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【マレーシア暮らし】絶妙に住み分けされたChinese New Year

こんにちは

マレーシアの暮らしや教育、40代夫婦の新しい生き方について自由氣ままに綴る『南風だより』Kumiko ◡̈*🇲🇾です。

記念すべき?! 初回記事は…
先日発見した【 感動!民族のリアル住み分け文化 】
についてをシェアしたいなと思います。

ーこんな方へ

マレーシアといえば多民族国家だよねとご存知の方
マレーシアってどんな国?どんな文化?と興味がある方
これから留学や移住を考えておられる方へ

少しでもこの国のリアルな面白さを知ってもらえたら嬉しいです。



ーマレーシアの代名詞といえば!


「マレーシアといえば?」と聞かれると、まず最初に出て来るのが「多民族国家🇲🇾」ではないでしょうか。

そう、マレーシアは複数の民族がそれぞれの宗教や文化を大切にしている多民族国家で、主な民族は3つ。それぞれに独自の宗教と文化を持ち、この国の多様性を形作っています。

日常的にそこに触れられるだけでも
住んでいてとても面白いんですよ。

ー民族とコトバ

 🧕🏼マレー系 :  約67%
     ⚫︎主な宗教 : イスラム教
        ⚫︎ 主な言語: マレー語

 🥟中華系 : 約25%
        ⚫︎主な宗教 : 仏教、道教、儒教
        ⚫︎主な言語: 中国語(北京語、広東語、福建語…)
   
   🧔🏽インド系 : 約7%
       ⚫︎主な宗教 : ヒンドゥー教、イスラム教
       ⚫︎主な言語 : タミル語、テルグ語、パンジャブ語…

英語はどの民族でも通じます。
まさに、カオス。笑

ー何と!お正月が4回もある


・4つの新年とは?
・それぞれの新年には何をするの?
ちなみに、日付は2024年今年の各新年の日です👇

 1月1日: 西暦の新年 / グレゴリオ暦の新年
世界中で祝われている新年です。マレーシアでは、多くの人が花火を見たり、パーティーを開いたりして祝います。

②1月22日: 旧正月 / 中華系の新年
中華系の人々は、家族や親戚と集まり、伝統的な料理を食べたり、お年玉を配ったりします。

③4月11日: ハリラヤ・プアサ / イスラム教の新年
イスラム教徒は、1ヶ月の断食期間を終えた後、盛大に新年を祝います。

④11月10日ディーパヴァリ / ヒンドゥー教の新年
ヒンドゥー教徒は、光の祭りとして、ろうそくやランプを灯します。悪に打ち勝つ光の勝利&新年を祝う。


これらの正月はすべて国民の祝日であり、多くの人が家族や友人と集まって祝います。

だからね、マレーシアは祝日が多いのです!

ー今はまだ旧正月シーズン


社会の勉強みたいな内容になると眠くなるよね?
ということで、ここからはフランクに。笑

ということで、ですね。

それぞれの民族によって、大切にしている信仰も暦も食習慣も色々とが細かく違うのです。なので、マレーシアにはお正月が4回ある。

そして、人ってのは価値観の塊とは良く言ったものだなぁと、ここに住んでみてより思う訳です。

だって、民族によってそれぞれのカラーや性格や
醸し出される雰囲気や国民性まで違うのですから。

きっと、脈々と続いてきたそれぞれの民族や家庭の伝統や文化、信念によるものなのでしょう。ほんと不思議な国だなぁ、と住めば住むほどにまるでスルメイカのように旨味と面白味を感じています。


ー派手ハデ祝いが気持ちイイ


2012年の12月に移住した私たちは、今年で2回目のマレーシアでの旧正月を過ごしました。

Chinese New Yearと呼ばれる国民2つめの新年は、街中が赤や金、今年の干支の龍に「福」や「招福」文字で溢れ返ります。

これがまた!
めちゃくちゃパワフルな波動を感じるんです。

活気があって、みんなが喜びに満ち溢れていて。
旧正月の元旦に向けて1ヶ月くらい前からどんどんボルテージが上がっていくのを感じて、私まで高揚してきます。すっかりこの旧正月が大好きになりました💜

中華系のお正月って、とにかく派手なんですよね。

街の色だけでなく、花火や爆竹をバンバン上げて、
至るところでライオンダンス(獅子舞)が振る舞われる。

明るい時間帯には爆竹🧨
暗くなると花火🎆

時間帯関係なく夜中までも鳴り響きます。

たまに煩くて眠れないよ〜という時もあるけれど、とにかく旧正月を祝いたいんだ!という皆さんの喜びが伝わってきて、それはそれで幸せな気持ちのお裾分けをいただいてます。

ー認め合う住み分け


このお正月にちなんで、1年目には気付かなかったこと。それをこないだ発見して、より感動したことがあるのです。

マレーシアでは先に説明した通り、7割近くの国民がイスラム教。イスラム教は1日5回お祈りの時間があり、その時間になると一斉にあちこちのモスクからアザーンというお祈りの声が響き渡り始めます。

例えば、日没後のアザーン時間はこんな感じ
4回目のお祈り : マグリブ(日没):19:00
5回目のお祈り : イシャ(就寝前):20:15

※太陽の位置により時間は変更になる。

イスラム教徒の皆さんからは、すごく粛々と日々丁寧に信仰を誓う心のようなものが漂ってきます。どちらかというと、とても穏やかで優しい雰囲気。(私の個人的な感想です)

一方で、特にこの時期の仏教徒の皆さんからは、家族との団結!経済的豊かさ!健康!やる気!みたいな明るくイケイケな雰囲気を感じます。(私の個人的な感想です)

旧正月シーズンは、日夜問わず爆竹バンバン!
夜になるとあちらこちらの家から花火がバンバン!

今日もド派手にやってるなぁ〜〜といつものように楽しませてもらっていたのだけれども…

ある日、そういえば‼️

このアザーンの時間帯だけ、街がシーンと静まり返っているということに気が付いたのです。

そして、アザーンの時間が終わると、またあちこち何処からともなく花火がバンバン打ち上げられる。

あぁ…
みんなそれぞれに認め合って
お互いの想いを尊重しあっていて

この国はほんと素敵だな
❤️💙💛


って、深く感動したのでした。


こういうことが日常にあるのが、マレーシア。

子ども達にもそんな身の回りにある小さな発見を、自分の目や耳や五感を使ってどんどんしていって欲しいなと思います。

 
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ー最後まで読んでいただき、有難うございましたー


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