くまみ

Do what you love. Love what you do.

くまみ

Do what you love. Love what you do.

マガジン

  • 私たちのeuphoria.

    繋いだ手は、絶対に離さないで。

最近の記事

  • 固定された記事

生まれてはじめて

 以前付き合っていた男性に「君を守りたい」と言われたことがある。歯の浮くようなセリフだなとかこんなこと実際に言う男がいるのかとか色々思うことはあったが、一番最初に頭に浮かんだのは、「アナと雪の女王」挿入歌「生まれてはじめて-リプライズ-」のこのセリフだった。  「守る」ってなんだろう。何から守るの?  私が女性の痴漢被害の話をしたら、あなたは「まぁ男も冤罪とかあるからね」ってサラッと言っていたけれど…仕方ないから私が酔っ払いに家まで付き纏われた話をしてあげたら一気に青ざめて

    • 『あの子は貴族』『ウヨンウ弁護士は天才肌』まとめて感想

      ずっと読みたくて気になっていた山内マリコさんの『あの子は貴族』を読みました。私自身そんなにたくさんの本を読めるタイプの人間ではないけれど、その分かなり入り込むタイプの人間でこれはかなり没入感ありました。二十代三十代女性は必読書じゃないかな? 同時に韓国ドラマ『ウヨンウ弁護士は天才肌』を並行して見ていたのでなんとなく重なる部分もあり、まとめて書こうと思います。 韓国人って自らの「ウリ(私たち)文化」を肯定的にも自虐的にも捉えていると個人的に思うんだけれど、それでもかなり仲間

      • なんとなくモヤった『二十五、二十一』

         韓国ドラマ『二十五、二十一』を見たので記念に感想をまとめます。 めちゃめちゃネタバレしているので未視聴の方は気をつけてください 個人的に気になった部分も多く、なんとなくそれってどうなん…ってモヤるところも多かったのに周りの反応はかなりよかったので自分が何に引っかかったのか文章化してみようと思います。ブームも若干去った(?)し、こっそり書いてもバレないよね…?  『二十五、二十一』で描かれている大きなテーマの一つとして、人生を変えるような人物に出会うことができたとしても

        • 本のはなし

          帰国してから読みたいな〜と思っていた本をちょこちょこ買い集めたり、途中で諦めてしまった本を読み直してみたり、iPhoneの同期を2時間半Apple Storeで行うにあたって持て余した時間のなかで読んだり…気になる本はそのとき読むのが一番とわかっていながらも、遠ざけてしまっていた本たちに手を出してみました。しかしながらまだ読めてない本が10冊以上あるので読むかはわからんが一応韓国に持ってきた。読むかはわからんが。 電子書籍は私には向いてなかった。紙をめくって自分がどれくらい

        • 固定された記事

        生まれてはじめて

        マガジン

        • 私たちのeuphoria.
          5本

        記事

          映画のはなし

          5ヶ月で映画館、OTTサービス合わせて30本近く映画を観ました。 呪術廻戦はなんと5回みた…アハハ 同じ映画を映画館で何度も見るって経験はあまりしたことがなかったけど、(『シン・エヴァンゲリオン』は特典をもらいに二回見た)行く度に違う発見があって面白かった。ブルーレイの特典どれにしようかしら。 今の人みんな時間に追われてるし、必然的に2時間拘束されるのはきつい。映画館で見ると1900円かかるし、推しが出てるとかよっぽど興味ないとわざわざ見に行こうって気にならないよね。映画っ

          映画のはなし

          雪の華

           チェジュは先週末、雪が降った。韓国人は初雪が降ると恋人に連絡して一緒に雪を見るんだって。綺麗な景色を大切な人に見せてあげたいと思うことは、確かに愛だと思った。  最近思うの。生きる意味とか理由って多分自己完結できない。どこかに限界がある。そもそも人間って自分のためにそんなに一生懸命生きられるようにできてない気がする。若いうちは自己投資することが楽しいし、それだけで毎日忙しいけれど、果たして十年後、二十年後はどうだろう。人生は、あまりにも果てしなく続いていて気が遠くなった。

          BREAK THE SILENCE : PERSONA

          なんどもなんども、喉の奥が熱くなるような感覚がした。 知らない土地の空気 少しできもののあるむくんだすっぴんの肌 私たちの知らない日常 地球の裏側から応援するファン 光り輝き飛び散る汗 紫の光で埋めつくされた大きな会場 7人の一点の曇りもない瞳 キラキラと輝くステージ上の彼らを見て思いだす。これが私たちの"日常"のご褒美だったのにな。 私たちの"日常"が失われてからもうすぐ半年が経つ。この半年で数え切れないほどの苦しみや不安や怒りを味わった。終わりの見えない現実にすら

