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超高速で理解する古事記

神社好きの方なら一度はこう思った事があるのではないでしょうか!?

神話とか神様の名前とかお手軽に教えてくれる人がいないかな!?って。

だって、神社の御由緒にある神様の名前を見ただけでは、どんなご利益をいただけるのか、検討もつきませんよね?

せっかく観光で神社に立ち寄ったのにとか、せっかく遠方から友達が来て神社に案内するのにとか。日本人ならパパッと理解しておきたいですよね。


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天皇陛下の御即位の時にも感じたのではないでしょうか?

天皇の事とか日本文化についても知りたいけど、ググってみたら何かよくわからない事がたくさん書いてあって、それもどうやら古事記にルーツがありそうだって・・・

そうなんです!

実は古事記とは日本文化のルーツなのです。奈良時代に天皇が編纂を命じた正史です。古事記を読めば天皇とは何か?日本人とは何か?など、様々なことに理解が深まります。


ところがこの古事記って、読みにくいんです!!

神様の名前がたくさん出てきて読みづらい。話が長くて読みづらい。


そんな人のために超高速で理解できる古事記の解説書を作ってみました。御朱印をいただく値段と同じ300円で、神社がもっと楽しくなります。

神社の事に興味がある方や、天皇陛下の御即位に際して日本の事をもっと知ってみたい方はぜひ購入してみてください。



1.古事記には何が書いてある!?

長々しい古事記ですが、大きな構成を理解しましょう。これによって全部読む覚悟ができない人でも、大まかな内容を理解することができます。


1-1.古事記を読む前に知っておくべき大前提

古事記に書かれている事は史実(事実)ではありません。真実です。日本人が信じなければならない、日本の公式ストーリーです。

ちょっと何言ってるかわかんない・・・という感じになりますよね?

これはどういうことかと言うと、正しいかどうかは問題ではなく、古事記に書かれている神話を前提として、神社に神様が祀られ、それを拝む人がいます。

その神社のお祀りを前提として地域のお祀りがあり、国のお祀りがあります。国のお祀りは国民の代表である天皇陛下が行います。そんな大事な大事な日は国民の祝日となるのです。天皇は国の大事な仕事をする人の任命権があったり、諸外国との大事な交流をなさったり。

望むか望まないか・信じるか信じないかは問題ではなく、日本は古事記に書かれたことを今でもルールとして国家を運営しているのです。

古事記が書かれた平安時代は、皇族の間でも争いが絶えませんでした。また、地方豪族もそれぞれの神様を祀っており、信じているものがバラバラ。みんな違う方向を向いている状態だったのです。

そこで古事記を使って国民を思想的にまとめあげ、強い国家を作ることが求められていたのです!


1-2.古事記は3章構成

上巻.日本の始まりと神の世界について
中巻.神と人間の世界について
下巻.人間(天皇)の世界について

つまり、日本という国がどのようにして建国され、どのように現代につながっているのか。日本人のアイデンティティの部分ですね。


1-3.古事記が伝えようとしていること2つ

1.日本人の血統について
2.日本人としての倫理観・道徳観について

この物語を通して大切に語られている事は上の2点です。

このうち2の倫理観・道徳観については、古事記の中に出てくる神話や出来事を熟読しないと身に付きません。

戦前の日本の子供たちはこれを教科書で学んでいた訳ですから、大人になった僕たちが学ぶにはちょっと・・・それを学んだらどんなメリットがあるのかを理解しないと、時間をかけて読む気にはなりませんよね。

そこで、ここまでご紹介した5点を踏まえて古事記の大事なエッセンスだけを抽出しました。

倫理観・道徳観については今回は解説していません。天皇・神社・神の名前について超高速で理解できます。下準備が整ったと思いますので、そろそろ内容に行きましょうか!

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