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Aalto大学合格直後にやること(2024)


(ヘッダー画像は適当にAIで生成したらラップランド大学へようこそ、みたいになりました)

Aalto大学合格直後にやること(2024?)

今年夏から留学予定の皆様におかれましては合格おめでとうございます!
新しい人達にキャンパスでお会いできるの(と夏が来るの)を楽しみにしています。
昨年、森さんの「Aalto大学合格直後にやること」を読んでとても参考になったのでこちらを紹介しつつ、いくつか補足して2024版として御紹介しようと思います。

注意事項

僕は30代、妻子連れで家族住宅(家具なし)に住むのが前提だったので、単身の交換留学生(家具あり)方だと、少し事情が違ったりするかもしれません。ただ、不安な方はご連絡いただければ適切な若者たちにお繋ぎしますので、お気軽にご連絡ください。アアルトだけでなくフィンランドの大学に留学している学生たちのためのオンラインの日本人学生会みたいなのも発足したりしています!

1. まずは森さんの記事を読もう

とりあえずは、森さんの「Aalto大学合格直後にやること」を読めばだいたいのことがわかるので読んでみてください。今読んでも特に情報として古くなっているように感じることもないと思います。トラムができてレッパバアラが少し近くなったくらいか。以下が補足です。
住宅:「間違いないです。」一刻も早く、かつ幅広い(HOAS、AYY両方とも申し込んだ方がいいです!)申込みが吉です。一応交換留学生はすべての人にオファーが届くようになっているそうですが、多分時限は設定されておらず秋学期が始まるまでにオファーが来なかった人もちらほらいます(交換留学ではないですが僕もHOASは9月末か10月の忘れた頃にオファーがきました)。
個人的には子連れであればキャンパス内に住むのがベストだと思いますが、でなければヘルシンキ市内の楽しそうなところに住むのもよさそうだなあといつも思ってたりもします。とはいえいずれにせよ市内ーキャンパスはだいたい通ってて著しい不便を感じるようなこともないと思うのでまずは住居確保最優先でよいと思います。あ、あとLeppavaara(池袋)はトラムが開通して多分近くなった気がします。たぶん「築年ふっっっっっる!」と思うかもしれませんが、欧州あるあるで築年数がどんなに古くても内装はしっかり綺麗なので(うちも築64年だけどとても明るいフローリングで綺麗)、全く気にしないでいいと思います。リノベーション○年という記載も建物(部屋)の一番古いリノベーション部分を表示する規則のようで、これもうちはリノベーションは1990と書いてあるのですが、だいたいどこも綺麗なので、問題を感じてません。洗面台のシンクと棚がボロかったので管理人の方に連絡したらやってきてかっこいいのに(自力で)取り替えてくれました。

Telegram:本当に日本のLINEくらい使います。たまーにWhatsappの場合もありますが、イベントやグループの連絡はだいたいTelegram。ネットワーキングイベントや仕事で関わったりする人はみんなLinkedInでつながりたがりがち。

保険:在留許可の申請で加入マストです。まあまあいろいろ見比べてみたんですけど、結論僕もSwisscareでいいと思います。安いし、UIが段違いにいいです。ただし、子供用はないので、うちは銀行口座(OP)開設後に銀行のやつに入りました。

銀行:来てからで大丈夫です。ないと手続き面で色々不便なので作るのをおすすめします。銀行に面接の申し込みをしてから銀行に行くのですが、その予約が英語かつオンラインでできるのがOPだけだったので僕はOPにしました。その後判明したのですが、なんとS-Pankkiはとりあえず支店を訪れればものの5分で英語で口座開設できたというケース(日本人)もきいたので、特に好みがなければまずはS-Pankki凸もアリかもしれません。ちなみにこれはやや込み入るんですが、銀行口座をつくるだけならすぐできるけど、口座を作るメリットの大部分であるStrong Authentificationは個人のアイデンティティカードと紐づける必要があって、このカード取得に至るまでの道のりが外国人にはとても長く険しい感じです(詳細は割愛)。

