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地域で活躍するローカルヒーローの役割ってなんだろう?

地域の仕事に関わりがスタートして、もーどれぐらいになるだろーか。

会社の事業は、当初は地域系の仕事をする予定は全く無かったんだけど、オンラインイベントをやりまくってたらいつの間にか仕事として成り立つようになってきたんだよねー。本業の仕事もそーなんだけど、もともとイメージをしていた未来の仕事はどっかに行ってしまって、思いも寄らない仕事が舞い込んでくる事がほとんど。

団地のコミュニティ伴走業務も、たまたまお仕事をご紹介いただき、せっかくだから団地に住みます!って提案したら無事に企画が通って、団地に住み始めて丸1年が経つ。別に団地に住む必要はなかったんだけど、すでに社会課題になってる団地住まいの高齢化による問題や、団地不活性などの光明を見出すためにも、自分が実践者として活動する事で、色々見えてくるものがあるかと。思っての提案。

インターネットで転がってるような2次、3次情報ではなく、実践者の情報を直接聞く1次情報がいいし、なんだったら実践者が得る0(ゼロ)次情報が最重要かと。今の時代に必要なアート思考を手に入れるには五感をフル活用する必要があるし、それってリアルでしか感じえないものだからこそ、これからの時代は「実践者が最強」ってのを信じて突き進みたい。だから自分も、思考の言語化したり、藤子先生のような絵を描きたいと思うだけでなく、やってみるをやってみる。

団地の話に戻すと、やっぱりこの1年間を本当に色濃くできたのも、自分が団地に住んだことでの周り(仕事仲間やクライアント)への説明の納得感や、自分自身の団地への愛着、その両輪がいい感じにドライブしてくれたから、団地がある足立区近郊に暮らすたくさんの人たちと出会えたし、なにより足立区エリアの事が好きになったよね。寝るだけのために帰ってきてた昔と比べたら、街への想いは天と地の差ほどあるなー。

前置きが長くなったけど、今回は「ローカルヒーロー」のお話。

そもそもローカルヒーローって何だろう?

ヒーローっていうぐらいだから、地域のあまねく人々の心の支えであり、これからの地域を担っていく存在なんだろう。

っていうと、相当ハードル高いし、そんなスーパーマンは地域に存在しないだろう。これまで多くの地域やローカルヒーローと呼ばれる実践者の方々を見てきたけど、単純に人よりも仕事ができる人ではなくて、地域に住まう人々の想いの流れを作り、カタチにするヒトたちが多い気がする。

昔のヒーロー漫画みたいに、誰もが憧れるスーパーヒーローというよりは、自分でも手が届くし、頑張ればなれそうな身近なヒーロー像だ。共感するチカラが強く、誰かの想いと想いをかけ合わせ増幅させる事ができるヒト。

必要な事はなんだろう?

いろんなパターンのローカルヒーロー的存在にたくさん会ってきたくまがい的3要素。

それではいってみよー

①持続する地域愛

これはもー大前提の話。

全ての活動のエネルギーの根源と言っても過言ではない。持てと言われて持てるものではない。一つのヒントとしては、ジブンゴト化したい事象に対しては回数をこなす事しかない。地域だったら訪問回数を増やす事だし、ジムだったらどれだけベンチプレスをあげるかだし、サウナだったらととのうまで繰り返さないといけない。それではもジブンゴト化できない場合は、一度離れるか、捨てるかするべきかと。無駄な努力ほど怖いものはない。

地域愛の話に戻そう。もともと住んでいる場合は、地域愛への素地があるから、あとはキッカケだけ。ちょーど良い事例があって、はじまり商店街のメンバーで地域で活躍する仲間に話を聞いてみると「母校が廃校になる」話がキッカケだったとのコト。その時に思った「何か地域のために出来ないか?」を模索をして、まずは地域に関わる人たちとの飲み会をセッティングすることからスタートしたらしい。その時よりも、地域との関わりが深まり、実践を重ね続けてきた結果、今がイチバン地域を愛している、らしい。

