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バッカスの憂鬱「久しぶりにボルドー "Château Les Hautes Agrieres(シャトー・レ・ゾ・アグリエール)」

 ジャン=リュック・プトー氏は1976年フランスソムリエコンテスト優勝後、1983年世界ソムリエコンテストで優勝し初代世界最優秀ソムリエとなる。1976~84年パリ「ラ・マレ」シェフソムリエ。1985年からは毎年訪日し、日本の食生活や嗜好も熟知しており、2003年には北海道名誉フードアドバイザーに就任している。

 Château Les Hautes Agrieres(シャトー・レ・ゾ・アグリエール)は世界ソムリエコンクール初代優勝者であるジャン=リュック・プトー氏がシャトーを訪問し、葡萄や土壌、ワイン設備をその目で確かめ、特に優れたワインだけを厳選したセレクションの一本である。

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 ボルドーのプルミエール・コート・ド・ブライユ(現ブライユ・コート・ド・ボルドー)の赤ワインであるChâteau Les Hautes Agrieres(シャトー・レ・ゾ・アグリエール)、セパージュは当然の如くメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンというボルドーブレンド。まさに王道である。

 ちなみに、プルミエール・コート・ド・ブライユ(現ブライユ・コート・ド・ボルドー)は、ジロンド河右岸に位置する最良の赤ワインを産出するアペラシオンの1つである。

 開栓後のファーストアタックは木苺、カシス、ブラックベリーのようなフルーティーな香り。含めばしなやかで、まるく、深いタンニンの味わい。上質なボルドーらしく、酸とタンニンのバランスのとれた飲み口のよいワインである。


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