2.在留許可の申請

かなり面倒だし、後回しにすると出国との関係で焦ることになるので早めに申請しましょう(経験談)。夏にはいると申請を処理する当局でも担当者が大量に夏休みにはいるのか、急に手続きが停滞したので、早めに申請を終えて許可をもらっておくのが吉です。申請にかかっての必須手続きである面接までは大使館で行うものの、その後の書類処理は本国の別組織(入管)で行うので、如何に大使館の人を催促してもあんまり効果がないのです(といいつつかなり助けてはいただいた)。
特に妻子ありの場合は、家族関係を示すためのエビデンスとして戸籍謄本を翻訳事業者に頼んで翻訳して→公証役場で公証(ここまで1日、1〜2万円くらい)→外務省で認証(短縮不可で1週間くらいかかります)→提出というプロセスがあって、めちゃくちゃ面倒なのでなおさら早めの手続きをおすすめします。まずは大使館に連絡してみるのがいいと思います!
ちなみに、戸籍謄本の英訳くらい自分でできるわ!と思ったのですが、公証役場は個人の「英語力」を公証できず、「翻訳事業者が実在するものであること」を公証することしかできない、みたいな理由で自力英訳は認められないので、アポスティーユ認証までの手続を理解している事業者さんに早めに相談するのがよいと思います。ただし、本籍地の自治体が英訳サービス(又は英語での発効)を提供してくれる場合は翻訳か公証不要だったと思うので、該当する場合は大使館に相談してみてもいかもです。

3.来てから(家具とか家電)

交換留学生は家具付きの寮があてがわれるとのことなのでそんなに心配しなくてもよいかも。それ以外の方はアパートをゲットしても家具がなくて床で寝る羽目になったりしますので、いくつか調達先を紹介します。
IKEA:
ご存知IKEA、間違いないです。大学からバスで30分くらいのところに大きなIKEAがあってそこでなんでも買えます。競合店としてJYSKというデンマーク発の似たようなのもありますが、ややJYSKの方がオシャレで高いような気もします。
問題は配送ロジで、気合・根性・友情でバスと自力で運搬するか、有料の配送を手配するか。
私の経験談なのですが、ベッド初め大量のものを配送に来た運送業者が住所を間違って別の家に行って、、我々が在宅だったのに不在扱いにして帰ろうとした(これはギリギリ阻止)挙げ句にうちの隣の建物の前にトラックを止めてその場で手渡して「渡すまでがオレの仕事だから部屋までは運ばないぞ」と強弁されて大変な目にあったりと、欧州スタンダードのサービス☆を経験できてしまう可能性もあります・・・(だいぶ不運な例だとは思う)。
賢い!と思ったのは日本に居る間にIKEAのHP(フィンランド語とスウェーデン語しか対応してません、グーグル翻訳必須涙)で予約しておき、入居したらすぐベッドを受け取れるようにしていた方法です(マットレスを注文し忘れてて結局買いに行ったというオチつきなのですが笑)。
うちはIKEAでは、ベッド関係一式、キッチンまわり、延長コードなんかを買いました。

セカンドハンド:
セカンドハンドショップで家具を買うのはおすすめです。安い・学割・IKEA以外の家具を使えるの3拍子そろって楽しいです。しかも、配送料20€くらいでまとめて全部配送してくれるので、ベッドはIKEAにしつつその他はセカンドハンドでまとめて買うのもいいかもしれません。とりあえずFidaというセカンドハンドショップがあちこちにあってキャンパス近くだとTapiolaかLeppavaaraあたり(どっちもバス・電車・トラムで15分以内)にあるので来てからその辺を漁るのも楽しいかもです。
うちは、棚・電灯・玄関マット・リビングのカーペット・ハンガーラック・勉強机・赤ちゃん用のバウンサーを買いました。あと、僕がFida好きすぎてiittalaのグラスやろうそく立て、謎のイタリア製マグカップとかそういう小物がじわじわと増え続けています(妻の監視とせめぎあい)。

