本のはなし


帰国してから読みたいな〜と思っていた本をちょこちょこ買い集めたり、途中で諦めてしまった本を読み直してみたり、iPhoneの同期を2時間半Apple Storeで行うにあたって持て余した時間のなかで読んだり…気になる本はそのとき読むのが一番とわかっていながらも、遠ざけてしまっていた本たちに手を出してみました。しかしながらまだ読めてない本が10冊以上あるので読むかはわからんが一応韓国に持ってきた。読むかはわからんが。


電子書籍は私には向いてなかった。紙をめくって自分がどれくらい読み進めたかを肌で感じたいタイプやねん。もうこんなに読んじゃった!ってなりたいねん…どれだけ収納に困ろうと部屋中が本やら雑誌やら漫画やらで溢れかえろうと私は紙で買い続けるぞ。紙サイコー!!

私は今年二月に日本に帰ってきて六月いっぱいの役五ヶ月間アルバイトもせず究極にニート期間を過ごしていたのですが、私にとってのこの時間が天国すぎた!本漫画読んでアニメドラマ映画見てママと感想言い合ったり、友達に布教したりするのも全部楽しかった。海外にいた半年間が外部的な刺激に満ちた日々だったとしたら、帰国後の半年は心情への刺激に溢れた期間だったなと…
私にはどっちも大事!毎日外に出て誰かと会ったり出かけたりすると疲れちゃうし、かと言ってずっと家にいて本とか漫画読んでても「…これでいいのか?」と思ってしまう…



山内マリコさんの「あたしたちよくやってる」は女の子みんなに読んでほしい。柚木麻子さんも私の大好きな作家さんで、「Butter」「ナイルパーチの女子会」に続いて今回は「本屋さんのダイアナ」を読んだ。「らんたん」は買ったけどまだ読めていない…

この2人の描く女の子たちは等身大すぎて自分の嫌なところも冷静に分析されるから読んでて心痛くなる部分も正直多いけど、でもやっぱ読んでよかったーって思う。なんとなくあったモヤモヤを言語化されると対処法が見つかりやすいし、友達や家族にはなんとなく言いづらかったことでも「やっぱり同じこと考えてる人いた!自分は1人じゃなかった!」と思えることの心強さよ。



「こころ」は今読めばわかるんかなーと思って暇を極めたから読み返してみた。高校生の時はよくわからなかった部分が今はわかったりして、現代文で心折れた民は読み返してみたらおもしろいかも。「大学を卒業したのにいつまでも親の仕送りで生活するなんて今の若い人は金を使うことばっかり考えて儲かる方は全然考えてないんだから」みたいなめちゃ耳痛いことも書いてあってウケた。

結局「今の若い人は〜」から始まる言葉は碌なもんじゃないし、自分達も同じような道を歩いてきたくせに、きっとそのことは何重もの思い出フィルターによって濾しに濾しまくって忘れちゃうんだと思う。お前らだって若い頃は痛いポエムとか書いてたんだろ????


結構昔に買った村上龍の「限りなく透明に近いブルー」を少し読んだんだけど全然頭に入ってこなくてワロタ。ドラッグ!セックス!バイオレンス!みたいなの全般的に向いてない。正直何が面白いのかよくわかんない。そんなもんなくても毎日朝から晩まで働いてスト缶流し込んで泥のように眠ってる友達の方がよっぽど退廃的だわ。その段階で止まっちゃってるんですけどこれどこらへんから面白くなりますか?誰か読んだ人教えてください。

親が最近集中力が落ちて映画のパンフレットさえ一冊読むのにかなり時間かかるって言ってたからやっぱ今のうちに本読んどこーって思った。


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