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熊谷 街・妄想・ワークショップ最終回

こんにちは、熊谷 街・妄想ワークショップ事務局です。先日12/19(土)にワークショップの最終回が行われました。9月からスタートした全4回のワークショップ。事前説明会から始まり、みんなで街を歩いて熊谷の街の余白を探し、妄想し、何か形にできないか一歩ずつ進んできたこのワークショップもこれが集大成。どんな形で終えたのか最終回のレポートをお届けいたします。

*前回までの活動詳細は下記をご確認ください。
事前説明会 00回01回02回03回

最終回に至るまで 

このワークショップは日程としては全4回で行われてきたのですが、実際に各チームのメンバーは各回の間に何回も何回もミーティングや街歩きを行ってきました。それぞれ熊谷に対する熱い気持ちは同じ。回を重ねるごとに同じまちづくりの仲間としてまとまっていく様子が顕著に現れていた気がします。それでは各チームのこれまでの経緯から最終のまとめまでを見ていきましょう。

空き家チーム~これまでの経緯~

空き家活用のアイディア収集
空き家チームは、まず純粋に空き家を使ってどんなことをやっていきたいかをメンバーからアイディア収集し、ジャンルごとに分類。

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最終的には今回のWSの拠点であるシェアカフェエイエイオーの向かいにある毛糸屋さんだった「太原堂」さんの建物を生かす形でまとまりました。

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妄想を実現するために
太原堂を生かすためのアイディアは、さらに下記のような項目でA〜Iまでの9つにまとめられ、分類された妄想アイディアの実現性を高ていくための議論が行われました。

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どんなに素晴らしいアイディアでも、実現するために実際に運営に携わる人が必要です。「どのくらい関わることができるか」を軸に議論を進めていき、最終結論として空き家チームに参加している学生が毎日でも関わっていくことができることから、学生を中心に太原堂を運営していく方向性にまとまりました。

空き家チーム~実践・まとめ~

9月から細かく議論を重ねてきた空き家チームの最終的な実践内容はこちら。

街のもうひとつのリビング
学生が運営・管理する”book apartment"
2階はワークショップなどで使えるオープンフロア

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WS当日、空き家チームは事前に準備を済ませており、チームのコーディネーター八木氏、植松氏より発表を行いました。

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太原堂は街のリビング的な役割 book apartmentへ

車社会となった熊谷において星川周辺で様々な人が過ごしてくれるようになるには、「家のリビング以外に寛げる(人と出会える)場所」「通りすがりの人がフラッと立ち寄れる井戸端的場所」が必要となります。

かつて毛糸屋さんだった太原堂はかつてそのような役割を果たしていたそうです。そこで棚が現在も綺麗に残っていることから、この棚を上手く活用し、様々なカテゴリーの本を配置。また向かいにあるシェアカフェとも連携し、そこで購入した物を持ち込むこともでき、図書館や本屋さんではできない作業もできるような空間とし、緩く繋がるコミュニティ創造を目指します。

また、棚は現在の状態を細区画し、約80の棚を月貸し(本限定)。自分だけの本棚でおすすめの本や自作本を販売できるように。

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空き家チームは全4回のWSをこのような形で完結いたしました。

学生が中心となって運営していくことになりますが、やはり継続していくには、このようなワークショップから生まれたプロジェクトを面白がってくれる共感者が必要になります。今後は支援していただけるような方を探しながらこのbook apartmentを運営していくことになります。

ここからの運営が大切になるとは思いますが、このように妄想を形にし、実際にスタートを切ることができたのでは素晴らしい成果だと思います。空き家チームの皆様。約3ヶ月半の活動お疲れ様でした!

最後に、太原堂さんで眠っていた毛糸を利用したポップアップショップが2月に開催されます。SNSで呼び掛けたところもう数名の方が既にこの毛糸を利用した編み物を制作中とのことです。

2021/02/07 「1day Pop-up Shop "choco Ami"」

こちらも是非是非遊びに来てください。

最終回当日の空き家チーム

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空き家チーム〜今後の動き〜

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水路チーム~これまでの経緯~

星川の魅力とは-プラスとマイナスの両面から考える-
水路チームは熊谷の玄関であり市街地の中央を流れる星川について考えていきます。まず最初にメンバーは星川・星川周辺をまち歩きし、プラス面とマイナス面をあらいざらい上げていくことに。幅広い年齢層もあり、多くのアイディアが生まれました。