Amazon:
なんとフィンランドにはアマゾンがない(!)ので、使う場合にはドイツかスウェーデンから取り寄せになります。そもそも配送不可だったり、追加の配送料がかかったりするし、欧州水準()のサービスを提供する運送事業者が間に挟まるので余計なストレスが多いです(うちは配送事業者がUPSの場合、家に居ても100%の確率で不在ということにされて集荷場所まで出向いての回収を余儀なくされます。日本郵便にあたるPostiiですらもメールでの事前連絡と全然違う日に突然やってきたりします)。なので、アマゾンで小物とかをちょこちょこ買う、みたいな使い方ができません。使う場合は、電気屋から運ぶのも面倒な家電とかをごっそりまとめて一回で買うとかの感じになるかもです。
うちは、鍋セット・電子レンジ・ロボット掃除機・掃除機・ベビーサークルをアマゾンでかいました。

Telegram:
日本のジモティみたいな感じです。不確定要素も多いのですが、学生の出入りがある夏のタイミングでは大量にテレグラムのグループで不要の家具や家電が出品されるのでそれを狙うのも楽しいし、とっても安くでいいものが手に入ったりします。運送が自分でできる場合や急がないものはここでちょっとずつ揃えてもいいかも。
うちは、ここでソファ・テレビ・学習デスク用の椅子×2、ダイニングテーブル(これは急いで買ったのでいま思うと微妙)・自転車(今考えると全然ダメ)なんかを買いました。つい最近も家用のモニターを25€で買えました。

Clas Ohlson:
僕によるとフィンランドのビックカメラとドン・キホーテの間です(たぶんUKのチェーン)。いわゆる生活家電で大きくないものはだいたいここで買えます。
うちは炊飯器とかミキサーとかをここで買いました。日本だと楽天とかアマゾンで気軽にポチるくらいのレイヤーの買い物、例えばマウスとかスマホのスクリーン保護シートとかそんな感じのものがだいたい売ってますがあんまり選択肢がないのでなんかモヤッとします。後述もするとおり、この辺のものは持参がおすすめかも・・・。

デカいスーパー(Prismaとか)
デカいスーパーには服から家電から何でも売ってます。さすがにマリメッコは売ってないけど、iittalaやarabia、Finlasonなんかは(大きい)スーパーでも売ってます。
うちは、サウナで体擦るブラシとか、イッタラの皿とかここで買いました。

前の住人
家のオファーをacceptすると、前の住人のコンタクトが送ってきます(その人が共有OKにしている場合)。すぐにメールして、「部屋においてく家具ある?」と聞くと喜んで大きめの家具を無料又は有料でおいてってくれることが多いみたいです。うちはテレビ台、鏡のついた棚(欠陥品で傾いて来て子供に危険なのでTelegramで処分)、IKEAのテーブル・棚とかをもらいました。知人ではベッドとかテーブルとかほとんど引き継いだという人もいました。
うちの前の住人はややいい加減な人だったのか聞いてないものがおいてあったりなかなか返事が来なかったり、おいてあったものに欠陥があったりしましたが、はずれをひいてもTelegramに出品すれば無料で処分できるので問題ないと思います。

4.荷物はどうするか?何を送る?持って行く?

結論から言うと、個人的には船便・航空便どちらも使わずパンパンのスーツケースとギリギリサイズで機内持ち込み必要あれば追加料金で段ボールorスーツケースが楽なんじゃないかと思います。
長くなりすぎたので別記事にします(何を持ってくるべきかとか書いてます)。

何かあったらお気軽に連絡ください!

長々と書いてしまったもののここに書ききれないこともあるので、不明なことや不安なことがある方はどうぞお気軽にご連絡ください。
ツイッター改めXのアカウント@kumataro_dまでDMいただくか、noteのクリエイターページからもお問い合わせいただけるみたいです。
それではもいもい!

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