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在中国日本語教師の挑戦:もっと授業をさせてもらいたい件

わたしのお仕事は日本語教師で、主にマンツーマンで日本語を教えています。

そして弊社は、教師がカレンダーに予約受付可能な時間帯を設定し、学生が空き状況をみて申し込むというシステムを採用しています。

加えて、弊社には基本給はなく、授業をこなしたコマ数で報酬が支払われます。

となりますと、わたくしのお仕事は、完全な人気商売とも言えます。

自己紹介文と顔写真をみて学生は良さそうな先生を選びます。さらにこの紹介文は自分で書いたものでして、客観性はありません。

顔写真にいたっては、証明写真屋さんで修正されまくってますので、ほんのりイケメンに変更されています。

それで、毎回初めての学生と対面するとき、この学生はわたしのことをどのように思っただろうかと心配になってしまいます。

まぁ、相手もわたしに会いに来たわけではなく、日本語を学びに来たわけですから、授業が楽しくためになれば満足して頂けます。

また、次回も申し込んでもらえる可能性も高くなります。

しかし、相性が悪かったり、ダメだなと判断されてしまいますと、次回は申し込んでいただけませんので、わたしの仕事量は減っていくというシビアな世界です。

この状況でお仕事させていただいて3ヶ月目になりますが、徐々に仕事量が増えているのはありがたいことです。

ただ、自分があたらしい学生を確保できたということは、別の先生から学生を奪ったとも言えますので、ちょっと複雑な気持ちもいたします。

でも、この競争状態、中国人ぽく言いますと内卷を、中国人たちは当たり前のように受け止めています。

経営者にこの状況について話したところ、能力のある先生が沢山の授業を持つのは当たりまえで、努力が足りない能力がない先生が他の先生のおこぼれに預かるのも当然のこととサラリとしていました。

勝負に勝てないなら勝てるフィールドに移動すれば良いとも言っていました。わたしは、人の仕事を奪ってしまって悪いなと感じるのですが、それはわたしの個性の問題か、日本文化の影響かもしれません。

わたしが気まずく思っても、生きていくためにには仕事量を確保しなければなりませんので、今後も選ばれる先生になるように気をつけなければと思っています。

清潔でさわやか印象を保つだけではなく、ニコニコしていて楽しそうな雰囲気も必要です。

学校では、愛想のよいオジさんとして知られるように努力していますが、正直疲れます。

本当の自分と営業中の自分のバランスを上手に取れないと、疲れがたまってきて破綻してしまうので、鍛錬が必要だなって思ったりしています。

さて、今日も午後4時から9時まで授業です。

まもなく学校へ向けて移動を開始します。その前に、身だしなみを整えて、テンションを高く保てるように、しようと思ってます。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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