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まち歩きをして改めて感じた課題
人通りが少ない
車通りがあって子ども連れは不安
まわりに休憩できるところや公園がない

02回ではこのような課題にまずは目を向け、解消していく方法を全員で探っていく作業をしたわけですが、星川に足が向かない理由がいくつも上がる一方で、この作業をしたからこそ改めて星川の魅力を再確認することにもなりました。最終的には、「街中にまっすぐに川が流れる風景があり、ここがこんな風になったらいいな」と妄想やアイデアが湧き出る結果に。

”思い描く星川”を実現するために
ここからは今まで出てきた妄想を踏まえて”思い描く星川”を形にしていく作業が加速。まずは2.5回に設けたミーティングで以下を軸に議論し、多数のアイディアが生まれました。

①景観・スポット・イベント・設備・水質など様々なアイディアが上がった中で自分が本当に実施してみたいこと
②なぜそれをやってみたいのか
③それをやると何が変わるのか

①自分が本当に実施してみたいこと
・川床のようなにテーブルを設置して川に足を着けながら飲食できる場所 
・野菜を冷やしたり、子供たちが宝探しできるような川遊び場所
②なぜそれをやってみたいのか
・かつての星川のように日常に星川を感じてもらいたい
③それをやると何が変わるのかやってみたいのか
・近隣の飲食店や商店街・住人を巻き込むことができるのでは

”思い描く星川”を見える化
このように2.5回のミーティングで出た多くのアイディア。より分かりやすくイメージしやすいように見える化するのはどうだろうかということで、子どもたちと一緒に星川周辺の妄想を絵にしてマップを作りました。

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完成した理想の星川。芝生広場があったり、川遊びができる様子が描かれていたり、車を止めてテーブルを置いてみたり、メンバーが考える「こうしたら星川よくなっていくのに...」が詰まった妄想マップ。絵にするだけでイメージしやすく、ワクワクしますね。

この回で水路チームが考える理想の星川のビジョン・目指しているところが決定しました。

空襲で多くの犠牲者が出たという悲しい歴史を 背負いつつも、地域の生活に溶け込み、染物などの産業も育んできた星川
子どもたちが川あそびしたり、川べりでぼんやり くつろいだり、星川がもっと自分たちの日常に寄り添った存在になること

具体的なアクションへ
03回では完成したマップを参考に、より具体的に実現可能なアクションを探っていきました。「車を止めてテーブルを置いて飲食ができて」という理想はあるけど、ハードルが高くすぐに実行するのは難しい。そこで、まとまったのが、

川の中を公園のように日常的に使える空間に

川を公園のように子どもたちが使うことができれば、川縁でそれを見守る親が寛ぐ場所が必要になり、ベンチやテーブルなどのストリートファニチャーが必要になり、近くに飲食店でコーヒーをテイクアウトしてみたりと街全体を巻き込んでいけるのではないかというところが理由となります。

歴史的にみても川縁でおじいちゃんたち将棋を打っていたり、子どもたちが川に入って遊んでいたりしていた星川の原風景に戻っていくことを最終的に目指していくことに。

水路チーム~実践・まとめ~

星に願いを
03回目までの議論を経て、”思い描く星川”を実現していくためのビジョンを完成させ、より具体的な動きに移っていきます。理想へと辿り着くには何段ものステップが必要になります。まずはWSの集大成として、理想への第一歩を踏み出します。

妄想マップで子どもたちが作った星印のお魚さんを流すアイディアを参考に、さらに、川という存在をもう少し日常に感じて欲しい狙いも踏まえて12/19当日に実施するアクションは決定しました。

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★星に願いを★
星川に足を運んでもらうきっかけとして、願いごとを書いてもらった星型を川に展示 、実際に星川沿いを歩いてもらい、川は周辺の魅力や課題を感じてもらいたい。展示の方法により、周辺の商店を巻き込んでいきたい。

星に願いを関連記事 ⇨ KUMAGAYALiFE

星川夜市にて願いを募集、商店街から置き傘を回収
当日星川に願い事を展示するにあたり、12/12に実施された星川夜市にて来場者に星形のシールに願い事を記入してもらい、展示方法については少しでも街の方々に関わってもらうという願いを込めて、商店街で余っている置き傘を回収し使わせてもらうことになりました。

