見出し画像

マッチングアプリで歌舞伎役者(自称)に遭遇した話②

自称歌舞伎役者と会う日がやってきた。
前回のあらすじはこちらから↓



金曜日の19時に駅で待ち合わせすることになっていた。

私は比較的早く待ち合わせ場所に着いた。

が、私たちはただ〇〇駅で待ち合わせと約束しただけで、細かな場所は決めていなかった。
その駅はビジネス街にある大きな駅で、出口はたくさんあるし、人もたくさんいるし、どこで待っていれば良いのやらと思った。

すると歌舞伎役者から連絡が来た。

🚹「19:10くらいになってしまいそうです!すみません😞」

遅れるんかーい!!
正直言うとそこまで会いたい人でもなかったから、遅れてくると聞くと私の中のやる気も無くなってしまい「もう帰りたいな。」と思ってしまう。
めんどくさいなあ…

とは思いつつ、会ってみたらすごくいい人ということもあるかもしれないので、なけなしのやる気をかき集めてこう返した。

🧸「お仕事お疲れ様です。こちらは大丈夫ですので、急がず来てください。」
🧸「〇〇駅の××のそばで待っています!」



メッセージ通り、10分ほど遅れて歌舞伎役者はやって来た。

🚹「くまのさんですか?」

プロフィールには170cmと書いてあったけれど、少し盛っている気がする。
そして声がガサガサで、聞き取りづらかった。
私は声フェチなので、あまりいい声ではない男性にはうーんと思ってしまう。
でも、顔は本当にプロフィール写真通りだった。

「写真写りが悪いらしく、実物の方がいいと昔から言われます」ってプロフィールにはあったけど、写真通りじゃん?と思った。

歌舞伎役者は駅から少し歩いたところにあるビアホールを予約していた。
金曜日の夜ということもあり、店内はほぼ満席だった。
私たちは女性数名グループの隣の席に案内された。

メニューを手に、歌舞伎役者が話しかけてくる。

……が、彼が何を言っているかわからない。
なぜなら、店内が騒がしく、しかも、ちょうど隣の女性グループが「あっはっはっはー」と大盛り上がりしていたから。


男性の皆さん、初アポのお店を予約するなら、適度に席が離れているか、店内が静かなお店にした方がいいです。

何を言ってるか聞き取れないし、初対面の人相手に声を張り上げるのって疲れるから…
ちょっとしたことだけど、理不尽に好感度が下がります!!


声を張り上げつつ、歌舞伎役者と会話していると、どうやらこいつは無自覚に上から目線で、モラハラ気質なのではと思う面がちらほら垣間見えた。




上から目線ポイント①


ある職業を馬鹿にしているような態度を取った。
私の大学の同級生にはとある資格を取得して働いている人が多々いる。
私の友人の話になり、その職業の人の話が出た時、歌舞伎役者は

🚹「〇〇(←某資格職)の仕事って、ただ▲▲しているだけですよねー」

……内心そう思っていても口に出してそういうこと言わないよね?普通の大人は。

しかも私の友人がその仕事をしているって言ってるのに…
私がそれを聞いてどう思うかとか、何にも考えないんだろうか?

大体、ただ▲▲するだけの仕事なんてあるわけないだろ。
お前が〇〇の仕事の何を知っているっていうんだ?
お前の仕事はそんなに偉いのか?

馬鹿にしようと思ってわざと言っているわけではなく、ナチュラルに見下している感じだった。
無自覚なのは本当にタチが悪いよな…
こういうことって誰も指摘しないだろうし。

30代後半でこんな感じとか、絶対モテないし、職場でも嫌われているんじゃないかと思った。



上から目線ポイント②

私が読んでいる本を馬鹿にしてくる。

🚹「くまのさんは読書が好きなんですよね。どういうのを読まれるんですか?」
🧸「東野圭吾さんの作品をよく読みます。」


🚹「ふーん、ずいぶんと大衆的な本を読んでいるんですねー笑」


( ;´Д`)

純文学以外は認めないってことですか?
好きなものを好きって言ったらいけないんですか?
高尚な趣味しか認めてくれないんですか?

人のことを馬鹿にするようなあなたの趣味は、さぞご立派なんでしょうねえ…



まだまだモラハラだと思うところはあったんだけど、思い出すとイライラしてきたので、続きはまた今度書こうと思う。

つづく

サポートありがとうございます! いただいたサポートは、書籍購入などに使わせていただきます。