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美しい研

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雲間の「美しい」研究。美しいものばっかりで生きていきたい。それはどういうものがあるだろうか。
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50になっても育つのか

50になっても育つのか

昨年から心を奪われているバレーボール漫画の金字塔「ハイキュー!!」。
いい歳こいて何をそんなに感動しているのか。
原作の絵、会話のテンポ、ニヤっと笑えるツボ、ストーリー、アニメの音、演出、役者の声、あげればキリがないが、やはり核となっているのは「どうしてそんなに成長できるのか」という感動であり疑問だ。

主人公・日向翔陽は「ずば抜けた運動神経とスピードとバネと闘争心」があるけど162.8cmという

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耳が気持ちいい声の世界

耳が気持ちいい声の世界

今年に入りどっぷりハマったバレーボール青春漫画の金字塔「ハイキュー!!」。そもそもハマるきっかけはアニメだった。
オットが先にはまって見ているのを「なんだ、青春運動ものか」と冷めた目で眺めていたのだが、コートに弾け飛ぶ高校生たちの琢磨に、そしてそれを彩る音の世界にいつのまにか魅了されていた。

なかでも主人公・日向翔陽に心を掴まれた。
コミック本全45巻を読むときも、登場人物たちはそれぞれアニメの

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「いいなあ」 の次には 「どうせ」 が来がち

「いいなあ」 の次には 「どうせ」 が来がち

正月から「ハイキュー!!」全45巻、2周読み終わり、3周目は時系列で表に書き出しながら読んでおります。
主人公の日向翔陽が「どんどんできる」ようになっていく物語なのだが、どうして、どういうきっかけで、どういう環境要因があって「できる」ようになっていったのか。ちょっと整理しながら読んでみたいと思ったからだ。

今日読んだ3巻で、チームに復帰した「エース」のスパイクを見た日向は
「いいなあ」
と思う。

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心奪われすぎる

心奪われすぎる

映画をあまり見ない。小説もあまり読まない。
心奪われすぎて実生活に支障がでるからだ。
フィクションだとわかっているのに、その物語が自分の中に入ってくる。
自分を追い出す、というか覆い尽くされて自分がなくなる。

小学生の頃、枕くらい分厚い本を読むのが好きだった。なかなか終わらないから。「モモ」とか「冒険者たち」とか永遠に読んでいたかった。物語の中に住んでいた。現実の生活なんてうっすら人ごとで、どっ

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輝くような茶が淹れてぇ

輝くような茶が淹れてぇ

ここ最近急にアニメ「ハイキュー!」にどっぷりはまりました。
「ハイキュー!」とは→(アニメ公式サイト)
バレーボール青春もの、と言えば分かりよいか。
オットが先にはまり、今年の春ごろから録画して繰り返し見てるのを冷めた目で眺めてたのだが、つい先日横で見ながら
あっ!あの伏線がここでこうなるのか・・・・
あのときの練習で得たあれが、ここでこう爆発するのか・・・
すげえ・・・
という展開に一気に引き込

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軸装/薄紙を継ぐ技 サイエンス伝統工芸カフェ

軸装/薄紙を継ぐ技 サイエンス伝統工芸カフェ

2020年12月12日(土)
「掛け軸ってなに?サイエンス伝統工芸カフェ」を開催しました。

表具という超絶技巧と美しさの風圧にやられた。

雲間に新しくかかった軸を表装してくださったのが
◎美術表装 鬼笙堂
広島県広島市安芸区阿戸町という里山の中にあり、築126年の古民家の蔵を改装した二階建ての表具工房。
そしてそこを含む周辺の場所が、農林自然とアートの一体化・・・「文化」を創り育て伝える拠点

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2020冬の台湾茶が届いた

2020冬の台湾茶が届いた

Teabridgeの浦山さんから冬の台湾茶のサンプルが届いた。

体調の良い、空腹すぎず満腹でもない晴れた日の午前中が、自分の舌がちゃんとしてるタイミングだと思う。

テイスティングのやり方はいろいろある。
大きめの茶碗に茶葉と熱湯をいれて3分とか5分とか長くつけ置き、スプーンで茶液をすする、とか。
するとそのお茶のお育ちとか造りとか、いいとこも悪いところもすべて茶液の中に読み取れる(ようになるら

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