見出し画像

徒然雲 春近し

立春を迎え、あちらこちらで梅の花が咲くのを見る今日この頃。
桜も華やかで良いが、梅のなんとも言えない小粋な姿をワタシは好む。
先日の深紅の梅が忘れられないほど気に入った。


今朝カーテンを開けると、うっすら白く覆われている景色が広がる。
確かに天気予報では夜に雪マークがついてはいたが・・・
ひっそりと降っていたのね。

そして西の山を見れば、淡い雪化粧。
美しい。



さて、先日揃えた墨一式、昨日からやっと写経で使い始めた。
墨を摺るのは一体いつぶり?
でも好きかも、この時間。
そして筆に墨を染み込ませて書き出すのだが・・・
筆ペンとは全く違ったタッチというか、紙に触れた時の感触が明らかに違う。
柔らかく滑らかでなんとも言えない優しい感触。

字は思うように全く書けない。
文字の太さ墨の滲み具合等、思うようにならずひどい字になっった。
これは難しいぞ!
でも楽しい〜!

墨の色の変化がいい。

まあ、気長に修行しますわ。



摺った墨が余り、落書き・・・

100年後にもしかしたら・・・






万葉文化館繋がりのコメントをいただき、そうそう記事にしていなかったと
先月の写真を引っ張り出します。

先月の半ば、万葉文化館で開催された『万葉集をよむ』講座を受講してきた。
天気が良かったので、歩いて明日香パトロールしながら向かった。



飛鳥寺と甘樫丘




飛鳥の里





一月半ばの
一番梅







青空と竹




万葉文化館正面




昨年の4月から月一回開催され、万葉集の巻7をテーマごとに解説してくれるという講座。

今回のテーマは『譬喩(ひゆ)歌』

初めて受講するが、一回ごとに完結するスタイルなので途中参加でも
内容的には理解できるようになっている。

驚いたのが定員150名の会場に満員だったこと。
そして男性の受講者が多かったこと。6対4、いや7割ぐらいの割合じゃないかな!?
でも居眠りの割合も男性陣が多し。
あちらこちらで船漕いで資料をバサっと落とす殿方目撃笑

この回は解説の首がかなり多く、駆け足で読み解いていった。

何しろ万葉集等より歌そのものが全くの素人なので、聴いているので精一杯。
でも知らないことを学ぶのは面白く、久々に勉強してる〜という感覚だった笑。


1時間半たっぷりの講義後、館内をぶらぶらしたり、先日ひーさんが教えてくれた
とっておきの休憩スポットで、バスの時間まで本を読んだりしてのんびり待った。




ちょっと早めに出てバス停付近に行くと・・・
素晴らしい雲!

バス停前




この辺りは飛鳥板蓋宮があったと伝わる場所付近。
その頃とそんなに景色は変わっていないのでは、と思うほどのどかな風景。
もしくは今の方が静かでのどかなのかも・・・


遠くに金剛山を望む





万葉の人々が詠んだ景色の今を歩く。

飛鳥の里にて。


この記事が参加している募集

散歩日記

この街がすき

いただいたサポートは古道活動に使わせていただき、歩いた記録をお伝えしたいと思っております。よろしければよろしくお願いいたします。