          BREAK THE SILENCE : PERSONA

          かわいいということ

          中国版プデュが盛り上がってるらしい。私は本編を見ていなかったけれど、今までのアイドルとは少し違った、色んなスタイルの女の子たちがいることが印象的だった。夢に向かって頑張る人を応援する番組スタイルはすごく面白いし、自分も自分の生活を頑張ってみたいと思わせてくれる。そんな中国版プデュの映像を見た。 コンセプトも映像もめちゃめちゃかっこいい。「私は私」を貫く女の子に憧れるし、私もそうでありたい。昨今、ヨジャグループが媚びることなくありのままの自分が美しいと歌うことが多くなった。す

          かわいいということ

          ひとりごと

          普通であるということが、たいして苦しい経験もしたことのない自分が、どれだけ恵まれていて、生温いのかを実感する日々だ。 特別頭がいいわけでも綺麗なわけでもない、ごく普通の女子大生の私。 誰かに搾取されることなく、みんなが平等に自分の好きなように生きる世界を待っていることは、加害者と同等なのではないかと思った。それはおかしいと声を上げているその誰かだって同じ人間で、私たちと同じ今を生きているから、辛くなってしまうことがたくさんあるに違いない。いなくなってからじゃ遅くて、その人

          ひとりごと

          우리 사랑하는 리더 축하해요!

          9/12 愛の伝道師、RMのお誕生日です!おめでとうございます! 頭脳明晰、才能があって、カリスマ性もあるスターなのに、常に自分の足元をしっかり見つめている人。反骨精神とハングリー精神をガソリンに、一歩一歩前に進んで行く人。謙虚さを決して忘れず、愛にまつわる話をたくさんしてくれる人。 正直愛とかよくわからないし、愛について語る人間は好きじゃない。なんとなく戯言のような気がするし、こっぱずかしいなと思う。 ナムジュンのインタビューや話を聞いていて、「校長先生のおはなしかよ

          우리 사랑하는 리더 축하해요!

          생일축하해 우리 사랑하는 황금 막내

          今日は私たちの愛する黄金マンネ ジョングクの誕生日 お誕生日おめでとうございます、ジョングクオッパ!! 自分が愛するもののために、そして自分が自分を愛するために、自分のやりたいことを追求するジョングクはいつだって最高にカッコいい。 ジョングクは基本的になんでもできる。身近な人に対する愛情が深くて、ヒョン達からもファンからもすごく愛されている、少女漫画に出てきそうな男の子だ。 受け取った愛にちゃんと自分が報いているかを、彼はいつも気にする。自分はこんなに大きな愛をもらっ

          생일축하해 우리 사랑하는 황금 막내

          우리의 앙팡맨

          表現が適切かはわからないけれど、防弾少年団は私にとって、宗教に近いものがある。彼らの発する言葉はありがたい説法であり、曲は賛美歌で、彼らがその場にいなくても韓国に行って聖地巡礼をするし、グッズやDVDを買うのはいわゆるお布施に近い感覚?ここまで書いて自分でも思った、いろんな意味で怖い。 彼らの存在は偶像(=idol)である。 私の家は無宗教だから何か特定の神様を信じたことはないけれど、受験の時はお寺に合格祈願をしに行ったし、願掛けをするし、神様に一生のお願いを使ったこ

          우리의 앙팡맨

          행복한 일상을 당신들랑.

          たまに自分でも、なんでこんなに好きなのかと不思議に思う。ちょっと異常で、日常に支障をきたすレベルだから自分でもやばいなと思うこともあるけど、でもまぁ好きな気持ちに理由ってないじゃんね。「推しは推せる時に推せ」がうちの家訓です。 自分の今までの道のりを考えると僭越ながら彼らと重なるところは結構あって、でもそれはARMYなら誰もが感じることだと思うんだ。音楽が好きで、ダンスが好きで、映画や本や漫画が好きで、オタク気質で、とにかくいろんなエッセンスをありえないところにぶっこんでく

          행복한 일상을 당신들랑.

          はじめに。

          永遠なんてものは存在しないのだと、20年生きてようやく気づいた。わかっているつもりで実は理解していないことが、この世にはたくさんあるらしい。 ずっとそこにあると思っていたものがある日突然いなくなること。 虚無感に襲われて、朝が来るのが怖くて眠れなくて、突然全部が嫌になってぼーっとして、かと思えば急に思考が止まらなくなる。大切だと気づいた時にはもう遅くて、想像以上に大きくなっていたその存在がぽっかりいなくなる寂しさに、いつまで経っても慣れないし、いつだって終わりが怖い。

          はじめに。