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あをによし 秋風ゆれるすすきと高原と【曽爾高原】奈良あるき

一昨日の土曜日はかなり肌寒く、いよいよ寒くなる?
と思ったが、昨日はまた素晴らしい秋晴れでポカポカ。

そんな日曜日の午前中の仕事を終え、例の?!ひーちゃんと約束。

先日作戦会議をしていたのが、曽爾(そに)高原へのキャンプ計画。

曽爾に行くことが先か、キャンプをしようというのが先だったかは忘れたが
曽爾でキャンプ&ハイキング&温泉という企画になった。
今、私はキャンプ関連のものは全くないよ、というと
「テント(二人用の)あります!」というので、
じゃあ、今後も考え寝袋は購入しようかと思い探した。

よくわからなかったので、困った時の『モンベル』で相談。
ちょうど、前に熊鈴のことで的確なアドバイスをしてくれた方が
また案内してくれ、今回も安心の説明でスリーシーズン用のを入手。
色は若干好みではないが、着て出かけるわけでものないので妥協(笑)


そして、今回もひーちゃんの車で・・・
慣れというのは恐ろしいもので?! 
もうなんでもこい!
腹を括って助手席担当。

今回は修理に出していた車が戻り、お守りよりも頼りになる初心者マークを
前後につけた自分の車で登場。


安心マーク?!


まず郵便局へ寄るというので駐車場にとめるのだが・・・
やっぱり電車で行こうか・・・

「待っててください」と郵便局に入るひーちゃんを
「えっ、まじか? このまま?」
暴露写真を撮っておいた。
これ、やっぱり不安なのはワタシだけじゃないですよね?(笑)


彼女曰く
「ラインがまっすぐなのが悪い」
とのこと


何事もなかったように駐車場を後にし、スーパーで買い出しし
目的地のナビ設定をして向かった。


「神様、ナビ様、仏様、どうか無事帰れますように、アーメン」


ただ至ってシンプルな行き方なのが救い。

途中まではバスで行ったことあるルートだった。

長谷を過ぎ、榛原から曽爾、御杖村方面に上がっていく。
途中いくつかのトンネル(長いもので1500m)を抜け約1時間ほど、
意外と近いことに驚く。
電車とバスを乗り継いで行くと片道2時間以上楽にかかった。


長いトンネルの先は
大自然


この時期、曽爾は大人気スポットで混んでいる。
国道から高原に入る道は渋滞になっていた。

ゆっくり上がり、これまた大人気の『お亀の湯』を上ったところが
今夜の我々のキャンプサイト。


4時前に到着

日が暮れるまでにテントを張ったり準備。
作戦会議の時に、焚き火の話でひーちゃんは全然乗り気でなく
「火、おこせます?」
「じゃあ、任せます」って。

ワタシ的にキャンプに焚き火なしは考えられず、任してもらった。
サイトで焚き火台のレンタルと薪を購入。


西に傾く太陽


同時に月が登場
半月



準備ができたら、まずは温泉〜。

お亀の湯』、ここは行った人はみんな良かったと言っていて
一度行きたかったところ。
でも車でないと来れず実現して嬉しい!

シーズンと人気と休日で大混雑だった。

お湯よし
眺めよし


噂通りの露天風呂からの景色がよかった。
ちょうど夕暮れ時で、赤く染まる雲と薄ブルーの空と
山のシルエットが美しい。

お湯はぬるぬるしていた。

温まってテントに戻り本日の宴。

日が暮れた途端に気温がどんどん下がり寒い!
すぐ焚き火を起こして暖をとる。
火はすぐついた。

今回の宴会はワタシのリクエストでワインにした。
もちろん、まずはビールで乾杯。
その後、赤ワイン。
ひーちゃんのリクエストで「茶色い煮物」をまた作って行った。
彼女が買ってきてくれた揚げ出し豆腐を温めたり。
買い出しで調達したチーズやサラダなどなどのアテで飲み明かす。