当日の星川の様子
実際に川に入り、準備を開始。両側に紐をかけ傘をかける下準備をします。

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少しずつかかっていく傘

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ずらっと並ぶ傘は絶景でした。車で星川を通りすがる方々は多くの人が車を止めて写真を撮り、近隣の方々もたくさんの方がこの景色をみにきていただきました。そして何よりも子どもたちがとても楽しそうに遊んでいるのが印象的でした。

コーディネータの八木氏・真島氏から発表

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当日の水路チーム

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水路チームも今回のWSがまだ第一歩に過ぎませんが、素晴らしいスタートになったのではないかと思います。”思い描く星川”の実現の為にまだまだこれからも活動は続いていきます。今後の活動に注目してみてください。水路チームの皆様本当にお疲れ様でした!

水路チーム〜今後の動き〜

●川べりでのお茶会や手作り魚を泳がせるなど 川を日常に取り入れながら楽しむ社会実験
●川の清掃活動(いまある活動に積極的に参加)
●一緒にまちを考える場づくり、仲間づく

ストリートチーム~これまでの経緯~

各地の事例から学ぶ
最後はストリートチームです。空き家も水路もそうですが、ストリートチームが考える道路空間は権利関係が複雑に絡み合い、アイディア出しをスタートするのもいきなりだとなかなか難しい。

そこでまずはFacebookグループ、メッセンジャーグループを通じて、各地のストリート活用事例を学ぶところから始め、自分たちの妄想を膨らませる準備をスタート。

●ストリートチームで共有された事例の一部●
熊谷:星川夜市
池袋:南池袋公園
松山:花園町通り
車の速度を落とさせる為の道路の施策
ドイツ・フライブルク:クラブヴォーバン
ゴミ拾いでチームビルディング:greenbird

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こうした事例で学びながら「自分たちはどういうことがしたいのか」「熊谷に生かすにはどうしたらいいのか」と、発送を転換し、WS02回目の準備を進めていきました。

「やりたいことやるストリート」
02回では「自分たちがやりたいことをやれる地域」を軸に妄想会議をスタート。今までの事例からの学びを踏まえ、いくつかのアイディアが出てきました。

・夏の中継のロケ地作りなどなど 人と人がつながるフードコート
・縁側みたいにのんびりできるところを設置してみたい。
・毎回テーマが変わるマーケット
・食べれる植樹からスパイス作って、ストリート発クラフトコーラ

結果としては「コミュニティの希薄さを解消すること」「他世代の繋がりが必要」という共通認識が生まれました。

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そしてそれを踏まえ、まずは一回実践してみることを目標に、より具体的に自分たちのやりたいことができるストリートを考えるという課題が出されました。タイトルは「やりたいことやるストリート」。このタイトルで2.5回に各自発表を行うことに決定。

それぞれの「やりたいことストリート」発表-2.5MTG- 
02回が終了し、それぞれ妄想したアイディアをより次回に向けてより具体的にしていく為に出された課題。下記の項目を軸にそれぞれが2.5回で発表を行いました。

大テーマ “やりたいことやるストリート”
①自分のやりたいことのテーマ
②具体的な案
③そうなると熊谷はどうなるのか

発表の一部

1.テーマ
名産DIYストリート
2.具体例
熊谷名産とはいうけれど、なんだかピンとこない。メーカーが作るのではなく、みんなで作る MADE IN KUMAGAYAをDIYしたいです。例えば、熊谷小麦は世界で一番美味しいと思っています。なので、小麦の風味豊かなヴァイツェンビールを作る。最近ハーブを育てるのは流行っていますが、スパイスを育てて、クラフトコーラを作ったり、フルーツのシロップを作り、美味しいサワーを作って、ストリートで乾杯したいです。ストリートでスパイスや果樹を育てれればいいですが、最初難しければ、乾杯ストリートと称し、こういった自作のものを乾杯できるイベントをしていきたいです。
3.熊谷がこうなってほしい
乾杯でつなぐ。消費から生産の熊谷へ。
みんなのやりたいをみんなで応援するスタートダッシュストリートへ。

このようにそれぞれが自分の「やりたいことストリート」を提案し、03回で実現の可能性を探っていくことに。

具体的なアクション決定へ
01から多くの事例を共有し、自分たちのやりたいアイディアを集めてきたストリートチーム、03では具体的なアクションの方針を決定していきます。

