清水久美子

海外ドラマ・映画・音楽ライター

清水久美子

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最近の記事

『Renaissance: A Film by Beyoncé』唯一無二の存在感!誰もがビヨンセを好きになる!

私は音楽ドキュメンタリーやライヴ映画が大好きですが、『Renaissance: A Film by Beyoncé』は群を抜いて素晴らしかったです! 姉がビヨンセの大ファンで、海外のコンサートに何度も足を運んでいて、その素晴らしさについて聞いてはいたのですが、残念ながら自分自身は体験したことがなく、映画が作られると知った時は「絶対に観たい!」とワクワクしました。 『Renaissance: A Film by Beyoncé』は、2023年のビヨンセのワールドツアー「ルネ

    • Netflixシリーズ「離婚しようよ」配信記念イベントレポート

      6月26日、東京・有楽町朝日ホールで開催された、Netflixシリーズ「離婚しようよ」配信記念イベントに行ってきました。 第1と2話が上映され、その後に主演の松坂桃李さん、仲里依紗さん、共演の錦戸亮さん、板谷由夏さん、山本耕史さん、古田新太さん、脚本の宮藤官九郎さん、大石静さんが登壇するイベントが行われました! 「離婚しようよ」、面白いです! 離婚することに決めたところから始まる夫婦の物語ですが、現政権に対する切り込み、ジェンダーの問題、報道の問題など、様々なことが取り上

      • マイケル・ジャクソンの半生を描いたミュージカル「MJ The Musical」に感動!~27年ぶりのニュージャージー、ニューヨーク旅②

        2022年6月12日に開催された第75回トニー賞授賞式。 私はWOWOWの生中継で見ました。毎年、楽しみな授賞式の一つです。 2022年のトニー賞では、「MJ The Musical」に注目が集まっていて、WOWOWでも詳しく紹介していました。 そして、「MJ The Musical」は4部門を受賞! ■ミュージカル主演男優賞:マイルズ・フロスト(Myles Frost) ■ミュージカル照明デザイン賞:ナターシャ・カッツ(Natasha Katz) ■ミュージカル音響デザ

        • ついにジョン・ボン・ジョヴィの「JBJ Soul Kitchen」へ!~27年ぶりのニュージャージー、ニューヨーク旅①

          昨年、新婚旅行以来、27年ぶりにニュージャージー(NJ)とニューヨーク(NY)に行ってきました。 2年遅れの銀婚旅行です。 最愛のバンド、BON JOVIの故郷NJに行きたくて、独身の頃は何度か一人でもNY経由で旅行していましたが、こんなにも時間が経ってしまうとは…。 しかも、フリーランスでライター業をしていると休みが取りにくく、6日連続で休んだのは恐らく12年ぶりだったと思います。 いろいろあって、銀婚旅行が延び延びになり、行く先を考えていた際、NYの達人で

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          生き生きと動き出す雫と聖司くんにときめきが止まらない!『耳をすませば』 ※映画鑑賞後にお読みいただくことをお勧めします※

          『耳をすませば』 (c)柊あおい/集英社 (c)2022『耳をすませば』製作委員会 2022年10月14日公開 1989年に「りぼん」誌で連載され、読者の心をギュッとつかんだ人気漫画「耳をすませば」。 月島雫と天沢聖司の初々しい恋の物語は、1995年にはアニメ映画化され、この映画からのファンも大勢生み出しました。 そして、中学生の恋のお話の続き、10年後の雫と聖司くんが実写となって映画化されました。 演じるのは、清野菜名さんと松坂桃李さんです。 2人がW主演を務める映

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          『NOPE/ノープ』やっぱり面白い!ジョーダン・ピール監督最新作(※重大なネタバレなし)

          『ゲット・アウト』と『アス』が大好きで、ジョーダン・ピールが監督する映画には絶大な信頼を置いています。 徹底してネタバレしないようにされていた『NOPE/ノープ』も、予告やちょっとした情報を見るにつけ、早く観たくてたまらなかったのですが、残念ながら本作は試写の機会がありませんでした。 今だから言っちゃいますと、ある作品の試写を観に行った際、ロビーで前の試写が終わるのを待っていたら、前の回は限られた少人数の関係者のみで行われたと思われる試写だったようなのですが、出てきた人たち

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          『ソー:ラブ&サンダー』細かいネタとGuns N' Rosesの音楽がツボ♪(※ネタバレ注意)

          この記事は、『ソー:ラブ&サンダー』について、思いっきり趣味に走った内容となります。 (映画をご覧になってからお読みいただくことをお勧めします) 『ソー:ラブ&サンダー』 監督:タイカ・ワイティティ(『マイティ・ソー バトルロイヤル』『ジョジョ・ラビット』) 製作:ケヴィン・ファイギ キャスト: クリス・ヘムズワース(ソー) クリスチャン・ベール(ゴア) テッサ・トンプソン(ヴァルキリー) WITH ラッセル・クロウ(ゼウス) AND ナタリー・ポートマン(ジェーン/マイテ

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          『流浪の月』松坂桃李さん・李相日監督ティーチイン

          6月12日(日)、映画『流浪の月』松坂桃李さん・李相日監督ティーチイン付き上映に参加しました。 まだ『流浪の月』をご覧になっていない方にはネタバレになるかもしれませんので、お気を付けください。 『流浪の月』についてnoteに書くのは二度目です。 原作が秀逸で、読んだ後、とても好きな作品となりました。 映画化は、キャストの演技が素晴らしいだけに、心にずしんと来るものが大きく、重く、桃友の皆様のようにたくさんの回数を観ることができません… 今日が2回目でしたが、やっぱりず

