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ゆうちょ銀行「貯蓄預金」って?「通常貯金」とのちがいについて

こんにちは、「住まいとお金のコンサルタント」くみょんです。
今日はちょっとマニアックなゆうちょ銀行「貯蓄預金」について書いてみます。

✅初めて出会ったゆうちょ銀行「貯蓄預金」

私は今、賃貸系の会社で経理業務を一部担当していますが、賃料の振込先登録をしようとしたところ、ゆうちょ銀行の預金種目「貯蓄預金」との記載がありました。

振込先と言えば、普通預金か当座預金。個人の振込先であればほぼ100%「普通預金」しか見たことがありませんでした。以前の勤務先では、フラット35の返済口座でゆうちょ銀行を多く扱っていたのですが、その時も「貯蓄預金」には出会ったことがありませんでした。

いったいなんだろうとググってみると・・・

ゆうちょ銀行通常貯蓄預金とは、

  • 10万円以上残高があれば、通常貯金よりも有利な利子がつく、出し入れ自由な貯金

  • 通常貯金(普通預金)とは別に口座を持つことが可能

  • キャッシュカードを作成すれば、ゆうちょ銀行のATM(現金自動預払機)や提携金融機関のATMで、預入や払戻しが利用可能

預金種別が「貯蓄預金」なだけで、使い勝手としてはそんなに変わらない印象でした。

✅貯蓄預金の注意点(デメリット)

念のため、ゆうちょ銀行担当者に確認すると次のことが分かりました。

  • 貯蓄預金宛に「給与振込」はできない

  • 公共料金の引落やクレジットカードの引落口座としては利用できない

「総合振込」であれば、通常貯金(普通口座)と同じように振り込みができると分かり安心しました。

1つ懸念点もあります。ゆうちょ銀行口座を振込先に指定する場合、記号・番号から下記サイトで口座番号等を確認するのが一般的かと思います。

ただ、この方法では預金種目が「普通(または貯蓄)」と記載されてしまい、実際「記号・番号」だけでは、普通預金なのか、貯蓄預金なのかは判断できないのです。

通帳の見開き部分のコピーをもらうなどして、預金種別を確認する必要があります。私は長いこと上記「記号番号」サイトを利用してきましたが、いつも「普通預金」と入力していました。それで「振り込みができない」なんてこともなかったのです。

「通常貯金」はかなり特殊な口座です、と、ゆうちょ銀行の担当者も言っていました。調べてみると、「通常貯金(普通預金)口座よりも有利な金利が設定されている」とありましたが、現状金利差はありません。(両方とも0.001%!)

金利が変わらないのであれば、そもそも「通常貯金口座」を作成する意味はどこにあるのでしょう?

✅もっと有利な金利の銀行はたくさんある

ネットバンクなどでは、相対的に高い普通預金金利を設けているところがたくさんあります。

例えば、楽天銀行では、楽天証券と連携すると(マネーブリッジ)普通預金金利が通常の100倍である0.1%になります。
このように条件があるケースが多いですが、「貯蓄預金」というマニアックな選択をしなくても、金利の有利な金融機関はもちろんあるのです。

全国の郵便局で利用できる「ゆうちょ銀行」は特に地方や高齢者にとって利便性があるのかもしれません。今回のお客様は、家賃受取用の口座としてわざわざ「貯蓄預金口座」を作成したようです。ゆうちょ銀行でかつ、家賃受取専用の口座を持ちたかった、ということかなと思っています。

ゆうちょ銀行貯蓄預金、かなりマニアック。新しい発見でした。

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