02回・2.5回と「自分たちがやりたいこと」を中心に議論を進めてきましたが、話し合う中で、チームは実際“自分たちがやりたいこと”があるというわけではなく、 

『星川通りはいつも何かやっていて楽しい』
『星川通りに行くといつも誰かと会える』
『星川通りはゆっくりと時を過ごせる』
『星川通りにまた来たくなる』

という場になることを望んでおり、そのために何をしていくのかを考えることに方向を転換。この流れは1回目2回目とまち歩きをする中で、ストリートにあるベンチの汚れや街のごみを目にしたこと、熊谷の多様な文化活動に入り込みづらさを感じたことがきっかけとなりました。

まちは行政が整備するという固定概念
 ⇨誰かがやるもんだろう! やり方がわからない!
お祭りや地場産業、ラグビーなどの熊谷の多様な活動
 ⇨ちょっと入りづらい雰囲気

実際に今までは関わり方がわからなかった活動も、WSを通して熊谷を想う仲間がいたこと、妄想を通して、自分たちもできそうと思えことが大きな転機となり具体的なアクション決定へと進んでいきました。合言葉は「脱他力本願」

星川でまちの部活動結成
そしてついに決定したストリートチームのアクションは

「積極的にまちを面白がる部活動」

同じように地域への関わり方がわからない方を巻き込んで、地域への関わりしろを作るアクションを起こしていきます。

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【活動方法】
①『星川の中心で願いを叫ぶ!』 ※コロナ禍なので掲示板に書く ...星川夜市に掲示板を設置し来場者に“星川でこんなことをやってみたい” “こんなことをやっていたら面白い”など願いを掲示板に書いてもらう。
②部員にて選択・精査・準備をする
③ 実行する

このようにWSから生まれたこの活動が地域の人々を繋ぐ役割を目指していきます。

ストリートチーム~実践・まとめ~

星川夜市にて願い事を募集
水路チームと同じブースにて“星川でこんなことをやってみたい” “こんなことをやっていたら面白い”など掲示板で願いごとを募集しました。

願い事の一部

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幅広い年齢層の来場者が願い事を記入してくれました。日程的にWS最終回には間に合わないので、こちらの願い事をかなえるのは1月以降になります。ちなみに実現する願いはこちらで決定。

『友達と一緒に遊びたい』
『じゅーすのみたい』
『みんなでごはんたのしく』

の願いを叶えるため、夜市にベンチを設置します。お楽しみに。

星川クリーンナップ部
そして実際にWS最終日は部活動の最初の活動として清掃活動+ベンチの塗装DIYを実施。

地域に関わりしろを作る最初の一歩として、そして自分たちのまちは自分たちできれいに。

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ゴミを集めると可愛いモンスターに変身。ゴミ拾いもひと工夫で楽しく。

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実際に清掃をしていると、近隣の方が「ご苦労様」と言ってくださったりして、ストリートチームのメンバーも今までよりも少しまちに近づいたことを実感できたそうです。

部活動もクリーンナップ部も今後継続していく予定です。クリーンナップは清掃活動だけではなく空き店舗のシャッターを塗ってみたり、壁画アートを受け入れてくれる方がいれば実施してみたりと広がりがありそうです。また可愛いグッズも展開されるみたいです。今後の活動が本当に楽しみです。

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当日のストリートチーム

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ストリートチームの皆様本当にお疲れ様でした。

ストリートチーム〜今後の動き〜

まちを面白がる部活動
夜市掲示板で願い事募集掲示板と実行の繰り返し
 ⇨次回は夜市にベンチを設置
構想から打ち上げまでの部活的コミュニティの醸成
おもしろがるというおもしろクリエイティブの訓練
クリーンナップ
月一に活動
●シャッター、壁画アート受け入れてくれる方の募集
●スポンサーの募集
●グッズの販売

総括。これからの熊谷のために。

これにて9月から始まった熊谷 街・妄想ワークショップも終了となります。
どのチームもまだはじめの一歩を踏み出したばかり。それでもこの一歩は大きな一歩だと思います。各チームが理想とするアクションのゴールには地道な一歩一歩が必要かと思いますが、熊谷には熊谷のことを本気で考えている仲間がたくさんいることをこのワークショップで知ることができ、これからの熊谷が本当に楽しみになりました。

