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LIFE〜かけがいのない人生

 まずは、偉大なる政治家にご冥福をお祈りします。
 法治国家では起こってはならない事件が、この週末を迎えようとする金曜日の真昼に起こってしまいました。
 しかも選挙応援演説中に•••
 個人的には特に支持政党はないのですが、普通選挙前の選挙活動中に、しかも大衆がいる目の前で発生した事件は、この日本では信じられないことです。
 週末はこのニュースで持ちきりですので、大半の方はご存知だと思いますが、支持政党もない私が「偉大なる政治家」と呼ばせていただいたのには、対立にある政党の党首や、国内だけでなく海外のトップたちが、こぞってこの方の死に心痛めているコメントをしていることです。
 政策全てにおいて、全部満点だったとは言えませんが、逆風が吹き荒れる2期目の総理の船出に、閉塞感あふれる日本の未来に希望を与えて経済成長につなげた政策と、働く人たちの賃金を経済界に迫った政策など、今の日本のいしずえを築いた功績はやはり大きかったと思います。
 今回のnoteは、今回の事件から感じた、突然訪れる死に向けて自分たちの人生で何ができるのかということをテーマに書かせていただきます。

▼貯金できない幸せ

 人って悲しいもので、人生がいつまで続けられるのかが、現時点ではわからないのです。先がわからない人生で、お金をいくら貯めたら安心できるのかや、老後のことも心配になったりしますよね。
 もちろん、何年先まで生きられるとわかっただけでも安心できないことも多々あります。例えば、年金問題などの社会保障制度が今後どうなるかや、税制改正などによって、今までのような蓄えを細々と切り崩して生活できるかなど、不安材料が多々あります。
 大抵の大人は、将来のことを考えて、今やりたいことを後回しにして子どもの将来のためにとか、老後の生活のためにとかで、お金を貯め、子どもと一緒にいてあげられる時間でも仕事に充てたりしています。
 果たして、これが人生の幸せになるのでしょうか?
 確かに、お金に困る生活はしたくないのは当然のことです。
 しかし、子どもが成長する中で、その時期しか一緒にいる時間もなく、また、一緒にいて欲しいと思ってもらえる時期もその瞬間しかないのです。
 もちろん、子育てに限った話だけではなく、自分のやりたいことを後回しにしても、後にやりたいことができるとは保証されていないのです。
 今回のような事件などに巻き込まれてしまうと•••
 幸せをその時に使わず貯金ができれば、後回しにすることで利子のついた幸せになればいいですが、現実問題、後回しにした幸せは下手をするとその幸せはつかむことのできないものになってしまうことが往々にして起こり得るのです。

▼幸せは贅沢ぜいたくか?

 子どもの進学資金にとか、子どもの将来のためにお金を貯めることは「善」で、親が自分自身のためにお金を使うことが「悪」かどうか?
 こういうことって、一般家庭でもよくある話ですよね。しかも、自分たちはそれほど思っていなくても、両家の親とかが「子ども(=孫)の進学のために贅沢をしたらダメだ」とか「贅沢するお金があるなら貯金しろ」とか言われたりすることも多いと思いますが、果たしてそうでしょうか?
 もちろん、浪費はよくありませんが、後々に残るもの、カタチの有無に関わらずですが、そういうことにお金を使うことは必要だと思います。
 我慢するにも限界はありますし、戦時中のように「欲しがりません、勝つまでは」的な発想で生活すれば、ストレスも溜まって余計に家庭内がギクシャクするだけです。
 お金を貯めても、自分たちの年収から考えると、最高でどのくらいまでしか貯められないというのはわかるはずです。
 その金額を知ると、ケチケチして家庭不和になるなら、ある程度絞った金額で自分たちの生活の影響がでない範囲で贅沢することもアリではないでしょうか?
 お金だけの話ではなく、時間もそうです。
 時間は無駄遣いというバロメーターがないため、無駄に使ってしまうことは往々にしてありますが、お金を使わずとも時間とアイデアで貴重な時間を過ごすことも可能です。
 もう一度、お金と時間の使い方を見直してみるのもいいと思います。

