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自転車歴3ヶ月が初240km走破しました。

こんにちは。昨年の12月にクロスバイクを買ってから自転車沼に肩まで浸かっている私ですが、先週その自転車で240kmを無事走破しました。そしてせっかくならその時の心境を書き留めておこうという所存でございます。頑張って書いたので読んでいただけると幸いです。

ちなみにスタート地点は千葉市幕張、ゴールは千葉最南端の野島崎灯台で、片道約120kmでした。

行きのルートは、チーバくんの口から脇腹を突っ切って、かかとの辺りまで行く。要は内房から外房に出るルートです。

iPhone英語だなあ。

帰りはルートを変えて、チーバくんのかかとからお腹に沿って口まで戻る感じ。山岳を通りつつも内房メインといった感じです。

途中休憩解除しないで走ったせいでワープしてますね。

※自転車はビアンキのC-Sport2でタイヤは初期装備の35cでだいぶ太いです。

自分にとって自転車で240kmを走ることはかなり大それたことだったので、何か新しい自分に会えるとか、新しい価値観を手にできるとか、そういうことを薄々期待していたのですが、そんなことなかったですね。でもだからこそ気づけたこともあったのかなと思います。ですので今回の旅で起こったことや、そこで感じたことを考えていこうと思います。


1. 自転車は楽しい

まず最初にこれです。やっぱり自転車って楽しいですね。240kmを走り終えても全く飽きなかったです。自分の足で漕いで進みながら知らない景色を五感で感じられるのは唯一無二の魅力でしょう。Apple Watchで進んだ距離を確認するとこんなに進んだのかって達成感も大きいです。また、坂道を下っている時の爽快感は半端なく好きですし、車と違って小回りが効くのでその分自由度も高いのでもう最高です。買って良かった!!!


2. 自転車は大変だ

次にこれです。はい、もう、ほんとこれ。実は自転車って自分で漕がないと進まないんですよ。さっき下り坂の話をしましたが、楽するためにはその前の苦労が必要なんですよ。そう、坂を登らないといけない。もうね、ほんとこれ悪夢。今回のルートはチーバくんの脇腹あたりを突っ切るルートで山が多かったのですが、その時登り坂がもう。。。思い出すだけで。。。

帰りなんかは足がずっと痛かったので小一時間押して進んだ道もありました。他にも車道だとトラックが横を通り過ぎる(体感5ミリ)のが怖すぎるし。あれ、なんか、大変な事の方が多くない?


3. [初めての長距離]行きの時の心境

今回は1泊2日で片道120kmずつで挑んだのですが、初めてということで行きの120kmはかなりメンタル勝負でした

途中の山岳地帯は何も無いし、70km地点くらいで膝痛いし、途中から雨に降られて、しかもどんどん暗くなる光景にかなり気持ちが削られました。しかし、目的地の野島崎灯台が見えた時はさすがにテンション上がりましたね。灯台って本当に光がクルクル回ってるんですね。

そしてなんとかその日泊まる宿に到着。その日初めてのコンビニ店員以外との会話。最初に感じたことは「生きててよかった」って安心感でした。それ以外のことなんかもうほんとにどうでもいい。走り切れたこの瞬間が最高だと感じられること以外の感情は今必要ない。って感じでした。語彙力。


4. [地獄の坂]帰りの時の心境

行きはメンタル勝負だったのに対して、帰りは痛みとの勝負でした。

昨晩は10時に寝て6時起床で朝風呂、最高。久しぶりにZIP見ました。膝の痛みも解消されたみたいだし、よっしゃー行こう。加藤浩次の声が聞こえたと同時に部屋を出て8時に出発、漕ぎ始めてから10mくらい。

あれぇ、膝痛くね??