最後にゲストアドバイザーの講評を紹介いたします。

原大祐氏
お疲れ様でした。熊谷市は車社会でイオンなどの大型ショッピングモールにお客様を取られてしまっているが、もう一度ウォーカブルな暮らしのある街にしていこうということが重要だと思っていて、それには星川が集える場所になったり、ストリートも上手く活用したり、小さい商店がたくさんあったりということが、ウォーカブルな街に繋がると思います。その為にこういう活動を継続して、暮らしのある楽しい星川を目指してもらえたらと思います。
濱西邦和氏
お疲れ様でした。各グループの目標が実現して第一歩を踏み出せたことが、すごく大きいことだと思います。実際はじめはここまでできると皆さん予想してなかったと思いますが、ひとりひとりのパワーでここまで来ることができたのではないかと思います。ただ、ここから継続していくことが大変になってくるので、皆さんのパワーとその横の繋がりを作って、星川、そして熊谷市がエッジが効いてておもしろい街だねと言われるようになってもらえると、アドバイザーとして関わった自分としては嬉しいなと思います。
永田賢一郎氏
お疲れ様でした。まず街のワークショップをやろうと企画した時に、これだけの人が集まるということはすごいことだと思います。ワークショップを企画する側は人が集まらなくて大変な思いをすることも多々ありますが、このように毎回大勢の人が集まること自体、街に可能性があるなと思います。毎回ワークショップ前にシェアカフェの前に人が集まっている様子が、何か始まりそうなワクワク感に繋がっていると思っていました。というのも街は人の姿が見えて初めて生きてくると思うので、皆さんは積極的にこれからも交流をしていって、ワイワイ人が集まって何かをしているのが日常になるような活動になっていけば良いなと思います。そうすると外からの人も入りやすくなると思いますし、だんだん輪が広がっていくのは理想的だなと思いますのでこれからも継続してやっていただけたらと思います。ありがとうございました。
運営 コトラボ合同会社 岡部氏
皆様本当にお疲れ様でした。この4回に止まらず、1.5回、2.5回、3.5回とすごくたくさん集まって議論していただいて、ここまでアクションとして形ができたことを本当に素晴らしく思っています。これは本当に1人ではそのプロジェクトもできないことで、このチームができたことが非常に大切なことだし、これからもトライ&エラーをどんどんしていくことが実績となり、あの人たちに任せれば大丈夫と思ってもらえることが本当の意味で街を作るということになっていくと思います。今回のワークショップは一応この4回で集大成にはりますが、これが始まりだと思って自分も関わっていけたらと思っています。各チーム年明けもまだ仕込んでいるアクションがあるとのことなので、ぜひお手伝いさせてください。ありがとうございました。

ゲストアドバイザー 永田賢一郎氏 スライドレクチャー

順番は前後してしまいましたが、当日スケジュールの都合上、全体終了後の懇親会にてゲストアドバイザーの1人永田さんのスライドレクチャーが行われました。

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永田さんは2018年に横浜の藤棚商店街の一角に「コミュニティスペース兼仕事場」藤棚デパートメントを立ち上げ、前面がキッチン付きのレンタルスペースになっており、期間限定のチャレンジショップやワークショップが日替わりで出店する楽しい空間を提供しています。建築家である自身の事務所も構えています。また現在は地域おこし協力隊で長野県の立科に移住し、横浜と二拠点で活動を行っています。

「その街に住みながら地域に開いた活動をしていく」

横浜でも長野でも自身が街に入り込むことでまちづくりを行っている永田さんはこのように語っています。

その街に住むことで地域が抱えている現状や問題が他人事ではなく自分事になる。商店街の人たちからも当事者と見てもらえるし、こっちも意見を言いやすくなる。だからそこに住まないまでも、地域の人と同じ目線に立つことは大事です。地域社会が活性化すれば、そこにまたビジネスが生まれるわけで、地域社会とビジネスは切り離せないものだと思っています

全体が終了してからの講演でしたので、全員ではありませんが、多くの参加者が永田さんのお話に耳を傾け、たくさんの質問も飛び交っていました。

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KUMAGAYALi FE

日本経済新聞

熊谷 街・妄想ムービー

関係者資料

コーディーネーター

ながたさんしりょう

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