▼かけがいのない人生だからこそ

 自分の人生の主人公は自分なのです。その主人公が「人生」というストーリーの最高の傑作にできるかどうかは、主人公である「あなた」次第です。
 人生を後戻りすることはできません。ですので、後悔をしてもゲームのように「やり直し」ができないのです。
 だから、「未来」という「ゴール」に向かって、いま何ができるかを考え、行動に移すだけなのです。
 社会で暮らす上で、最低限のルールは守らなければなりません。ルールとは法令で規定されていることと、「モラル」があります。
 このモラルには人道的なものと、慣習や一部の地域や団体などで取り決められているものとがあります。人道的なものは守らなければならないですが、一部の価値観で押し付けるモラルは無意味なものです。その価値観の正当性を主張して万人が納得できれば別ですが、大半の場合は、「昔からそうなっている」とか「ここではそれが当たり前」とか訳のわからない独自ルールを主張するだけなのです。
 話を戻しますが、「ハッピーエンド」を迎えるためのゴールにどう導くか、それが自分の人生の大事なことです。そのために守るべきルールを遵守しながら、一番より良い方法を選んでいく必要があります。
 時には、行こうとする道がブレたり、なかなか明るい未来が見えなくなって諦めたくなる時もあるかもしれません。
 それは誰しもあることで、自分一人だけではついつい迷ってしまいます。だからこそ、人は一人では生きていけない動物なんでしょうね。

▼なりわいテーブルがめざすもの

 今回、3回目となる「なりわいテーブル」を8月20日(土)から10月1日(土)までの計5回で開催させていただくことになりました。
 今回は過去2回と異なり、「楽」して小商いをするのではなく、「楽しく」小商いを続けていくことをコミットすることを前提としたため、前回までとは違って、本格的なビジネスカリキュラムを盛り込んでいます。
 元々のコンセプトである「やりたいこと 楽しいこと 無理なく ビジネスはじめましょ!」は変更していませんが、「無理なく」というところが誤解を招いているのではと感じていたところもあり、もう少し「ビジネス」のテイストを入れた方がいいのでは?との意見も取り入れながら、この3月31日に女性創業支援ネットワーク「レディゴープロジェクト」を締結した団体の中で、岸和田市で創業支援などのビジネスサポートをされている「岸和田ビジネスサポートセンター(略称:Kishi-Biz(岸ビス))のセンター長の岩橋いわはし 宏幸ひろゆきさんをお招きしてビジネスの専門分野のお話をしていただきます。

 それと、最終回のプレゼン大会のコメンターとして、またその後の講演会でのレクチャーとしてお招きしていますのが、埼玉県草加市で子連れで働ける「シェアアトリエつなぐば」を運営している松村まつむら 美乃里みのりさんです。

 3回目となる今回の「なりわいテーブル」ですが、過去2回から引き継げるところは引き継いで、ブラッシュアップするところはブラッシュアップしています。
 もちろん、なりわいテーブルの受講修了者から好評を得ている、自分だけでなくみんなと一緒に作り上げるビジネスも引き続きカリキュラムに盛り込んでいて、自分一人では生まれてこなかったアイデアから自分のやりたいことの可能性を広げていくお手伝いもさせていただきます。
 また、受講修了した後も引き続き、自分のやりたいことを楽しく続けられるようにサポートしていきますので、ぜひご参加ください!

なりわいテーブル#3チラシ表面
なりわいテーブル#3裏面
※画像をクリックしていただくと申込サイトに移動します。

▼ママが輝くと家族もシアワセに、そして•••

 第1回の「なりわいテーブル」でレクチャーしていただいた中根なかね 利枝りえさんが、別の時に開催した、まちづくり講演会にお招きした時に講演の中でお話しされていた次のフレーズで印象に残っています。

ママが輝くと
家族もしあわせに
地域もしあわせに

「公民連携エリア再生プロジェクト第2回まちづくり講演会@泉佐野」での中根利枝さんの講演から引用

 ママが子どもや家族に気を遣って、自分らしく暮らしていないのは、家族にとっても不幸だと思いますし、家族が不幸だとその地域にも不幸が伝染してしまう気がしています。
 自分だけが幸せである社会は誰かを不幸にしているだけで、誰かの幸せの上に立つ幸せは地域を良くしませんが、自分だけの幸せを願うのではなく、みんなが幸せになれる意識こそ大事なことだと思います。
 その上で、ママだけでなく、パパも自分らしく暮らせて、そしてその親の姿を見て幸せを感じる家族がいるだけで地域はよくなっていくと思います。
 地域が幸せになれば、その周辺の地域に波及し、そして自治体や国まで幸せにすることができるのではないのかなと思います。
 亡くなられた政治家の方が国政であれだけの成果をあげられたのは、奥様の存在があったからとも一部では報道されています。
 家族が幸せで暮らせること、それが至福の時なのかもしれませんね。

 かけがいのない人生だからこそ、有意義な時間を大切に過ごし、最後まで幸せを感じて人生を全うしたいですよね。


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