え、このままあと120km??? は?詰んだ。どうしよう。

と不安になりながら館山に到着、一旦落ち着こう、ここで初めて名物的なものとして落花生ソフトを食べる(AM.9:20)。うむ、美味なり。食べながら考える、まじでどうしよう。助け(母親)を呼ぶか否か。いやでも、まだ余裕あるし、行こう。途中リタイアなんて嫌だ。

覚悟を決めてそのまま富津の山岳地帯へ。

しかしまじでここが、ずっっっっっっっと登り!!!きつい!!!無理!!!漕いでも漕いでも進まん!!!!ついには自分を抜き去る車とバイクに殺意が芽生える始末。結構頑張って登ったつもりでしたが、途中で心がポキってしまいました。。結局誰も通らないであろう歩道に座り込み休憩。セブンの炊き込みおにぎりがあんなに美味しく感じられたのは初めてです。その先は足が痛くて漕げなかったので押して行きました。登りが今後の課題ですね。

たしか、もみじロードって名前のルートです。景色最高でした。

その後は特に事件性もなく、足の痛さをかばいながらゴール。行きは9時間で着きましたが帰りは12時間かかってしまいました。スピードも出せて15km/hとかでしたからね。

ゴールした時の心境はなんかこう、「やってやった感」の最高潮って感じでした。久々に自分で成し遂げたことの大きさに感動しました。どうにかやり切れて良かったです。膝痛かったけど。


5. [総括]結局自分は自分のまま

そしてこれを書いている今、走破から1週間が経ちました。どうしてすぐ書かなかったのかと言うと咀嚼しきれなかったんです。いろんなことがありすぎて何をどう感じればいいのかわからず、とりあえず達成感だけを味わっておきました。そしてこの経験を1週間振り返ってみて気づいたことが一つありました。

それは「何も変わらない」ってことです。何か大それたことを成し遂げたら漠然と「何か変わるんじゃないか」、そんな根拠のない期待を若干持っていたんですよ正直な話。なんでもいいから新しい価値観とか、新しい自分とか。そういうの出会ってみたいって。でも何をしたってゼロです。そんな都合のいいこと。240km走ったって昇進するわけでも、友人の自分に対する対応が変わるわけでも、ファミチキが180円から150円に変わるわけでもない。変わるのは自分のなかでこの経験が追加される、ということだけ。自分のやることに成果を求めちゃいけないんですねきっと。僕の中ではそんなふうに感じました。

けれどこの経験は必ずこれからの自分にとってプラスに働くと思っています。というか、働かせるんですよね自分が。どうやってかは知りませんが、きっとその時が来るんでしょう。

もしかして撮るの下手?


6. [おまけ]食ったご飯

①宿の夕飯

宿には夜の7時ごろ着いたのですが、お目当ての海鮮料理屋さんはもれなく全部閉まっていました。ファミレスってすごいんですね。なので人生で初めてのルームサービスを注文。捕鯨が盛んと言うことで鯨の竜田揚げハートランド
いや普通にめっちゃ美味いよ、優勝だよ、俺今日120km走ったし。けどなんか、寂しいなぁ。。。その日の大変さとか料理の美味しさとかを共有できる相手がいないって寂しいんだなと学びました。(自明)

これ食べながら久々に有吉の壁見ました。


②落花生ソフト

千葉県民をもうかれこれ25年しているんですが、千葉県産の落花生ってあんま意識して食べないんですよね。なんかね、名物が落花生って。
なんですがちょうど館山にソフトクリームの看板があったので買っちゃいました。これが度肝抜く旨さなんです。明日から胸張って千葉県民やっていけそうです。

恥ずかしくて店の正面から撮れなかったんです。


③コンビニ

ハンガーノックが怖かったので15kmおきくらいで見かけたコンビニに入ってました。セブン、ファミマ、ローソン、ミニストップ。もうね、ほんとに感謝しかない。コンビニってすごいですよ。どこのコンビニ行ったって味が一緒なんです。都会のLチキ山の中で買うLチキも均一に作られてるってすごい。変わらない安心感!ありがとう。ほんとうにお世話になりました。色々食べ比べましたが、チキンだと僕はLチキが一番好きみたいです。セブンはトイレが綺麗です。

Lチキの写真じゃねぇのかよ


辛いこともたくさんありましたが、それでも楽しいと思わせてくれる自転車って本当にすごいなと思いました。次のロングライドも楽しみです。


最後まで読んでいただきありがとうございました!
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