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中国の街角で物乞いをする高校生っぽい中国人をみて思ったこと

最近、物乞いを見かけるようになりました。

しかもまだ中学生とか高校生くらいの年齢の女の子が、学校の制服を着て物乞いをしているのを見かけます。

地下鉄の出口で歌を歌いながら募金を求めていたり、歩道に親が病気だと書いた紙を置いて座っています。

もちろん、年配の物乞いもいますが、それはコロナ前にもよく見かけました。しかし、若い物乞いを見たことがなかったので驚きました。

中国人の友人にそのことについて意見を求めてみると、本当に経済的に困っているのかわからないし、関わらないのが一番良いだろうと言います。

そもそも、物乞いはビジネスだと友人たちは言います。

彼らは物乞いは組織化されていて、どこで物乞いをするのか指示されているはずだし、物乞いに必要な道具、例えばQRコードが印刷された紙などは支給されていると言います。

確かに、決済に必要なスマホを購入したり、資金を管理できる銀行口座を持てる物乞いは矛盾しています。住所がないと銀行口座を持てないはずなので、路上生活者は電子決済でお金を受け取れないはずです。

そして、最近物乞いの姿を良く見るようになりましたが、彼らはコロナの時期どこにいたのでしょうか?

コロナで自由が制限されていたころ、物乞いの姿をまったく見かけませんでした。

みんながストレスを感じ、自由を失っていたころ、彼らはどこで暮らしていたのでしょう。もしかすると、わたしたちと同じく生活レベルを低くしてひっそりと暮らし、PCR検査を受ける列に並んでいたのかもしれません。

それが、ちょっと自由になりビジネスとしての物乞いが復活した可能性もあります。

そう考えてみると、わたしが見た中学生、高校生の物乞いも本当にティーンエイジャーだったのかも疑問です。

学校の制服を着ていたので学生なのではと思っただけで本当のところはわかりません。

週末に地下鉄の駅で歌を歌う女の子。

その子は、設備を持ち込んでいますし、歌もまぁまぁ上手です。足をとめて聞くほどではありませんが。

やはり、あれはビジネスの一環なのでしょう。足下には親が病気で仕事ができなくて困ってるというメッセージが書かれた紙が置かれていますが。

そういえば、以前台湾へ行ったとき、信号待ちをしていると車の窓を叩いて物乞いをする人がいました。

台湾人の友人は、物乞いの収入はもしかすると私たちの収入より良いかもしれませんよと笑っていました。

物乞いもビジネスとして捉える人たちがいること。そして、実際にそれで生計を立てる人がいることを考えると、世の中の常識にもいろいろあるなと考えてしましました。

でも、中国でほぼ開店休業なのに日本語教師をやっている自分も、日本の世間一般の常識から大きく外れていますので、よそ様のことを笑ったり、良くないと指摘する権利なんてないなと気づきました。

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