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徒然雲 あけてびっくり烏瓜

大寒、それを実感する寒さ。
昨日の夕方奈良の盆地にも雪が降り始め、もしや大雪に?
と一瞬思ったが、帰宅するころには雪はやんだが冷たい風が吹き付けていた。



ちょうど帰ろうと思った頃に、ひーさんからラインが入り
ひー「近くの酒屋にいるので迎えに行きまーす」と
雲「ワタシがそっちに行きまーす」と返した。

ん?どうしたのかな?と思いながら酒屋で落ち合い車で走りながら話を聞く。
彼女の話を聞き、それで何か気がすむならお安い御用。

と思っていたら
ひー「40過ぎたら一日誰とも喋らないと認知症の確率が上がるんですよ!」と
ひー「これで一応今日の分は消化しました、ありがとうございます」って
雲「・・・・・」

ワタシは1週間誰とも喋らなくても全然平気なのだが・・・
だからボケてきたか?!笑


そんなちょっとおかしなひーさんが、先日の宇陀散歩の時に
ワタシが烏瓜を捕獲しようとしていたら

ひー「知ってます?烏瓜の中身を開けると〇〇が出てくるんですよ」と
雲「ふ〜ん、帰ったら開けてみるわ」


と、それを昨日窓辺に吊るしてある烏瓜を見て思い出し、
カラカラになった烏瓜を一つ選出し開けてみた。



色の付いているコは
まだちょっと勿体無いので・・・



ドライカラスウリ


キミをオープン




そういえば、何が出てくるんだっけ?と実は何だか忘れてた。
開けて見れてみればきっと思い出すと、とりあえずオープン!



パリパリの殻を割ってみると・・・
ギョッ!
なんじゃこりゃ〜!

と一瞬手から放り投げた。
虫が出てきたかと思ったのです。


ひえ〜
なんじゃこりゃ〜!



写メをひーさんに送り、
雲「ちょっとー!!烏瓜開けたらこんなんが出てきたー!」
雲「ちなみに、何が出てくるんだっけ?」
ひー「うちでの小槌ですよ! 」
ひー「種ですよ!」
と写真を送ってくれた。

それはキレイに黒光りした、確かにちっちゃい打ち出の小槌に見える。


種?
ということで、このモサモサの塊を取り出すと細かいツブツブが寄せ集まっていて
ポロポロとほぐすと、その形が・・・


見えるといえば見える?!



大量小槌
願い放題!?
出放題!?



そして全部バラバラにして数えたら・・・
33コのうちでのミニ小槌、いい数字だ!


これだけ小さいとお願いもそこそこのスケールじゃないと出てこないかな?


そういえば打ちでの小槌ってなんでしたっけ?
振れば願いのものが出てくるというぐらいしか・・・

ということで打ち出の小槌

日本昔ばなしでは『一寸法師』御伽草子の一つ)

姫を襲った鬼がこのうちでのこづちを所持しており、一寸法師によって退治された際にこれを落としてゆく。一寸法師は姫に「大きくなれ」とこづちを振ってもらって体を大きくしてもらい、立派な武士として身を立てる結末となっている。

wikipediaより


そうそう、一寸法師に出てました!
これで大きくなったのでした。

一寸法師のほか、日本各地で伝承されている昔話の中では、鬼の所有している宝物として登場するほか、異界を訪問した人物がうちでのこづちをおみやげとして持ち帰り、欲しいものを唱えて振ると願いどおりの物があらわれ長者になったとする展開で登場する。その様子を見ていた隣人がうちでのこづちを借り、欲を出した願いを早口で唱えると誤認されて違うものがあらわれ、痛い目に合うという結末をもつ話も多く存在する

wikipediaより


この小槌からモノが出てくるという話は
「新羅」の、『酉陽雑俎ゆうようざっそ』に登場してくるようで、
そのもとはインドやペルシャに原型がある話が多いということ。
そう、インドといえばあの方の必需品ではございませんか!!



大黒天



なぜ大黒さん(大国主)の持ち物になったかははっきりしていないようだが
南方熊楠は大黒天がガネーシャと習合しで出来るうち本来ガネーシャが持つが変形した可能性があると考察している。
これはなるほど。



打ち出の小槌、宝箱、アラジンの魔法のランプ・・・
振るだけ、摩るだけで願いを叶えてくれるものは色々あるが
その先には必ず落とし穴もある。
そして『そうは問屋は卸さない』というオチが必ずあるわけです。


とわかってもいても・・・33コの小槌・・・

あれとあれ・・・ぐらいはお願いしちゃおうか?笑


30コは余るのでどうぞ皆さまにも!
ご使用の際は自己責任で!笑







追記
さまざまな状況の中で強く逞しく生きている・・・
それを皆さまの記事なりコメントで知り
ワタシも己を奮い立たせしっかり生きようと思う今日この頃・・・なり。


どんなに曇っていても
その向こうには必ず青空が・・・





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