二度寝
今日は、泣かなかった、少ししか。
どかんとつらいことがあり、数か月なんとか仕事だけ最低限やり過ごし、ひとりになると吐くように泣いていた。
油断をするとすぐ涙腺がゆるゆるぐだぐだになるので、いつも気を張っていた。
もう朝が来てほしくないと思いながら、やたらと眠った。
仕事がない日は、二度寝とも言えないくらい、三度も四度も眠った。
たくさん夢も見た。
お財布を拾ってくれた人が、なぜか『今じゃなくて、あとで取りに来て』と叫んでくれた夢。なぜ叫んでたんだろう。
パーティのようなところで、相手に逃げられて、でもお姉さんみたいな人たちとおいしいものを一緒に食べて、明るく慰めてもらった夢。あれ、お好み焼きだったかなあ。
気になっていた本屋に初めて行ってみるくらいまでやっとやっと元気になってきて、苦しいときにしか見えないものや、聞こえないこと、気が付けないことがあると思えるくらいまでにはなってきた。
もうすこしだ、もうすこし。
二度寝、しよう。また、夢をみよう。
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