マインドを外したところで存在しているから逆に、マインドを意識することで書くことができる。
“読もう”というよりも、”行こう”という感覚でした。
「行こう」!楽しい場所へ、ここじゃないどこかへ。
自分が登場しないけれど、ものがたりがある美しい場所へ。
本を開くときはいつだってそんな感じでワクワクドキドキした。
(本イコール小説です)
残りのページがたくさんあるときは安心と喜びに包まれていて、残りが少なくなってくると不安でたまらなくなった。
大海原に浮かぶ、大小さまざまな船に、次から次へと飛び乗っていくような気持ちで本とともに生きてきた。
本の役目ってそういうことかな、、とも思う。内容はどうであっても、血が流れても首が跳ね飛んだって、親を殺しても大恋愛しても、全部ウソっこだから大丈夫。
夢を見ているような気持ち。
眠っているときは夢を見て、起きても印象が残ると夢が迫ってきて、起きているときは本を読んで、その印象が夢をつくり、ここではないどこかに行ってきて、さて私の実態はどこ?
意識や無意識や集合意識といっても所詮は意識。
そんなところに本当の存在はないし
存在とは別のところでうごめいているあるものが命。
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