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          『エルヴィス』一度も音を外したことがないエルヴィス・プレスリーの真実を描く伝記映画

          7月1日(金)公開の映画『エルヴィス』を一足早く観ました。 子供の頃からエルヴィス・プレスリーの音楽はあらゆる場所にあったし、自分の好きなミュージシャンがカバーすることも結構あったので、エルヴィスの曲には慣れ親しんできました。 何年か前、エルヴィスが出演した劇映画や、ドキュメンタリー作品、ライヴ映像などをたっぷりと紹介する記事を執筆する機会があり、全部観たところ、エルヴィスがどんな人で、彼に何があったのか、どんな音楽を作ってきたかを一気に知って、完全にエルヴィスの虜

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          楽しくて幸せな撮影現場

          前回の記事に付随して書きたいことがあります。   エディ・レッドメインの主演作『リリーのすべて』ですが、エディはこの映画で、世界で初めて性別適合手術を受けた実在の人物であるリリー・エルベを演じましたが、トランスジェンダーの女性を演じたことは「間違いだった」と、後悔しているそうです。 エディの演技は素晴らしかったですが、この役はトランスジェンダーの女性が演じるべきだったという批判の声も上がりました。 エディは「今だったら引き受けないです。当時は誠心誠意演じたけれど、あれは間違

          楽しくて幸せな撮影現場

          広瀬すず・松坂桃李W主演『流浪の月』 ※ネタバレに近い表現がありますので映画を観てからお読みいただくことをお勧めします。

          『流浪の月』は、映画を観る前に先に原作を読みました。 複雑で過酷な内容でしたが、とても面白い(楽しいという意味ではないです)小説でした。 どのように映像化されるのだろう、と気になりつつ、映像として見たら自分の心はどうなるのだろう… そんな風に考えてしまうくらい、重く厳しいものを抱えた男女の物語でした。 原作を読んでいる間、文(ふみ)のビジュアルの描写が松坂桃李さんそのものだと思いました。 背が高く綺麗な顔で手足が長い文。 儚げで、事情を抱えているキャラクターなので、厳しい

          広瀬すず・松坂桃李W主演『流浪の月』 ※ネタバレに近い表現がありますので映画を観てからお読みいただくことをお勧めします。

          過去日記 ~海外ドラマライターになるまで~ 【7/最終回】

          (※過去日記とはどんな記事か、詳細は【1】をご参照ください) 文中、登場するアルファベットは、Aから順にふっており、イニシャルではありません。 【7】海外ドラマライターになる! 売り込み ○月X日 1年ほど産休した後、手元にあったマタニティ雑誌でライター募集の告知を発見。売り込みをし、採用された。 ライター業  ○月X日 マタニティ雑誌のM社は、できるだけ出社しての仕事を希望とのこと。家族に双子を見ててもらいつつ、午前中1時間だけとか、午後少しだけという

          過去日記 ~海外ドラマライターになるまで~ 【7/最終回】

          過去日記 ~海外ドラマライターになるまで~ 【6】

          (※過去日記とはどんな記事か、詳細は【1】をご参照ください) 文中、登場するアルファベットは、Aから順にふっており、イニシャルではありません。 【6】フリーライターの道へ 編集業 ○月X日 体調を崩したので、仕事の合間に病院通い。そうしているうちに、頭の中がはっきりとしてきた。私は編集者に向いていない。このことに気づくまで、どれくらいかかったんだろう……。中学生の時から見続けてきた夢。でも、やってみないとわからない。それが人生というものなんだろう。 編集

          過去日記 ~海外ドラマライターになるまで~ 【6】

          過去日記 ~海外ドラマライターになるまで~ 【5】

          (※過去日記とはどんな記事か、詳細は【1】をご参照ください) 文中、登場するアルファベットは、Aから順にふっており、イニシャルではありません。 【5】編集者として奮闘する日々 職安通い ○月X日 職安に通って編集の仕事を探すが見つからないので、求人誌で探したところ、音楽チャートを扱っている有名なI社が募集していたので、履歴書を送る。 職探し ○月X日 I社に面接に行く。ミニコミ誌を含め、今までの経験に興味を持ってくれたようで好感

          過去日記 ~海外ドラマライターになるまで~ 【5】

          過去日記 ~海外ドラマライターになるまで~ 【4】

          (※過去日記とはどんな記事か、詳細は【1】をご参照ください) 文中、登場するアルファベットは、Aから順にふっており、イニシャルではありません。 【4】OL生活の始まり 社会人1年 入社式 配られた初めての社内報に、レコード会社が系列じゃなくなったとの記事が! ガーン… 異動を狙っていたというのに……。いきなり、目の前が真っ暗になった。OL生活の始まり。OL、なんて、私に似合わない言葉。 社会人1年 ○月X日 配属された部署の仕事

          過去日記 ~海外ドラマライターになるまで~ 【4】

          過去日記 ~海外ドラマライターになるまで~ 【3】

          (※過去日記とはどんな記事か、詳細は【1】をご参照ください) 文中、登場するアルファベットは、Aから順にふっており、イニシャルではありません。 【3】就職活動に突入 短大2年 ○月×日 「同時通訳入門」という授業をとったが、ついていくのが大変。先生は「マイアミ・バイス」の聞き取りの時と同じアメリカ人の先生。とにかくスパルタ。先生いわく「通訳なんて、分からなくなったら適当に天気の話とかしてつないでおけばいい」とのことだが、そんなわけある!? すぐ

          過去日記 ~海外ドラマライターになるまで~ 【3】