地域で活動したい人たちに言わなければいけない事がある。

地域活動は楽しい事ばかりではないのはアルアルだ。それをひっくるめて地域で暮らし関わるってのはメンドクサイ。けど、それが生きるという事だ。地域はどこだっていい。実家の街、今暮らす街、大好きな友達がいる街などなど。まずは自分が気になる地域の種を見つけてみよう。んで、その種を自分のココロに埋めよう。そこからの、水をやったり土を変えたりしながら地域愛を育むのだ。そんな地域への強烈な愛がヒトを惹きつけ、自然とヒトが集まりだす。1人だけのチカラはたかがしれている。

けど、1人でやり続けてしまうヒトが多いのも事実である。

自分もついついやっちゃってたなー、最近は意識をして自分だけで考えたり、行動したりするのはやめてる。そもそも1人だけで考えるアイディアは大体ショボイ(笑)なにより問題を自分1人で抱え込みすぎて精神衛生上よくないのだ。まずは自分自身の思考を停滞させて澱(よど)ませるのではなく、常にフレッシュな状態する必要がある。その手法が他者に話すという事だ。シンプルだけど、答えが無い今の時代にだからこそ実践すべし。地域の事が嫌いになる前にやってみてー。

地域への愛を継続させよう。いずれあなたを支え合う仲間が見つかるのだから。


②共感力(巻き込み & 巻き込まれ力)

これも大切だな。他者を尊重する気持ちとも言えるけど、受け入れるチカラと共に共感するチカラ。共感という言葉は意味は分かるけど、なかなか実践するのが難しい。そもそも、なんで共感するチカラが必要かというと、地域の仕事は個人でいくら活動しても共感されないと広まっていかないのさ。だからこそ基本的にはコチラ側が主体的に共感をしていく事で、敵ではないという事を理解してもらい、近寄ってきてもらう必要がある。なので、共感されたければ、まずは共感するチカラをつける事が重要になってくるのだ。

共感した・された後にやるべきは、どれだけ軽やかに共感した事をカタチにするか。別にそれは大きなコトではなくて、「今度またお茶しましょー」ぐらいでいい。それをやる続けていくと共感から共鳴に変わっていく。そうすると、また新しいやりたいカタチが生まれる。それをまたやる。大事なのは軽やかさ。

結局は、共感する事は人間らしい生き方なんだと思う。

共感には「共」から人間らしい社会、「感」する事でヒトとヒトの繋がりを表現してるのだー。てね。

③編集力(想いの流れを作る)

これはねー、最近のお仕事で渋沢栄一(2024年に1万円札になる人)をディグる事があったんすよー。彼が作った功績のひとつで、日本で初めて銀行を作ったのさ。第一勧業銀行っていう、今のみずほ銀行です。彼がパリ万博(1867年)に行った時に、株式会社の仕組みや、銀行の役割を勉強して、それを日本にインストールしたらしいー。

彼が作りたかったのはお金の流れを日本に作って経済を発展させたかったのさ。それまでは、一部の儲けてる商人がお金を滞留させてたから、いい感じに世の中にお金が循環してなかった。そのお金の流れを作る役割を銀行で担ったわけ。

小難しい話はこれぐらいにして、何が言いたいかというと。

今の世の中に必要なのは、地域で活動する人たちの自己実現の想いを、どれだけ地域に流通させるかが重要。

つまり、「お金=自己実現(地域貢献、やりたい事)」であり「銀行 = ローカルヒーロー = コミュニティビルダー(希望的観測)」なのかと。

ローカルヒーロー達は、始めはやりたい事だけをやってたんだと思うけど、それを継続してたら自然と地域の小さな自己実現をカタチにする役割になってた、みたいな。ローカルヒーローとはいかないけど、我々コミュニティビルダーもそんな感じで、他者の自己実現を小さくでもカタチにできる存在でありたいですね。

イメージしやすいメッチャ良い記事があるから見てみてー

▼コチラの記事ね
個の時代に消費されない「ドア型人材」という生き方
https://note.com/230okym/n/nb7b22018c274

まとめ

今日は長くなってしまったなー、最後は短めに。

本当はもっとパンパン記事をあげていきたい。とはいえ、話したい時に話せばいっかーって感じ。

当たり前なんだけど、ローカルヒーローっての簡単にヒーローになったわけではなくて、いくつもの、本当にいくつもの孤独と絶望を超えて辿り着けるひとつの場所。

きっと彼らは自分をヒーローとなんて思ってない。

そこがまたいいんだよなー。

本日の問い
「お前は、どれだけテメーの屍を乗り越えてきたのさ?」

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