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カーコラム「TA16・TA17型初代カリーナの想い出」

 「決まってるね! チバちゃん!」でお馴染みの " 足のいい奴 " TA16、TA17型初代カリーナ。

 TA22型セリカとシャシーを共有するカリーナは、トヨタのお家芸とも言える「マルチプラットホーム」の元祖的存在のクルマで、ホイールベース2400mmのボディは、直進性とハンドリングのバランスに優れたトップレベルのシャシー性能を誇った。

 その中でも2T-G、18R-Gを搭載した「GT」モデルは、まさに「羊の皮を被った狼」。当時の走り屋にとってはまさに羨望の的だった。

 乗ってみるとわかるが、本当にGood Balanceのクルマで、操縦性も素直でしかも高速道路での直進性もビタっと安定している。

 ホイールベースとトレッドとのバランスが絶妙なシャシーに、フロント、マクファーソン・ストラット、リヤ、4リンクリジッドのシンプルだか追従性の高いサスペンションを採用しているのだから、その走りは推して知るべし。

 無論、高性能ツインカムユニットである2T-G、18R-Gを搭載したモデルは、超ホットだった。

 高速での長距離移動から箱根のワインディングまでオールマイティにこなせてしまうポテンシャルの高かさは、動力性能もさることながら、やはり優れたシャシー性能に依るところが大きい。

 今でも思い出深い大好きなクルマの一台であり、チャンスがあればもう一度所有してみたいクルマである。


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