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スクールカウンセラーへの批判に

私が公認心理師の資格を得たのは、経過措置により心理職の実績があると認められて、試験で合格したからです。
このルートは、心理職でもない者が、ろくに苦労もせず資格を得るなんてと、批判されているようですね。

否定はしません。
私はこれまで、学校での職歴しかありません。
心理や発達に関心があり、研修を続け、教員への指導も行ってきましたが、それは心理職としての経験ではありません。
なので、学校以外でのカウンセラーとして、いくつか面接もさせていただきましたが、ほぼ良い反応はありません。
年齢は高いにもかかわらず、心理職としての経験はないので、相手の立場からすれば当然かと思います。

公認心理師の試験に受かった時にも、大学の先生から、「受けたら受かっちゃった感じですか?」と言われました。
悔しかったことを覚えています。
教員としての職務をこなしながら、一日に多い時には8時間以上も勉強を続けて、やっと合格できたもので…。

4月からはスクールカウンセラーになります。
スクールカウンセラーも、どうも批判されているようですね…。
私も、ずっと一緒に働いてきましたので、この制度が有効に機能しているとは思いません。
検査もできませんので、データがない中、学校という特殊な環境に週1回1人で派遣されるこの仕事は、心理の専門職としては、専門性を発揮できない職務なのだろうと感じています。

たまたま私は、学校から期待されるスクールカウンセラーの役割というものをある程度体感していますので、期待に応える仕事をしたいと思っています。
学校が求めることを追求するのでは、教員が一人増えるだけですので、これまでとは全く違った立場で専門性を求められつつ、学校という職場の特殊性も理解している心理職として。

学ぶこと、すごく多いと思います。
楽しみにしています。

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