の抗体と新たな薬物治療(BRAF遺伝子阻害薬/分子標的薬)

【season3】2025.3.18〜
新たな転移とパネル遺伝子検査

ということで報告でした。

ちなみに…
(これも自意識過剰?笑)

大腸癌から肝臓転移して、
肝臓から骨に転移するのは10%くらいの
珍しいタイプらしく。

更に大腸癌患者の5%しかならない
BRAF遺伝子変異から骨の転移って人は、
更に珍しいらしいです。笑

おそらく、
こういうのって珍しくないほうが、
治療法も薬も確立されてて確率も数値も分かりやすいと思うから、

やっぱり主が変わり者だと、
細胞も変わり者なんだろうな。
ん?逆か?

細胞が変わり者だから、
主も変わり者なのか…笑


2024/03/18
熊谷翼


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