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息子よ、すまん。〜信じてあげられなくて〜

東京の最高気温が連日37℃の予報が続いた7月中旬のことでした。

長男(年中)は明日が夏休み前最後のプールの日です。

「明日は暑いからプールないんだって。」

帰宅するなりまさかの発言の長男。

「え?暑い日こそプールやるんじゃないのか?」

疑問マックスの私と奥さん。

「何かの聞きまちがいじゃない?」

それでも長男は、

「先生が間違えてプールバッグ持って来ないでねって言ってたし!」

とのことで、揺るぎない確信を持っている様子。

「まあ、ほんとにそうなら連絡メール(幼稚園からのお知らせがとどくアプリ)で連絡来るでしょ。」

ということで、ひとまず連絡を待つことに。

結局、連絡メールでは連絡がこずに翌朝を迎えました。

「え!?何で!?プールの用意はいらないっていったじゃん!」

昨日あれだけ伝えたのにプールの用意しているのを見て不審がる長男。

「やっぱりプールやるってなったら大変じゃん。やらないならそのまま持って帰ればいいしね!」

何とかなだめながらプールバッグを持って行かせようとする親に対して、不満マックスの長男。

「隠しといてね。門の先生に聞いてみて、プールあるんだったら渡してね。みんなに笑われるし。」

間違えて持って来ないでねとまで言われたので、間違えると恥ずかしいのか、むちゃくちゃ気にする長男。

「やっぱりプールないのかなぁ。」

ひとまず長男とプールバッグを園まで送り届け、門の前の先生に聞いたところ

「え、プールあると思いますけど苦笑」

やっぱり!

しかし、長男とおなじクラスの子が登園してきました。

その子はプールバッグ持ってない!

「今日プールないんですかね?」

「この子がないって言うんで持たせなかったんですけど。」

やっぱりそうか。門の前の先生までは情報が行き届いてないんだ。

でももう長男はプールバッグをもって門のむこうにいってしまった。

息子よ、すまん。信じてあげられなくて。

担任の先生やクラスの友だちから笑われて怒ってるだろうな。

悪いことしたなと奥さんと反省しました。

おむかえに行っていざ長男と対面。

さぞ怒ってるだろうと思いきや、ニコニコで園から出てきました。

「プールあったよ!」

子どもを信じてあげられる親になりたいなという話でした。


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