焚き火の炎を見ながら色々話したり、ただぼーっと炎を見つめたり
空を見上げて煌めく星を見たり。

ゆらめく炎は
いつまでも見ていられる



キャンプサイトにはまあまあのテントの数はあったが
我々のエリアは隣近所が離れていて、とても静かに過ごせた。

10時消灯だったが、みなさん結構早くテントに入ってた。
我々も10時に就寝準備。

数時間後か、どこからかイビキが聞こえてくる。

ひー「起きてます?」
雲「うん」
ひー「すぐそこでイビキが聞こえるんですけど、クマ?」
雲「確かに近いけど・・・クマ、ここで寝る?」

ライトをつけると
ひー「止まった」
雲「外、見てみて」
ファスナーを開けてみても何もいない。

でもその後もまたイビキが聞こえてた。(すぐそこに聞こえる)
どうやらずいぶん離れたテントからだったよう。
響いてた。

その後も鹿の鳴き声やなんやらで、あまり熟睡はできず夜は明けた。

6時すぎに起床。
山の日の出は遅い。

まだ薄暗い


だんだん明るく



空気がキーンと冷たく、寒いが気持ちが良い!




露がひどく、いろんなものが湿気て濡れている。
太陽が出てくると、湿気たものからどんどん湯気が上がった。

コーヒーを飲んだりしながら、まったり朝時間。
サイト内をウロウロ散策。


可憐
どんぐりの葉
朝からピーチクパーチク

杉の葉



もみじ



10時前にキャンプ場出て今回の目的地へ。

よろしく頼むよ。


基本のハンドル握り方
10時10分!


車ですぐ。

曽爾高原

奈良と三重のほぼ堺に位置する高原。
関西ではここの秋のススキが有名。
実際、大阪、三重、和歌山・・県外ナンバーがたくさん来ている。

ワタシも一度来てみたかった。




いくつかハイキングコースがあり、我々は国立曽爾青少年自然の家から
亀山峠ー亀山ーお亀茶屋に下りてくるショートコースを歩いてみた。



高原の傾斜に沿って上る


階段


ススキの海


亀山峠からの亀山の頂上あたりからの眺めは、とにかく壮観。
宇陀の山、その向こうは三重の山々、後は御杖村。


亀山峠から



気持ちよすぎ!


尾根を伝って




亀山ピーク


銀色に輝く



下りは木立の遊歩道。


熊笹の道





秋いろ


秋いろ


空、雲、すすき


亀山


ススキ道



バッタとひーさん


横目でワタシを睨んでたバッタ
だんだん正面から向かってきた!

やる気か!?


にらめっこ
目が合ってる



ススキ道



ススキの道を歩いていたらトンボがついてきたので
指を突き出したら・・・


とまった。

この指止まれ〜


なぜか虫だけは寄ってくる(笑)





峠を見上げる
波打つススキ畑




ススキの時期はピークは過ぎたよう。
それでも、一面銀色に輝くススキに覆われた草原は壮観だった。

また違うコースで歩いてみたい。



曽爾高原ガーデンファームというレストランやお土産屋さんの施設で休憩。


ヤーコン(お芋)ソフト




今回の遠足はここまで。

帰りはもと来た道を戻るだけ、道も空いているのでひーちゃんもストレス(煽られる)がなく安心してドライブ?!
こちらも心穏やかに・・・


久々のキャンプ、なかなかワイルドで楽しい。
春、秋がやはり季節的には良さそう。
このキャンプ場も気に入り、今回の反省点や改善点を生かして
また来ようと話した。
こうやって、キャンプの沼にハマっていくのか・・・


この遠足のいろいろ予約や下調べなどはひーちゃんがやってくれた。
実は?!かなりしっかりものなのです。
お互いの弱いところを補い合い、得意なことを発揮すればいいと思う。


楽しいキャンプ旅でした。




帰りの寄り道。
弘法大師の清水
国道沿いに水汲み場あり、お水をいただきました。


清水



こんなところにも弘法大師さまの足跡。





山を下りて、我々の住む盆地エリアに入ると
なんとなくホッとするね、と話しながら帰ってきた。



豊かな自然を満喫した、秋深まる高原への週末旅。


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